以前は子ども用にChromebookをおすすめするのを少し躊躇っていました。理由はログイン時のパスワード入力にはローマ字を知っている必要があり、小さな子にはハードルが高かったこと。
それが数字のPINコードによりログインが可能になったことで未就学児でも問題なくログイン出来るようになりました。
私事ですが4人の子どもがいて、小学校三年生まではタブレット、小学校三年生になるタイミングでChromebookを与えています。子どもにタブレットを与えている方も多いと思いますが、やはり子どもの成長に併せてPCを用意したいもの。使う・使わないはその子次第ですが、学びの環境を用意するのも親の仕事のひとつ。いずれ必要になるPCなので、早いうちに慣れておくに越したことはありません。
本題ですが、現在ならWindows PCなどと比較して断然おすすめなのが、最近販売を開始したASUS製着脱式キーボードの2-in-1モデル「ASUS Chromebook Flip CM3」です。
かるくおさらいしてから理由を述べていきたいと思います。
ASUS Chromebook Detachable CM3 スペック
ASUS Chromebook Detachable CM3は キーボード着脱式の2-in-1 Chromebookです。10.5インチディスプレイの本体とマグネット着脱式のキーボード、キックスタンド付きカバー、本体収納式のスタイラスペンの4点セット。

先発のLenovo Ideapad Duet Chromebookと性能は互角ですが、Duetにはない本体収納式のスタイラスペン付き。ディスプレイも10.5インチとDuetよりも若干広めです。
ディスプレイは解像度1920×1200ドット (WUXGA)のTFTカラー液晶/グレアディスプレイ。バッテリ駆動時間は約12時間と安心して使える長さです。
ASUS Chromebook Detachable CM3の最大の特徴は、薄さ7.9mmながら米国軍事規格であるMIL-STD 810Hミリタリーグレード規格に準拠していて堅牢性に優れている点。
MIL-STD 810Hとは
米国防衛装備品のための試験規格。MIL-STD-810Hの試験項目は落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、防塵(脆弱面90分)、塩水耐久、防湿、耐日射(連続)、耐日射(湿度変化)、耐振動、防水(風雨)、雨滴、高温動作(60℃固定)、高温動作(32~49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30~60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、熱衝撃、低温保管(-30℃固定)、低圧動作、低圧保管、氷結(-10℃氷結)、氷結(-10℃結露)となっています。
参考:MIL-STD-810H
子供が乱暴に扱っても安心なモデルです。
タブレットとしても使えるASUS Chromebook Detachable CM3

子どもは正直なもので使いやすく、遊びに使えるものでなければ結局使いません。
Windows PCでもブラウザからYouTubeを使えますが、やはり小さいころから慣れ親しんだタブレット型が子どもには使いやすいようです。
さらにWindows PCにはないGoogle Play Storeが使用可能。これがWindowsPCと比較した場合の最大のアドバンテージ。Chromebookは全てのアプリに対応しているわけではないものの、にゃんこ大戦争やマインクラフトなどメジャーなアプリは問題無し。充分遊べるものになっています。
プログラミング学習にも使える
こども用プログラミングソフトに「スクラッチジュニア」というものがありますが、これはiOSもしくはAndroidアプリからのみ利用可能で、Windows PCで使うことは出来ません。もちろんChromebookでは利用可能です。

さらにジュニア版ではないScratchや、その気になればブラウザでJavaが動作する「dokojava」なども利用可能です。
Chromebookは保護者用の管理がしやすく、コントロールが容易
ChromebookはウェブやYouTubeにセーフサーチをかけるのはもちろん利用時間を制限したり、アプリのブロックや親の承認なしではインストールできないよう設定できます。
特にプログラムを自由にインストール出来ないという本来であればデメリットとなりかねない部分が、親の立場で見たときに魅力の一つとなります。本当によく出来たシステムです。
保護者による設定は子ども用アカウントでログインし、Chrome OSの設定>[ユーザー]>[保護者による使用制限]と進むだけ。
制限つきユーザーの設定方法をインターネットで調べながらやる必要があるWindowsの場合などと比べると容易に設定できると思います。
ASUS Chromebook Flip CM3なら手荒に扱っても平気
子どもに持たせるiPadは画面が割れる宿命がありますが、ASUS Chromebook Flip CM3は米国軍事規格である「US MIL-STD 810Hミリタリーグレード規格」に準拠していて堅牢性に優れており、122cmの高さからの落下にも耐えることが出来ます。
耐衝撃性もあるので、壊れるリスクはかなり小さいと思います。

iPadと比較して安価
ASUS Chromebook Flip CM3は定価50,000円ですが、期間限定ながら公式ストアで18,000引き、ビックカメラ等でも実質3万2千円ほどで販売中です。
子どもに持たせることの多いiPadですが、一番安いストレージ32GBの廉価版iPadでも38,280円、ASUS Chromebook Flip CM3と同等のストレージである128GBモデルは49,280円で、もちろんキーボードは別売りです。純正キーボードの価格は18,480円でApple Pencilが15,284円。これを合わせると、32GBモデルでも 38,280円 +18,480円 +15,284円 =72,044円 。
純正キーボードですが、iPad Pro( 第3世代)やiPad Air(第4世代)にした場合はなんと単体で34,980円。キーボード単体の値段が ASUS Chromebook Flip CM3より高い。仮に iPadAir 第4世代を選んでアクセサリをそろえると 64,000円 +34,980円 +15,284円 = 11,4264円。さらにカバー代も上乗せされます。
iPadはiPhoneやMacbookなどとの高い連携がメリットですが子どもには関係がなく、単体として見れば普通のタブレットです。タブレット本体は安いもののアクセサリをそろえると高くなる罠。今ならASUS Chromebook Flip CM3はキーボード、スタンドカバー、本体収納型のペン全部込みで3万円2千円ほどで買えてしまいます。
まとめ
安く買えて故障の心配なく使えるASUS Chromebook Flip CM3が子ども用PCとして断然おすすめです。