じめまして、Chromebookを7年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このサイトではChromebookについての情報を発信しています。
今回はお子さん向けにChromebookを検討している方向けの記事で、子供用Googleアカウントの作成方法や保護者による制限でできる項目を解説しています。
Chromebookはもともと小学生~高校生をメインターゲットに開発されたという経緯があるので、小学生でも使えるシンプルなUIとなっています。
2-in-1でAndroidタブレットとしても使えるLenovo Ideapad Duet Chromebookを始め、子供が使用するPCとして好適なモデルも多く、お子様用にChromebookをお考えの方もいると思います。
ただ、よからぬサイトを見たりといった心配事もあると思いますので、今回は子供用Googleアカウントの作成方法から「保護者による制限」の設定項目などを取り上げてみたいと思います。
Chromebookは何齢から使えるか
Chromebookはログイン時にGoogleアカウントのパスワードを入力する必要がありますが、最近は数字6桁のPINコードによるログインが可能になりました。iPadなどで数字ロックの解除が出来るお子さんなら問題なくログイン可能です。ログインさえ出来れば使い方は特に問題ありません。
iPadとChromeOSでは少しUIが違いますが、ChromeOSも直観的に使用することが出来ますので、お子さんでも1時間も経てば慣れると思います。
参考記事
子供用のGoogleアカウントについて
Googleアカウントに「保護者による使用制限」を設定するには、大きく分けて2通りのやり方があります。
- 子供専用のGoogleアカウントを作る方法
- 家族用Googleアカウントを作成して、保護者による使用制限を設ける方法
前者の方が制限が強いのですが、YouTube Kidsになり普通のYouTubeが使えないなど一部機能が制限されます
後者の場合はその制限がありませんが、そのアカウントを使う人全員で履歴などが共有されます。
それぞれ見ていきます。
子供専用のGoogleアカウントを作る方法
Googleアカウントは13歳以下の場合、親の承認(親のGoogleアカウントの入力)が必要です。その他は、特に大人の場合と変わりません。
Googleアカウントの新規作成方法ですが、新品のChromebookの場合は初期設定時に作成しても良いですし、一旦親のアカウントでログインした後、ユーザー(子供用アカウント)を追加してもよいです。
ユーザーの追加方法は、ログイン画面の左下の[ユーザーの追加]アイコンをクリックします。↓の画像はログイン画面でディスプレイ左下を撮影したものですが、ここに「ユーザーを追加」とあります。
あとは子供の情報を入力しながら手順に沿って進めていきます。
家族用Googleアカウントを作成し、制限をかける方法
まずはログイン画面で「ユーザーの追加」をクリックし、手順に沿って家族用のGoogleアカウントを作成します。
保護者による使用制限の設定方法ですが、作った家族用アカウントでログイン後右下のタスクトレイをクリックして歯車アイコンを選択し、Chrome OSの設定へ入ります。
ブラウザではなくタスクトレイから設定を開きます。一見同じに見えますが、設定できる項目が違います。
左の[ユーザー]とあるところをクリックするかスクロールダウンして、「保護者による使用制限]の項目の設定ボタンをクリックします。↓
後は手順に従い設定していきます。以下、実際に設定できる項目をもう少し詳しく見ていきます。
保護者による使用制限で管理できること
保護者による設定には以下の項目があります。
それぞれ簡単に触れていきます。
Google Playでの使用制限
一番上の「Google Playでの使用制限」からはGoogle Playストアのアプリや映画、音楽、書籍に関する設定が可能です。年齢の設定(PGガード)や購入・ダウンロードを承認制にすることが出来ます。


アプリ・ゲームと映画については年齢制限を設定可能です。


書籍・音楽については[露骨な内容を表示しない]のスライドボタンがあります。[露骨な内容]は英語でいう[explicit]の苦肉の翻訳。暴力や性的な内容を含むものという理解でよいです。
Chromeでのウェブサイト 設定項目
ブラウジングの設定です。設定可能な項目は
- すべて許可
- 成人向けサイトを可能な限りブロック
- 特定のサイトのみを許可
の3つ。[成人向けサイトを可能な限りブロック]を選び、さらにホワイトリスト・ブラックリストを設定することが可能です。


以上の設定は「Google Family」のアプリ、またはウェブサービスからも設定が可能です。子供用アカウントを作成した後は、実際に試してみるとよいでしょう。
YouTubeについて
子供用Googleアカウントでログインした場合、YouTubeが使用不可能で、代わりにYouTube Kidsという子供向けのサービスを使用することになります。
Google Playストアからのインストールができず、ブラウザからアクセスするのも不可。ホワイトリストに追加したりと色々試しましたが、無理でした。
これは視聴者(=子供)の年齢に応じて見れる動画が決まるというもの。百聞は一見に如かず、実際のウェブ版YouTube Kidを試してみて見たい動画があるかどうか、判断すると良いと思います。
親のアカウントでのログインし、子供のプロフィールを設定可能ですが、試すだけの場合はその手順をスキップしても大丈夫です。




Hikakinなどは見れるようです。
YouTubeを見る方法
見たい動画がYouTube Kidsにない場合、YouTubeを見る方法は2つ。
1つは家族用Googleアカウントを使用する方法、もう1つはゲストモードを使う方法です。
ゲストモードを使う場合はブラウザに「YouTube」とタイプする必要があります。
ゲストモードを使用不可にする設定
TverやAbema TVを見たりちょっとしたレシピを調べたりするときに役立つゲストモードですが、ゲストモードを使用されると保護者による制限が効きません。子供用のChromebookはゲストモードの使用をオフに設定しておくとより安全です。
ゲストモードを無効化するにはデスクトップ画面右下のタスクトレイから設定を開き、ユーザー項目の中に、[ゲストのブラウジングを許可する]という項目があります。ここをスライドオフすると、ゲストモードが使用不可になります。

子ども用Googleアカウント作成方法と保護者による制限の設定方法 まとめ
タイピングなどは速いうちに学ぶに越したことはないですし、最近はブラウザでプログラミングを学習できるサイトも多く、プログラミング学習も可能です。
フロントウェブカメラも付いているのでZoomも使用可能。子供向けのPCをお探しなら、Chromebook、一考の価値ありです。
特に子供向けモデルならミリタリーグレードの耐久性を持ち、タブレットとしても使える「ASUS Chromebook Detachable CM3」が断然おすすめです。