Lenovoが公式サイトでひっそりとゲーミングを強く意識したゲーミング用途のChromebook「Lenovo IdeaPad Gaming Chromebook」を発表しました。
高リフレッシュレートの2.5KディスプレイにRGBキーボードなど、ゲーマーのツボを押さえたモデルです。
概要やスペックを見ていきたいと思います。
Lenovo IdeaPad Gaming Chromebook 外観
見た目はこのようになっています。



キーボード部分がゲーミングのために存在するといってもよいRGBキーボードとなっています。以前「Chromebookがゲーミングキーボードに対応する予定 - Chrome通信」という記事をかいたことがありますが、直に載せてきた感じです。天板は普通のChromebookとは違うデザインがあしらわれています。
スペックは基本的には「Lenovo IdeaPad 5i Chromebook」と同等のようで、CPUに第12世代 Intel製Core i3/i5、リフレッシュレート120Hzの16インチQFHD(2560×1600)ディスプレイを搭載。
「ゲーミング」と言っても専用のGPUが搭載されている訳ではなく、第12世代 Intel CPUの内蔵グラフィックスである「Iris Xe」で賄うようです。
ただ、Iris Xeは内蔵グラフィックスとはいえ、ローエンドのグラフィックボード『NVIDIA GeForce GT 1030』を凌ぐ性能とのことなので、カジュアルゲーマーなら十分かな、という印象です。
Steamゲームにおける「NVIDIA GeForce GT 1030」の性能
『NVIDIA GeForce GT 1030』は第4世代Core i7と共に使っていたのですが、設定を落とせば「ニーア オートマタ」「モンスターハンターワールド」「Witcher」「アサシンクリード」「ライザのアトリエ、」のような重めなゲームもそこそこプレイ可能です。FF14、テイルズオブアライズ、FIFAシリーズなどのミドルクラスであれば、多少設定を落とせばHDで快適にプレイ可能。ドラクエやサクナヒメ、Cities Skylineのような軽いゲームならそこまで設定を落とさずに十分プレイ可能と、カジュアルゲーマーなら十分な性能があります。
- 【検証】Steam版『ニーア オートマタ』は『Nvidia GeForce GT 1030』で快適にプレイできるのか
- 【検証】Steam版「ライザのアトリエ」は『Nvidia GeForce GT 1030』で快適にプレイできるのか - OLD ROOKIE
- 【検証】Steam版「ドラクエ11」は『Nvidia GeForce GT 1030』で快適にプレイできるのか - OLD ROOKIE
△の記事でそれぞれのゲームを『NVIDIA GeForce GT 1030』でプレイ可能かどうかを検証しています。新しいタブで開きます。
その他、Lenovo IdeaPad Gaming Chromebookの特徴はスピーカーを4つ搭載し、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.1対応。USBポートはType-CとType-Aが各2つ。
ストレージは最大512GBなので、ゲームを沢山入れても安心です。
通常のゲーミングノートPCと比較した場合の利点
価格以外にゲーミング用のChromebookとして利点はあるのか、という点ですが、まず第一に大ぶりな通常のゲーミングノートPCと比較した場合、比較的コンパクトで場所を選ばず使用可能です。
またOSが軽いので、ゲーミング自体は通常のPCにNVIDIA GT 1030を乗せたものよりは快適に動作しそうです。もちろん通常のハイエンドChromebookとしても使用可能です。テンキー付きなので、作業用Chromebookとしての活躍も期待できます。
現在Chromebook向けのSteamが開発中。今後、ゲーミングを意識したChromebookは確実に増えてくることでしょう。推移を見守りたい。
ソース:Chrome Unboxed