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Chromebookが安いのはChrome OSがタダだから? Chrome OSがタダでもGoogleが儲かる仕組み

2023年1月13日

Chrome OS for Free

はじめまして、Chromebookを7年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このサイトではChromebookについての情報を発信しています。

今回はChrome OSに関する話題です。

突然ですが、私はhrome OSは「無料で提供されているのではないか」と考えています。

最近ある情報で確信を得たため、Chrome OSが無料で提供されていると考える理由について述べたいと思います。今回の記事は特に役立つ情報はありません。コラムとして楽しんでいただければと思います。

また、ここに書くものは全て推論です。仮説という形で届けたいと思います。

前提 Androidはタダで誰でも使える

Wikipediaには「Android(アンドロイド)は、Googleが開発した汎用モバイルオペレーティングシステムである」とあります。

実際にはGoogleがAndroid社を買収したので多少語弊があるのではないかと思いますが、これを前提として考えます。

また、「基礎&応用力をしっかり育成!Androidアプリ開発の教科書 第2版 Java対応 なんちゃって開発者にならないための実践ハンズオン」にはこう書かれています。

Android OSの一番大きな特徴としては、なんといってもオープンソースであり、誰でも無償で利用できることです。

基礎&応用力をしっかり育成!Androidアプリ開発の教科書 第2版 Java対応 なんちゃって開発者にならないための実践ハンズオン

一方、Chrome OSもオープンソースで開発されています。これだけでも無料で使えるという理由足り得るのですが、もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。

ちなみにWindowsやMacのOSはオープンソースではなく、それぞれMicrosoft、Appleが開発しているので無料で提供されているものではありません。Chrome OSが無料で使えるので、Chromebookはそれだけ安いといえそうです。

ブラウザのChromeユーザー拡大で儲かる

ブラウザChromeは利用者数が増えるとそれだけ儲かります。今まで他のブラウザを使っていた人がChromebookをきっかけにChromeを使い始めるケースや、Chromeに慣れ親しんだ子供たちが今後もChromeを使い続けるというケースなど、Chromeユーザーの拡大にChromebookが一役噛んでいることは間違いありません。

Chromeブラウザで何かを検索すると検索結果ページが表示されます。普段意識することはないのですが、我々はGoogleが(自動)作成したページを見ている訳です。そして検索結果ページには様々な広告があります。検索連動型広告やGoogleショッピング広告などがこれに該当しますが、これらの広告がクリックされるたびに広告主はGoogleにお金を払うことになります。

この意味ではGoogleは世界最大の広告代理店です。

Chromeユーザーが増える=広告収入が増える、という図式になっているのでChromeユーザーが増えればそれでよいのです。

AndroidでGoogleが儲かる仕組み

android logo

Androidを無料で提供することでGoogleにメリットはあるのか、といえばもちろんYes。
情報を集めてネット広告の精緻化を図るなど色々と理由はあると思いますが、直接的な収益の柱としてGoogle Play Storeからの利益が一番目の理由として考えられます。

Google Play Storeでお金が動くと、一部が手数料としてGoogleに入ってきます。
当然GoogleとしてはなるべくGoogle Play Storeを使うユーザーを増やし、Google Play Storeから利益を得られる可能性を大きくしたいワケです。

Google Play Storeのユーザーを増やす、といっても手段は非常に限られており、Androidのシェアを伸ばすくらいしか方法がなかったのですが、既にAndroidの世界シェアは8割を超えていて、既に飽和状態。となると、別の方法でGoogle Play Storeのユーザーを増やさなければならないのですが、そこで目を付けたのがChromebook。

Chromebookは2017年以降、Google Play Storeが利用できるようになっているのはご存知の通りです。Play Storeのユーザーベースを拡大したいGoogleにとって、Chromebookは新たなフロンティアを切り開く存在。

もちろんChromebookがデビューした当時はGoogle Play Storeは使えなかったのですが、先見の明があるGoogleのことなので、当初からChromebookでAndroidを動かす構想を持っていたとしても不思議ではありません。

そんなChromebookでのAndroidアプリですが、登場時は不具合も多く、ある意味「いびつな形」で存在していました。ここには見切り発車でも「なるべく速く導入したい」という意図を感じざるを得ない。

また、ここで大事なのはAndroidユーザー=Chromebookではないという点。Chromebookユーザーの多くは高校生以下の学生で、スマートフォンユーザーとイコールではないということです。もちろんスマホを持つ学生も多いと思いますが、Chromebookを使い始める小学生3年生程度であれば持っている方が珍しいと思います。

Google Play Storeユーザーを増やしたいGoogleとしては、Chrome OSをタダにしてでもChromebookを普及させ、Google Play Storeのユーザーを増やしたい。これがChrome OSが無料であると考える理由の根拠の1つです。

アメリカのビジネスで有名なコトバに「ランプをタダで配れ、そうすればオイルが売れる」というものがあります。アメリカの大学の本屋で文房具を買うとジレットのカミソリがタダで付いてきたものですが、これもひげをそり始める人へのPRのほか、替え刃の購入を狙ったものです。日本でもプリンターは安く、インクジェットが高いのが習わし。Googleに当てはめるとAndroidはタダで配れ、そうすればアプリが売れる(=手数料が入る)ということだと思います。

本命は有料サービスとの抱き合わせ販売

Rear View Of Male High School Teacher Standing At Front Of Class Teaching Lesson

とここまで書いておいて何ですが、上記の理由はGoogleとしてはオマケ程度で、本命は「有料サービスとの抱き合わせ販売で儲かるためChrome OSはタダでも良い」という点。

Chromebookはその安さが文教市場で圧倒的シェアを獲得した要因であることは疑いようがありません。

特に、アメリカでは貧しい地域では教育予算も少なくなるため、安いChromebookはありがたい存在。そして各社がChromebookの価格を安くできるのは、Chrome OSのライセンス料がいらないというのも一因と考えられます。

学校で数百台単位のChromebook導入を検討するとき、Chromebook各メーカーの地域担当者と話を進めると思いますが、その時にChromebookの導入と共にGoogle Classroomの売り込みをしているはずです。Googleから各Chromebookメーカーへキックバックや販売助成金が出ていても不思議ではない。

そして、Google Classroomなどのサービスはタダではありません。ひとたび学校がGoogle Classroomを導入すれば、長期的にGoogleにサービス利用料がもたらされます。

Google ClassroomはもちろんWindowsやMacbookでも動きますが、Chromebookでも動くので、Google Classroomの利用が主目的ならChromebookで全く問題ないわけです。さらに、Chrome OSはシンプルなので管理がしやすく、学校側からすれば大きなメリットです。営業担当者の育成も比較的短時間で済むと思います、

Google Classroomから長期に得られる収益と比べれば、仮にChrome OSのライセンス料が有料でも、一度限りしか得ることのできない料金などは微々たるもの。それならいっそライセンス料は無料にしてChromebookを安く販売できるような体制を作り、Google Classroomの導入を後押しして長く収益を得る方がGoogleとしては得策です。

現在ではGoogle Workspaceがその役割を担いつつあると思います。

Chromebookが安いのはChrome OSがタダだから? Chrome OSがタダでもGoogleが儲かる仕組み まとめ

以前、中華メーカーのHiSenceというメーカーが小売価格$90程度のChromebookを発売したことがあります。めちゃくちゃ安いですよね。
もしChrome OSのライセンス料があるとすれば、到底実現できない価格。ここから「Chrome OSのライセンス料は無料ないのではないか」と考えるようになりました。

まとめると、ChromeOSのライセンス料をChromebookを安く提供できる環境にすることで

  • Chromeユーザーが増える
  • Google Play Storeユーザーが増える
  • Google ClassroomやGoogle Workspaceユーザーが増える

従ってGoogleの利益が増えると考えることが出来ます。世界最大のブラウザとアプリプラットフォーム、汎用性のあるプラットフォーム全てを持つGoogleならではの戦略です。

以上、Chromebookが安いのはChrome OSがタダだからと考える理由です。お楽しみいただければ幸いです。

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ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他にブログ『初心者による初心者の為のウイスキーの話など。』や『OLD ROOKIE』を運営しています。

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