Acer製11.6インチクラムシェルタイプのChromebook 「Acer Chromebook CB3-111」を購入したのでレビューします。
Acer Chromebook CB3-111 (C670) 開封
Acer Chromebook CB3-111の本体はスベスベした肌触りのプラスチック製です。
ややチープですが、その分重量は軽いです。カタログ写真通りといった印象です。
Chromebookでマウスやキーボードなどの周辺機器はすべて使えました
手持ちの古いマウスが使えるか一抹の不安はありましたが、USBに挿すだけで普通に使えました。特に設定は不要です。
背面のHDMIポートにケーブルを差すことで外部ディスプレイへ出力出来ました。外部ディスプレイへのミラーリングと画面拡張、両方に対応しています。切り替えはキーボードショートカットで。
ちなみにミラーリング時はカバーを閉じてもスリープにならない仕組みになっています。
液晶画面の質感
Acer Chromebook CB3-111は11.6インチということもあり、解像度は1366×768ドットで、液晶方式はTNです。TN方式は映り込みがなく高速描写でもブレないのが強みですが、やや明るさや色味に欠けることがあり、海外レビューなどでは欠点として挙げられるポイントですが、私は全く気になりませんでした。
明るさも十分。私は明るさ7割程度で使っています。液晶自体は4年前のノートPCの液晶と当程度か上。
最新PCやYoga、RetinaのiPadなどと比べると見劣りしますが、普通の液晶としては及第点という感じです。
ただ、視野角が非常に狭くディスプレイの角度調整が必要。これはマイナスポイントです。
初めてのChromebook キーボード タッチパッドの使用感
本体が小さいため、キーのサイズ、キーピッチはやや小さいですが許容範囲です。まあそのうち慣れると思います。
キーの沈み込みは浅め。音も静かです。

日本語入力はシフト+ALT、もしくはCTL+スペースバーで。半角英語変換は[サーチキー+0](F10ボタンに対応)でできる私は常に日本語入力で使用しています。
タッチパッドも及第点。ボタンはありませんが、指一本タップで左クリック。指二本タップで右クリックとなっています。その他、
- 2本指を上下に動かすと画面が上下にスクロール
- 2本指を 左右に動かすとページを戻る・進む
- 3つ指でリンクをタップするとリンクを新しいページで開く
- 3つ指でブックマークのフォルダをタップすると、中のリンクを全て開く
- 3つ指でタブをタッチするとタブを閉じる
- 3つ指でタブをスワイプするとタブ移動
- 4本指で上下にスワイプすると開いているウィンドウを表示
と便利に使えます。
外付けのストレージは普通に使用可能
外付けハードディスクドライブ、USBメモリ、SDカードも差しただけで認識され、全く問題なし。
写真を入れたSDカードを挿すとファイルマネージャが開き、Google Photoと同期するかどうか聞いてきました。ただSDカードは本体に完全に入る訳でなく、半分ほど飛び出してしまいます。



SDカードはSDXC形式に対応していました
動画の再生について
外付けハードディスクドライブ内に入れた[.avi]形式の動画は問題なく再生しましたが、ファイルによっては見れないものもありました。拡張機能で対応可能ですが、いつかデフォルトで対応することを願います。
一方、mp4ファイルに関しては全て全く問題ありませんでした。
なお、複数の動画を再生するときは画面左の方をクリックで一つ前の動画、右の方をクリックで次の動画へ。「↑」ボタンで少し巻き戻し「↓」ボタンで少し進むという操作が出来ることを最近発見。また、[J]で10秒戻し、[k]で一時停止(スペースバーでも可)、[l]で10秒送りです。
YouTube、GYAOやTverなど各種オンライン動画サービスの視聴も問題ありませんでした。
参考記事
ネットワーク周りと電源
Bluetooth 4.0に加え、Wifiはa/g/acに対応。Bluetooth機器も問題なく使用可能でした。
Chromebookのバッテリー
Chromebook CB3-111-C670を購入してから丸1週間、毎日Chromebookを使い続けてきましたが充電したのは2回。それも一回目は80%くらいの状態から、2回目は20%の状態から。今日の時点でまだ30%ほど残っています。バッテリ持続時間は公称で8.5時間とありますが、実際のところは8時間程度かも知れません。ただ作業の負荷や液晶の明るさ設定でバッテリー持ちは当然変わってきます。
バッテリー持続時間は右下のメニューをクリックすると表示されますが、一定時間ごとにアップデートされます。動画なんかを見た後ではバッテリー持続時間が短くなっているが動画視聴をやめてしばらくするとバッテリー持続時間が長くなる、など。なので「バッテリー持続時間」はあまりあてになりません。同じところに表示される「残り充電量」で判断しましょう。
また、1週間で2回しか充電していないということに関してですが、一因はスリープモードの手軽さ。Chromebookは天板を閉じると自動的にスリープモードへ移行します。天板を開けると自動的にスリープモードから瞬時に復旧。天板を開けきる頃には復旧してますので、スリープモードに関してはノーストレスです。当然ですが、スリープモードにしている間はバッテリー消費は微弱なものになります。
買う前はバッテリー持続時間10時間モデルのものにしようかと悩みましたが、今のところ何不自由なく使えています。完全にバッテリーが切れた状態からだとフル充電まで一時間半程度です。iPadなどと違って充電をしながら使ってもモリモリ回復していくので、この点はストレスがありません。
『Acer Chromebook CB3-111 (C670)』実機レビュー まとめ
まだまだ使い始めたばかりですが、軽くサクサク動くAcer Chromebook CB3-111。気に入りました。これから色々試していこうと思いますが質問やこれを試してほしいということがあればコメント下さい。
※現在は販売が終了しているAcer Chromebook CB3-111ではなく、国内でも販売されている着脱式キーボード付属のタブレット型ChromebookLenovo IdeaPad Duet Chromebookがおすすめです。