ASUS Chromebook 選び方

ヒットモデル ASUS Chromebook C223NAは現時点ではおすすめできない理由

2021-05-27

2万円という価格もありASUS Chromebook C223NAが売れているようです。せっかくChromebookが盛り上がっているところに水を差すようですが、ASUS Chromebook C223NAは現時点ではおすすめではありません。

その理由とおすすめなモデルについて書いておきたいと思います。

「Chromebookは低スペックな構成でもサクサク動作するPC」という表現は誤解を生む可能性も

Chromebookは比較的低スペックな構成でもサクサク動作するPCとして紹介されることが多く、私自身も何度も過去記事で書いています。確かにこれは間違いではありません。Chrome OSが軽いためWindowsを動かすには力不足なCeleron系統のCPUでもChromebookを快適に動作させることは可能です。

ただ忘れてはならないのは「低スペックのCPU」が指すものが月日とともに変化しているということ。ASUS Chromebook C223NAについて言えばCPUにCeleron N3350を積んでいます。2018年9月の発売当時はこれが「低スペックのCPU」であったことは間違いありません。

しかしながら2021年5月の段階では「低スペックのCPU」はCeleron N4020程度のものを指します。かつて「低スペックのCPU」であったCeleron N3350は現段階の基準でみると低スペックとも呼べない、それ以下のシロモノです。そんなN3350のCinebench R15のスコアは以下の通り。Celeron N3350はCeleron N4020のおよそ6割程度の性能に留まっています(どちらも2コア2スレッド)。

CPUCeleron N3350Celeron N4020
発売時期Q3/2016Q4/2019
Cinebench R15 (シングルコア)48(64%)75(100%)
Cinebench R15 (マルチコア)89(62%)144(100%)

手持ちのほかのChromebook、例えばCeleron 3855Uを搭載したAcer Chromebook for Work 14はinebench R15のスコアが68/127で、まあまあ快適に動作します。私の所有しているChromebookにはCPUにIntel Celeron N3050(36/67)を積んだDell Chromebook 3189もありますが、買った当時は快適に動作していたにも関わらず、現在はラグが酷く、動作困難という感じになってしまいました。

CPU Cinebench R15 chart
Cinebench R15 ベンチマークスコア


Intel Core i3 10110U(2コア4スレッド)は現行のハイエンドモデルHP Chromebook x360 14cに搭載されているもの。文句なしの性能ですが、グラフもをれを示しています

進化するChrome OS

鶏が先か卵が先かという話になりますが、CPUのグレードが上がるのと時を同じくしてChrome OSで出来ることが少しずつ増えています。

特に最近はAndroidスマホとの連携を強化するべく大きな機能追加がありました。

買った当時は快適に動作していたDell Chromebook 3189が最近動作困難になってきたことから推測するに、Chrome OSも以前と比べると少しパワーが必要になっている可能性があります。現在のスタンダードであるCeleron N4020であれば多少負荷を上げても、性能が底上げされている分、動作の快適性は以前と変わらないという考えなのだと思います。

ASUS Chromebook C223NAは自動更新ポリシーが2024年6月までというのもおすすめしずらい理由の1つですが、単純なパワー不足が懸念されるというのが最大の理由です。どっちにせよ「Chromebookは低スペックな構成でもサクサク動作するPC」=「Celeron N3050のChromebookもサクサク動く」と考えるのは誤り。

尤も私はASUS Chromebook C223NAを所有している訳ではなく、どの程度を快適と感じるかは主観的な問題なので一概に何とも言えないところではあります。ただASUS Chromebook C223NAを選んだ時に「アレ?Chromebookイマイチだな…」と感じてしまう可能性は否定できない。

もちろん動作しないわけではないですし、ライトな使い方ならそれなりに動作するものだと思いますが、それでも買う場合はこの辺りのリスクは十分承知しておくべきだと思います。

同じ11.6インチ型の代替案をいくつか紹介しておきます。

Acer Chromebook CB311-9H-A14P


CPURAMストレージ
Celeron N40204GB64GB(eMMC)

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CPUにCeleron N4020を採用。RAM 4GB、ストレージ 64GBと向こう3年くらいは安心して使えそうなモデルです。日本語キーボードなので若干キーが狭い可能性があります。

Lenovo Chromebook IdeaPad Slim350i


CPURAMストレージ
Celeron N40204GB32GB(eMMC)

Amazonでチェック

同じくCeleron N4020を採用。ストレージが32GBです。性能はAcer Chromebook CB311-9H-A14Pと変わりないのであとは見た目の好み次第です。

まとめ

販売からかなり時期が経ったので細々売れている程度かと思っていたASUS Chromebook C223NAですが、どこかのサイトでPC売り上げトップ10に唯一ランクインしているChromebookと知りびっくり。そこまで売れているということは価格に釣られた人が多いと考えられるので今回の記事を書く運びになりました。

なお14インチのASUS Chromebook C423NAも現在破格の¥23,980ですが、同様の理由であまりおすすめはしがたい。一万円程度の価格差は大きいですが、毎日使うものなら少し頑張ってみた方がよい結果になると思います。

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