耐久性に優れたフリップタイプのChromebookまとめ
妻の使っていたASUS Chromebook C100PAが物理的に故障。度重なる落下によく耐えた方だと思いますが、ディスプレイと天板をつなぐヒンジ部分が割れた(分解して発覚)せいで、ディスプレイが外れ、修理を試みているところでガラスが割れました。
前置きが長くなりましたが、今度は耐久性に優れたChromebookにしようと決意。妻はアンドロイドアプリ(主にゲーム)をよく使うので、タッチ対応のフリップモデルがマスト。ということで、耐久性に優れた、フリップタイプのChromebookを調査することにしました。
ASUS Chromebook Flip C213SA-YS02
一台目の適格機はASUS Chromebook Flip C213SA-YS02。
- 11.6インチのタッチ対応ディスプレイ(解像度1366×768)
- Celeron N3350(PassMarkベンチマーク:1,106)
- RAM 4GB(DDR4)
- ストレージ32GB
- 重量:約1.22kg
- バッテリー持続時間:12時間
- 参考価格$328~
アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリアしたモデルで、PCに無頓着な妻の乱暴な使い方にも十分耐えうるモデルです。
アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)ですが、耐衝撃性・耐落下性、防水、耐振動だけでなく、過酷な気候での使用や急激な温度変化、一定時間の太陽光照射耐性、湿度耐性など、軍での使用を想定したもので、まず通常の使い方では壊れないと言われているものです。これで壊れたら諦めもつくというものです。
厚さ約20mm、重さ1.22kgと、ヘビーディーモデルとしては軽い部類。他のモデルは1.5㎏が標準というイメージです。このカテゴリーではベストモデルと言えそうです。お値段は$328~。
【追記】ASUS Chromebook Flip C214MA
現在、後継機版のASUS Chromebook Flip C214MAが販売中なので、こちらがおすすめ。お値段は大体同じですが、CPUがN4000にパワーアップ。見た目も洗練され、重量も約1.17kgと軽量化されています。
Lenovo Chromebook 300e
続いて、LenovoのEducationモデルLenovo Chromebook 300e。
- 11.6インチのタッチ対応ディスプレイ(解像度1366×768)
- プロセッサ:MediaTek 8173C
- RAM 4GB(DDR3)
- ストレージ32GB
- 重量:約1.35kg
- バッテリー持続時間:10時間
- 参考価格$294~
こちらのモデルも、MIL-STD-810Gに準拠。CPUがMediaTek 8173Cとやや時代遅れの産物ですが、調べたところそんなに悪くない。妻のライトな事務作業&アンドロイドアプリ程度なら問題はなさそうです。
厚さは約20mmとASUS Chromebook Flip C213SA-YS02並み。それ以外のスペックは下位互換といったところですが、お値段が$294~と、やや下がり目。
Dell Chromebook 11 3189 T8TJG
最後はDell。
こちらはMIL-STD-810Gに関しての言及がないのですが、耐落下性、防滴仕様などを謳っているので問題はなさそうです。Dellは特に頑丈というイメージがあります。スペックは
- 11.6インチのタッチ対応ディスプレイ(解像度1366×768)
- Celeron N3060(PassMarkベンチマーク:991)
- RAM 4GB(DDR3)
- ストレージ64GB
- 重量:約1.32kg
- バッテリー持続時間:10時間
- 参考価格$376~
ストレージが64GBですが、値段は高めです。
Certified Refurbishなら$260程度。
参考:Acer Chromebook Spin 11
こちらのモデルに関しては、消費者向けモデルと、教育市場向けモデルが存在。Celeron N3350、RAM 4GB(DDR4)、ストレージが32GBで、IPSディスプレイかつスタイラスペン付属という好モデルなのですが、防滴仕様ではあるものの、耐落下性が保証されていないので、今回は除外。日本アマゾンなら教育市場向けモデルが販売されています。
まとめ
今までスルーしてきた教育市場向けモデルですが、改めて調べると、耐久性のあるモデルはそれなりに存在するものの、耐久性のあるフリップタイプとなると、選択肢が限られてきます。フリップタイプは正直エンターテインメント用なので、予算が重要な教育現場には、求められていないということでしょう。小学生でも普通にクラムシェルPCを使いこなすアメリカ教育現場では、タブレットモードは不要。
話がそれましたが、調べた結果はどれも似たり寄ったりのスペックで、後は予算と好み次第。全体的に、特にCPUのスペックは低めですが、私が愛用していたCB-111(CPU N2840、PassMark:1,004、RAM 2GB)でも、特に不満を感じたことがないので、普通の使い方をするなら問題ないと思います。タブを10個以上開きつつデュアル・ディスプレイでAmazonビデオやNetflixの動画を見る、といった使い方にすると、ちょっと荷が重いかもしれない、というレベル。出来ると思いますが。推移を見守りつつ、Certified Refurbishの出品を狙っていこうと思います。
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