2018年Chromebook情勢を振り返る|Chrome通信 Chromebookを独自の視点で紹介します

2018年Chromebook情勢を振り返る

2018-12-27 | By ともぞう
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今年最後の記事、Chromebook情勢を振り返る【2018年バージョン】です。

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目次

プレミアムモデルが豊作

Pixelbookが市場から好意的に受け入れられたためか、今年は特に年末にかけて、各社こぞってプレミアムモデルを発売。以前も紹介したAcer Chromebook Spin、Dell Inspiron Chromebook 14、hp Chromebook X360、Lenovo Yoga Chromebookなど。今のところ各社自社HPから販売している状況です。こういったプレミアムモデルを欲しい方は、スピアネットなど輸入代行に頼ることになると思います。

acer spin

新世代プレミアムモデルの筆頭、acer Spin。

全体の傾向を見ると、CPUパワーの上昇と、本体の大型化が顕著です。1世代前のプレミアムモデルといえばPixelbook、ASUS Chromebook C302、Samsung Chromebook Proですが、これらはすべて12.5インチ程度。個人的には大きさと携帯性のバランスが取れているサイズだと思いますが、上記モデルは14インチ~15.6インチと巨大化。

巨大モデルは前からAcerなどが製品化していましたが、パワーがそこそこのクラムシェルモデルだったのに対し、大きなディスプレイを備えたフリップタイプモデルも登場しています。特に、Lenovo Yoga Chromebookなどは15.6インチのフリップタイプと圧巻の存在感を放っています。

lenovo-yoga chromebook

lenovo yoga chromebook。15.6インチの圧倒的サイズ。

ここはアメリカ人の魂である「デカいことはいいことだ」精神が炸裂したという感じです。アメリカ人からすれば、1.6キロくらいまでは、携帯性がよい部類に入るそうです。まあアメリカ人は通勤で車を運転する人が大半なので、軽量化に対するニーズは日本人と比べて、あまりない。

小さいラップトップで作業しているアメリカ人は、たいてい窮屈そうにしているので、デカいモデルは大人向けと言えます。これはある意味、Chromebookの目標がこれまでの教育市場(子供)から、一般消費者向け(大人)市場にも拡大・浸透しつつあるということだと思います。

エントリーモデル市場では圧倒的にAcer優位かつ、マージンも小さそうなので、マージンの大きい(と思われる)上級モデルを、一般消費者向けに投入するというのは理解できる自然な流れ。注視していきたい。

HP-x360

Chromebookとしては初の2-in-1、HP-x360

2-in-1タイプ、タブレットタイプの登場

従来はフリップタイプかクラムシェルタイプか、それが問題として突き付けられている、といった状況でしたが、今年に入り、hp Chromebook x2、hp Chromebook x360の2-in-1タイプのほか、Chromebookでは初のタブレットタイプとなるChromebook Tab 10、さらにプレミアムモデルのPixel Slateも発売。もっとも、タブレットタイプのものは、Pixelbook-Cとして何年か前に発売していたことがあるのですが、Chrome OSでなくAndroid OSを採用するという謎スペックだったため、ほとんど話題とならずに消えていきました。

とりわけ注目したいのが、acer Chromebook Tab 10。


タブレットの存在意義は、結局のところ、電子書籍リーダーである、というのが私の考えですが、acer Chromebook Tab 10はChrome OSを採用しているため、電子書籍リーダーだけでなく、色々な場面で活躍できそうな可能性を秘めています。

iPadもキーボードをつけることができますが、OS自体にポインターという概念がないので、タッチ操作に頼らざるを得ず、いちいちキーボードから手を離さないといけないことに加え、デュアディスプレイでの作業が出来ない等、やはり、普通のPCと比較すると不便です。多少なりともまともな作業をするなら、ラップトップが絶対的に便利です。

その点、acer Chromebook Tab 10はPCなので、bluetoothでマウス・キーボードを接続すると、通常のPCとして使える点が魅力的です。電車内ではタブレット(電子書籍リーダー)として使い、出先ではマウス・キーボードコンボで作業したり、あるいは付属のペンでメモを取るなど、使い方無限大。Pixel Slateが上位互換的な存在なので、入手可能ならそれに越したことはないのですが、最低$599~なので、やや経済的ハードルが高いうえ、今のところ入手が困難な状況です。いつかは欲しいところです。

2018年10月に発表された、Pixel Slate。

クラムシェルモデル、一つの到達点

クラムシェルのエントリーモデルは、各モデルがこぞって出していますが、やはり教育市場向けなので、頑丈さを重視して武骨なデザイン(分厚くて重い&ディスプレイもしょぼい)であるものが多く、あまり食指が動かなかったのですが、そこへ出てきたASUS Chromebook C223

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11.6インチですが、洗練されたデザインと、1kgを切る重量が魅力的な、良モデルです。

携帯性・実用性があり、価格にして$229という圧倒的コストパフォーマンス。まさに、エントリーモデルとしてうってつけのモデルです。クラムシェルとしては完成された感のある、このモデル。この方向性で、今後も軽量化を進めてほしいものです。

2019.2.22
ASUS Chromebook C223はASUS日本法人からも発売されています。

その他、良モデル

締めくくりとして、上記で挙げたもの以外の、現時点でのベストバイ的なモデルをいくつか紹介したいと思います。まず、アプリを使いたい、という方であれば、やはり外せないのがASUS Chromebook Flip C101PA

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10.1型というやや特殊なサイズなのですが、これがタブレットにしたときに、ちょうど良い。比較的安価ながら、最新機能がいち早く搭載されるモデルでもあり、ライトに使いたいという方にはおすすめのモデルです。我が家では長男(小3)と妻が愛用しています。

続いて全部入りの良モデル、ASUS Chromebook C302CA

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12.5インチのフリップタイプで、重量1.2㎏、薄さ13.7㎜、バッテリー持続時間10時間と非の打ち所がないモデル。経済的余裕がある方であれば、これを選べば間違いないでしょう。価格はずっと$400台後半で落ち着いています。

日本法人発売モデルはこちらから。
C302

最後に私の一押し、Acer Chromebook for Work 14。ちょっと入手が難しくなってきましたが、まだギリセーフ。

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上位機種もありますが、一番下位モデルだと$200ちょいです。天蓋に高級感抜群の「ゴリラグラス」を採用し、極狭ベゼルを搭載することにより、ディスプレイサイズ14インチ、本体サイズ13.3インチ相当を実現した、良モデルです。バッテリー持ち12時間という点のほか、私にとって一番大切な「耐水性」のあるモデルです。「耐水性」とは、PCに水をこぼしても大丈夫な性能。300mlまでは大丈夫とのこと。

高級感あふれる天蓋

高級感あふれる天蓋

薄暗い部屋で酒を飲みながらPCを使っていると、手を伸ばした時にグラスを倒し、ビールやハイボールをこぼしがちな私。それでダメにしたPCもありますが、Acer Chromebook for Work 14を使い出してからは、その不安から解放されました。実際、グラスを倒してビールを2度ほどぶっかけてしまいましたが、全く問題なし。キーボード部分に底につながるトンネルがあり、そこから排水される仕組みです。

この「耐水性」のあるモデルは物凄く限られており、このモデルの他にはacerの教育向けモデルに搭載されている程度。性能は問題がなく、オクタン値は15,000程度ですが、動画タブを5,6個開いても、まったくラグがありません。やや発売から時間がたっていることもあり、海外含めスルーされがちなモデル。Chromebookをやや使い慣れた人や、酒やコーヒーをこぼす、うっかりさんにはおすすめのモデルです。

ベゼルの狭さに刮目セヨ

総括

GoogleがGoogle MapでJavaSriptの可能性を示して以降、ウェブアプリがどんどん発展し、それに伴って使い勝手がますます向上しているChromebook。

去年末はもうあまり進化の余地がないかな、などと思っていましたが、今年はまさかの巨大化が進み、出る出る、と言われながらなかなか出なかった2-in-1やタブレット版が出てきて、ますます今後が楽しみな展開になってきました。というわけで、来年も宜しくお願い致します。

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Chromebookの設定や使い方についてはこちらを参照|初めてのChromebook



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