ラスベガスで開催中のイベント「Lenovo Accelerate」で同社が「ThinkPad C14 Chromebook」を公開しました。
「ThinkPad C14 Chromebook」は企業向けモデルとしてセキュリティや安定性を高めるIntel vProプラットフォームや、Pixel 6にも搭載されているGoogleのTitan Cセキュリティチップ、Lenovo独自のサイバーセキュリティThinkShieldなど、セキュリティ意識が今までのChromebookとは明らかにレベルが違う盤石の体制となっています。
また、企業が一括管理しやすいゼロタッチ登録にも対応しています。
ChromeOS のゼロタッチ登録はデバイスの手動登録に代わるサービスです。Chrome デバイスの電源をオンにしてインターネットに接続すると、事前プロビジョニングのパートナー(デバイスのメーカー、販売業者、再販業者)はそのデバイスをお客様のドメインに自動登録するよう Google に指示します。
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その他、ウェブカメラの物理シャッター、指紋リーダー、ミリタリーグレードの耐久性を持つMIL-STDなど、最高のChromebookに求められる機能が抜かりなく揃っています。
キーはThinkPad独自の下がカーブしているキーになっています。また、タッチパッド上に物理ボタンがいます。これは職業上、手袋を着用しなければならない場面で便利とのことです。さらにスピーカーの右に電源ボタンがあり、指紋リーダーを兼ねています。
さらによく見ると、最上段のレイアウトが従来のChromebookとはかなり違っており、新たに「マイクのトグル(オンオフ)キー」が追加されました。一方、バックライトキーボードのキーは左下に移動しています。
ThinkPad C14 Chromebook スペック
スペックは最大のコンフィギュレーションで
- 14インチ FHD IPS ディスプレイ (輝度250 または 300 ニト、タッチはオプション)
- CPU:第12世代 Intel Core i7(Iris Xe GPU)
- RAM:16GB LPDDR4x RAM
- ストレージ: 256GB of storage
- USB 4.0 Type-C (Thunderbolt optional) x 2 |USB 3.2 Type-A x 2
- Wi-Fi 6E、LTE(オプション)
- 325.4 x 217 x 19.83 mm
- 1.56kg
LTEとサンダーボルトについてはオプションですが、USB Type-Cの規格が4.0。次世代を感じるモデルです。マイクロSDカードリーダーの他にフルサイズのHDMIポートも備えています。


ThinkPad C14 Chromebook まとめ
発売は6月、価格は$629からとのことですが、この価格の構成は不明。日本での販売や個人向けへの販売の有無も現段階では不明です。もう少しセキュリティ性と価格を下げた個人向けモデルの販売という可能性はなきにしもあらず。推移を見守りたいと思います。



