毎年この時期恒例のGoogle I/OイベントにてPixelbook Goが発表されました。てっきりPixelbookの進化版だと思っていたら、結構方向性が違う感じだったので一応まとめておきます。
Pixelbook Goのコンセプト
今回発表されたPixelbook Goのコンセプトは、オリジナルPixelbookで出来る体験を、より多くの人にというもの。つまりクオリティは維持しつつ価格は抑える、ということで価格は$649から。4つのバリエーションがあるようです(スペック等は後述)。
また、今回はユーザーの要望があった携帯性とバッテリー持続時間を重視した、とのこと。
発表では2lb(約900g)とありましたが、実際の商品ページを確認すると最上位の4Kディスプレイ搭載モデルで2.4lbs (1,090g)、それ以外の3つは2.3lbs (1,061g)とのこと。四捨五入にも程があるでぇ・・・。
ただ、13.3インチディスプレイのモデルにしてはまあまあ軽い方です。オリジナルのPixelbookは12.3インチで1,111gなので、確かに相対的に軽くなっています。
最近では14インチで1.5kgオーバーというモデルがスタンダードになってたのですが、やはり持ち運ぶなら軽さはありがたいところ。
一般的なアメリカ人は車移動オンリーであまり重さを重視しないですが、都市部の人はそうでもないのかも。見た目も洗練されていますし、そういった意味ではより都会向けになったという感のあるモデルです。
Pixelbook Goの見た目やスペック
オリジナルのPixelbookはスッキリシャープで、清潔感のあるモデルですが、Pixelbook Goは一変ポップな印象です。個人的には気に入った!

Grippable Design

全体的に丸みをおび、質感はマットフィニッシュで、かつ裏面が波状のラバーというユニークさ。
さっと持ち運べるというコンセプトなので、持って歩いても落としにくいものになっています。さらに、カラバリも黒(名称:Just Black)と白&ピンクのもの(名称:Not Pink)があるようです。


ディスプレイは13.3インチ、タッチスクリーン対応で、本体サイズは12.2x8.1インチ(311.0x206.3mm)。薄さは13mmとPixelbookには及ばないものの、かなり薄い。スペックについては
CPU | Intel® Core™ m3 | Intel® Core™ i5 | Intel® Core™ i5 | Intel® Core™ i7 |
RAM | 8GB | 8GB | 16GB | 16GB |
ストレージCPU | 64GB | 128GB | 128GB | 256GB |
価格 | $649 | $849 | $999 | $1,399 |
といったところ。最小構成でもRAM 8GBというのは頼もしい。
ストレージはすべてSSD。最上位モデルのディスプレイは4K Ultra HD Molecularディスプレイ(3840x2160, 331ppi)、その他はHDディスプレイ(1920x1080,166ppi)です。
キーボードは静音性を重視したもので、かつバックライトキーボード搭載。キーボードの両脇にスピーカーが配されています。
あと、キーボード上部にひっそりPixelbookと印字されています。
まとめ
期待された(と言うか勝手に期待していた)顔認識ログインや指紋認証ログイン機能は見送り。とはいえ、外観の仕上がりは唯一無二という感じで、他のGoogle製品とマッチしています。価格も最小構成のものはお手頃なので、それなりに需要があると思います。
日本での販売については未定ですが、米アマゾンでは既に販売を開始しています。ただ、日本への直送は不可なので、転送サービスを利用する必要があります。
追記
Google Unboxが早速、開封&ハンズオン動画を公開しています。USB Type-Cによる充電方式ですが、充電アダプターも小型&白でいい感じです。