実機レビュー

コンバーチブルタイプの小さなChromebook「ASUS Chromebook Flip C100PA」を実機レビュー

2016年8月15日

ASUS-Chromebook-C101PA テントスタイル

先日購入した10.1インチのディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプのChromebook、「ASUS Chromebook C100PA」の実機レビューです。

ASUS Chromebook Flip C100PA 外観

まずASUS Chromebook Flip C100PAのボディですが、ディスプレイ部分以外はすべてアルミ合金製。天板部・底とキーボード部分で質感が少し違います。

天板部はマット仕上げで手触りはスムーズ。質感、見た目・手触り共にマックのようです。

キーボード部分はやや光沢のあるアルミ。こちらは縦の線が走っています。また、キーボード部分はキラッとしたアルミで縁取られています。プレミアム感もありとても良いです。

ASUS Chromebook Flip C100PA ディスプレイ

ASUS Chromebook Flip C100PAのディスプレイは10.1インチでタッチ操作対応、光沢仕上げのIPSディスプレイです。

描写は美しく、TN液晶と比べると違いは明らか。明るさも申し分ありません。解像度は1280x800ドット。10.1サイズということを勘案すると、これがベストなのかも知れません。

ASUS Chromebook Flip C100PAのディスプレイをiPad第5世代と比較してみたところ、ディスプレイサイズはほぼ同じ。

また、デフォルトの解像度で両方のデバイスに同じ画像を表示させ、明るさを最大にして比べてみたところ、ぱっと見ほぼ同じなのですが、細部を拡大してよーく見るとほんの僅かの差でiPad第5世代の方が僅かに明るく、細部の再現性は高いようです。

次にChromebook側で設定からディスプレイの解像度を1280×800から1440×900に変えてみたところ、細部の表現は「ASUS Chromebook C100PA」の方が良いという結果に。

ただ4K画像を拡大してよく見比べた場合にのみ、ほんの僅かな差が生まれるという程度の違いしかないので、ほぼiPadのディスプレイと同じようなものと見て問題ないと思います。

ASUS Chromebook Flip C100PA キーボードとタッチパッド

キーボードのサイズは標準的な11.6インチモデルのAcer Chromebook CB3-111と比べてエンターキーなど含めほんのわずか、0.1ミリ単位で「ASUS Chromebook C100PA」の方が小さい。ですがこちらの方が打ちやすい!

これは意外ですが、キーピッチがASUS Chromebook C100PAの方が長い上、キーに適度な重さがあるのが奏功しているようです。この打ち易さは今まで体験したどのノートPCにもないものです。ここまで書いておいてタイプミスなく自分のスピードで快適にタイプできています。

次にタッチパッドですが、素材は金属製で指の滑りは極めてスムーズ。

反応もすこぶる良好で言うことありません。タッチパッド自体は他のPCに比べ若干小さめですが、特に問題や違和感なし。

指摘されなければ分からないレベルで指摘されてもそれがなにか?というレベル。

また、Chromebook全体に言えることかもしれませんがタイピング中にタッチパッドが干渉することは未だほぼありません。

ASUS Chromebook Flip C100PA 性能

CPUはロックチップ製、RAM 4GBですが動きはサクサク。YouTubeへのアクセスなども早いです。

タブを開きまくったらどうなるか分かりかねますが、普通に使う分には全く問題なさそうです。

スピーカーはキーボードの裏側についていますが、性能はまあお察し。

本格的に動画を見たりするならBluetoothスピーカーなどを接続した方がいいと思います。TaoTronicsのBluetoothスピーカーを試したところ、スムーズに動作しました。

ASUS Chromebook Flip C100PA 入出力端子

入出力端子は本体左側に充電ポート、電源ボタンと音量調整ボタン。タブレットモードで使う時の利便性を考えた配置になっています。

右側にmicro SDカードスロット、USB Type-Aポート x2、micro HDMIケーブルスロットとヘッドフォンジャック。micro SDカードは64GBのものまでサポートしているようです。カードは本体に完全に収まります。

ASUS Chromebook Flip C100PA バッテリ持続時間

カタログスペックは9時間となってますが、フル充電したところ残り時間「8時間54分」とほぼカタログスペック通りとなりました。

またアダプターも小型・軽量。重さはコード込みで100g。本体サイズは約890gなので、本体とアダプタを持っていっても1kgを切るように設計されたものと思われます。持ち運びの利便性は抜群。

ASUS-Chromebook-C101PA アダプタ
アダプタの重さは100g

Chromebook C100PA 実機レビュー総括

プレミアム感を保ちつつ、3万円を少し切るという低価格化を実現したASUS Chromebook Flip C100PA。Google Playストアの実装に伴いAndroidアプリが動かせるようになり最高に遊べるデバイスになりました。

ディスプレイサイズ10.1インチという点については評価が分かれるかも知れません。ノートPCとして考えた場合はやや小さいとも言えますし、タブレットとして考えた時は必要十分な大きさと言えるからです。もし、ゲームや動画視聴をメインの用途で考える人やメール・ブラウジングが出来れば十分という(私の妻のような)主婦の方には現時点でどのPCよりも良い選択肢だと思います。

また、出先でPCを使う人にもおすすめです。なにせアダプター込みで重さ1kgを切るPCは、なかなかないでしょう。

バッテリー込みで~と書きましたが、9時間くらい持つので、アダプターはよほどでない限り不要です。

さらにフリップタイプでタッチ対応なので、打ち合わせで資料を提示するにも便利です。実際にそういうシーンがあり、その時は妻のために買ったコイツをちょっと拝借しました。

逆に、据え置きメインで考えるならこのデバイスの長所はあまり発揮されないかも。それならばAcer Chromebook R13など、若干重くても画面のデカい他のChromebookでいいじゃないかとも思います。

※現在は販売が終了しているASUS Chromebook Flip C100PAではなく、国内でも販売されている着脱式キーボード付属のタブレット型ChromebookLenovo IdeaPad Duet Chromebookがおすすめです。

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ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他にブログ『初心者による初心者の為のウイスキーの話など。』や『OLD ROOKIE』を運営しています。

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