Chromebookの選び方とおすすめモデル 2019

以前と比べ、選択肢が格段に多くなったChromebookですが、選択肢が多すぎてどれを買えば分からない、という方のために、選び方のポイントや、人気モデルなどをまとめます。

クラムシェルかフリップタイプか、それが問題だ

Chromebookはざっくり分けると、クラムシェル型とフリップ型に分かれます。クラムシェルはいわゆる普通のノートPCで、フリップタイプは画面を360度回転させることにより、タブレットとして使ったり、テント型にしたり出来るものです。通常のラップトップでも同様なのですが、Chromebookは特にフリップ型の選択肢が多いです。なぜならChromebookはアンドロイドアプリに対応しているからです。

予算に制約がない方は、フリップ型にすれば良いですが、クラムシェル型とフリップ型では、同じ性能でも、価格が1~2万ほど違ってきます。もちろん、フリップ型の方が高価です。

前述の通り、フリップ型に絞っても、選択肢は豊富なので、ここは好みと予算次第。クラムシェル型でもアンドロイドアプリは使えるのですが、基本的にクラムシェル型はタッチスクリーン非対応です。フリップ型は無論対応しています。

性能面

性能ですが、Chrome OSは、Chromeを動かすことにほぼ全てのマシンパワー(95%程度)を投入するため、やや非力なCPUでも十分快適に動作します。WindowsやMac OSは、OSを動作させるのに一定のマシンパワー(3~4割?)を割き、そのうえでChromeを動作させるため、同じCPU・メモリを積んでいれば、Chromeの動作という点においては、原理的にChrome OSが最速になります。同じエンジンのクルマとバイクがあったとしたら、バイクの方が安くて速いのと同じ。

そのため、WindowsではもっさりとしてしまうCeleronなどでも、Chrome OSでは十分快適に動作します。Youtubeを見ながらTwitterデックを開きつつブラウジングするといった一般的な使い方であれば、Celeronを積んだChromebookで全く問題はありません。タブを50個開いたり、動画編集をする、という使い方なら少しスペックを上げても良いと思いますが、それでもCore i3くらいまでで十分事足りるのではないかと思います。メモリも4GBあればまず問題ありません。

ただ、ストレージは、アプリをたくさん使う方は32GB以上が良いです。16GBモデルだと、16GBのうち、6GB分くらいはOSで占められるので、実際にアプリに割けるストレージは10GB程度。今のところ、SDカードにアプリをインストールすることが出来ないため、本体のストレージが重要になってきます。ゲームアプリなど、数GBのアプリもザラなので、この点だけ。さほど使わないなら16GBで問題ありません。動画や電子書籍のデータはSDカードでカバーできます。

それ以上のハイスペックモデルは、どちらかというとChromebook好きな人が所有欲などを満たすためのもの、異次元の体験を求める人向けなので、予算に制約がない方は別ですが、実用的な面のみ気にする限り、ややオーバースペック気味になります。分かっていても欲しくなるのが、Chromebookのこわいところですが。

性能と価格のバランスがとれたプレミアムモデルでいうと、Dell InspironASUS C434Lenovo Yoga C630辺りです。




いづれもフル液晶のフリップタイプです。Dell Inspironは耐久性に優れていますが、その分、重ためになっています。ASUS Chromebook Flip C434は高い人気を誇ったASUS Chromebook Flip C302の後継機版で、非常に洗練された、大本命の最新モデルです。Dell、ASUSのフラッグシップモデルなので、気合が入っています。

ハイエンドモデルではAcerのフラッグシップモデル、Acer Chromebook Spin 13や、Google謹製の化け物モデル、Pixelbookなど。Pixelbookは性能はもちろんのこと、フリップタイプながら厚さ10mmという、とんでもないモデルです。



サイズ

最近のトレンドは大型化&狭額縁で、昔の13.3インチPCサイズで14インチのディスプレイを積んだものが主流となっています。また、昔は限られていた15.6インチモデルもチラホラ出てきています。11.6インチは、最近品数は減っている気がしますが、相変わらず人気が高いです。

サイズと携帯性は完全にトレードオフの関係なので、この辺りは個人の使い方次第です。ただ、Chromebookは外付けディスプレイに対応しているので、ディスプレイを持っている方なら、11.6インチモデルでも、さほど問題ありません。また、11.6インチモデル、15.6インチモデルは、性能がそこそこのモデルのみ展開されているので、今ハイスペックモデルを選ぶなら14インチモデルから選ぶことになります。

11.6インチモデルの低価格モデルでいうと、クラムシェル型ならASUS C223、フリップ型ならLenovo C330が人気です。前者は1㎏を少し切るモデルで、後者は白の清潔感があるモデルです。迷ったらこの辺りを選べば問題ないと思います。



どちらも$200台。Lenovo Chromebook C330は、ストレージが64GBなのですが、11.6インチでストレージが64GBのモデルは、私の知る限りありません。これならいくらアプリを入れても大丈夫です。なお、Lenovo Chromebook C330は米アマゾンで、Chromebookカテゴリーだけでなく、全PCの中でトップとなった、大ヒットモデルです。

14インチで安価なもの、となると、ASUS C423NAが人気です。性能は控えめですが、14インチのフル液晶(1920×1080)を搭載しながら$250を切る、普通なら考えられないモデルです。


こういったモデルが存在するのも、Chromebookならではの魅力の1つです。

耐久性のあるモデルについて

Chromebookは、アメリカの小学生~高校生をターゲットにしてきたこともあり、いわゆるMIL-STD-810という、米国防衛装備品のための基準をパスした耐久性に優れたモデルがあります。モバイル用途メインや、子供のために、という方におすすめ。

デメリットとしては、価格がそこまで高くなるわけではないのですが、耐久性に優れたモデルは低学年向けなので、ディスプレイサイズが小さい(11.6インチ)ものがほとんどで、やや全体的にベゼルが太く、本体サイズが若干大きく、重量が若干増す。

とは言え、南極や砂漠でも使えるタフなモデルは、あたかも往年のG-SHOCKが如く、魅力的です。コーヒーをこぼしてしまいそうな方や、出先で落としてしまいそうな方は一考の価値ありです。ただ、耐久性に優れたモデルは、やや特殊なカテゴリーなので、モデルはある程度絞られてしまいます。

さらに、このカテゴリーのモデルには、性能差はほとんどありません。唯一あるとすればストレージ容量。フリップ型かクラムシェル型の違いはありますが、あとのスペックは似たり寄ったり。アプリを使うなら32GB以上のストレージがあるフリップタイプがマストになります。

とりあえず、人気の高耐久モデルは、クラムシェルならASUS Chromebook C202SA。見た目の好みが分かれそうですが、高い人気を誇る、息の長いモデルです。


フリップタイプで高耐久モデルは、現状ASUS Chromebook Flip C213やLenovo 300e、Dell Chromebook 11 3189の3つに絞られます。性能差はほとんどありません。詳しくは下記記事をご参考に。

少し変わり種のモデル

Chromebookとは言えないかもしれませんが、Chrome OSを積んだデバイスを一部紹介します。

Chrome Tab タブレット

現在、タブレットタイプのモデルが4つほど存在します。Acer、ASUS、CTL、Pixel Slateの4つです。Pixel Slateは別格ですが、ほかの3つは性能・価格ともに大体同じ。手に入りやすいのはAcer Acer Chromebook Tab 10とASUS Chromebook Tablet CT100ですが、後者のモデルは、MIL-STD-810G基準を満たしているので、こちらがおすすめ。iPadの画面割れに辟易している方や子供向けにおすすめ。


2-in-1 モデル

ほぼ唯一と言ってよい、2-in-1 モデルがHP Chromebook X2。


Pixelも2-in-1と言えばそうなのですが、キーボードはオプション扱い。HP Chromebook X2はデフォルトで着脱可能なキーボード付きです。タブレットにもなるディスプレイ部分は12.3インチですが、重さが約734gと、タブレットとしては重め。キーボードは1.39kg.となっており、携帯性の面ではやや不安が残るモデルです。性能は十分です。

その他のChrome OSデバイス

Chromebit…スティック型で、ディスプレイやTVのHDMI端子に挿して使います。ASUSのもので1万円にも満たない価格ですが、性能はお察し。ただ、FireStickやChromecast的使い方なら十分と思われます。Bluetoothのキーボード&マウスが必須です。


ChromeBox…ディスプレイのない、箱型のデバイス。外部ディスプレイに指して使います。ディスプレイがない分、価格に対しての性能はChromebookより高いです。また、有線LANポートを備え、USB端子も多めになっているなど、どちらかというとオフィスユースを想定しています。小さいのでディスプレイの後ろにつけることも可能です。


ChromeBase…一体型のChrome OSデバイス。最近はあまり見かけないですが、一応こんなものもありますよ、ということで。


Chromebookの選び方とおすすめモデル 2019 まとめ

以上、選ぶ基準は、自分の事情と使い道を考えて

  • クラムシェル or フリップ(=タブレットとしても使える)
  • サイズ
  • 性能(特にストレージ)

を上から見ていけばよいと思います。という、当然すぎる結果に。メーカーはASUSに集中してしまいましたが、私はどのメーカーともつながりはありませんし、お金も実物も貰っていません。ただ、ここで挙げたモデルはいづれもおすすめなので、迷ったらこの中から選べばよいと思います。

追記:日本アマゾンにはとにかく安いモデルもありますが、Celeron N3050のモデルやRAM 2GBのモデルは、現段階ではかなり古いため、地雷同然。絶対に避けましょう。

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