今年2020年は日本でChromebookが大躍進。大きなニュースとともに少し振り返ってみたいと思います。
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Chromebookのシェア急増 ついにブレイク?
MM総研によると2019年には15万台の出荷台数に留まっていたChromebookですが、今年は10倍以上の大幅増加。
出荷台数ベースでは約13%に拡大し、2021年には24%を占める見通しとのこと。
文部科学省がすすめるGIGA構想、全国の公立小中学校に1人1台端末の配備という動きが追い風となったようです。もともと種火はあったところに追い風が吹いて一気に点火した感じです。
今年は大手メディアでもChromebookの話題を目にする機会が多くなりました。家電量販店での取り扱いもジワジワ増えています。
おそらく来年は教育市場向けのモデルが多く投入されることでしょう。推移を見守りたい。
今年1番のヒットモデル
この点については言わずもがな、Lenovo Ideapad Duet Chromebookが今年最大のヒットだと思います。
ヒットした詳しい理由については下記記事を参照してほしいのですが、このモデルについてはChromebookファンのみならず、今までChromebookに興味がなかった人にもかなり響いたようです。
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5年間Chromebookに関する記事を書いていますが、上記記事ほど反響があったものはありません。拙ブログ前記事の中でもぶっちぎりのトップになり、未だにアクセス数が伸びています。発売直後は入荷しては即完売、という状況が続いていましたが、現在は落ち着きを取り戻し、アマゾンやビックカメラでセール中です。
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Lenovoは速くからChromebookを手掛けていたものの、いまひとつヒットに恵まれなかった時期が続いていましたが、昨年は米国でLenovo Chromebook C330が大ヒットベストセラーモデルになり、今年はDuet発売とこの2年でLenovoが急激に存在感を増しています。その他、独自路線のYoga Chromebookや売れ線をしっかり抑えたLenovo Chromebook Flex 5など意欲的です。来年も期待しつつ見守りたい。
各メーカーの動きなど
ChromebookはHPとDellの米国勢、ASUSとAcerの台湾勢とLenovo+Samsungというのが主要なメーカーですが、HPが今年は日本で大きな存在感を発揮。特にAmazon.co.jp限定モデルHP Chromebook 14aがアマゾンジャパンでノートPCカテゴリのベストセラーになるという快挙を達成。
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HP Chromebook 14aもしくはLenovo Ideapad Duet ChromebookでChromebookデビューした人が多いことでしょう。
AcerはSpin 311、Spoin 713という良モデルを手堅くと投入。DellはIpeapad Chromebookを販売依頼は法人向けにシフトしているようで、新モデルの販売なし。ASUSもChromebook C436以来、新モデルの情報がありません。コロナ禍で予定が未定になったのか判りませんが、引き続き注視したい。
まとめ
来年もほそぼそと続けていきたいと思います。良いお年を。