富士通が国内初となるコンシューマー向けChromebook「富士通 FMV Chromebook」を発売。公式サイトも結構しっかりとしていて本気度は高いようです。
調べてみると、キーボードがかなり良さそうな出来で、価格も良心的です。詳しく見ていきます。
富士通 FMV Chromebook スペックと特徴
「 富士通 FMV Chromebook 」シリーズは14インチのディスプレイを搭載したクラムシェルタイプのChromebookです。液晶は14インチフルHDのノングレア。
バリエーションは3つで、構成は以下の通り。
スタンダードモデル | スタンダードモデル・タッチ対応 | プレミアムモデル | |
CPU | Celeron 6305 | Celeron 6305 | Core i3-1115G4 |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB |
価格 | 49,800円 | 54,800円 | 64,800円 |
スペックだけを見ると、ミッドクラス~ハイエンドの中間という感じで、通常のクラムシェルタイプです。エンタメ用機というより自宅作業用という感じの印象です。
インターフェースはUSB3.2(Gen2)Type-C(USB Power Delivery 対応、DisplayPort Alt Mode 対応)×2、USB3.2(Gen2)Type-A×2、HDMI出力端子×1と拡張性は高いです。バッテリ駆動時間は10時間。
少し残念に感じたポイントが重量で約1.29kg。クラムシェルの14インチChromebookとしてはすごく標準的で、特に悪い訳ではないのですが、634gの13.3インチ堅牢ノートPCを作る技術力を見せつけて欲しかったところ。
キーボードは素晴らしい出来
逆に良い点がキーボード。
日本語キーボードを搭載するモデルは、英字キーボートを前提として作られた筐体に、キー数が多いJIS配列を詰め込むために一部不自然になることがありますが、FMV Chromebook 14Fは矢印キーを下へずらすことで、JIS配列に最適化されたキーボードになっています。

「かな表記」が印字されたキーボードはダサくて嫌なのですが、このフォントなら見栄えが良い。
私の所有するSurface Pro 6日本語版はバックスペースキーが非常に短く、円マークとの誤タイピングが多発。このモデルならその心配はなさそうです。
さらに各指の力に応じてエリアごとにキーの重さを2段階に設定している2段階押下圧を採用し、タイピングがしやすくなっているとのこと。

その他にも、各キーを液晶側に向かって傾斜させて階段形状の段差を持たせるステップ型キートップ、キートップがわずかに凹形状になっている球面シリンドリカルキートップ、キーを最後まで押し込まなくても入力を検出する高レスポンスキーボードなど、キーボードの作りこみに並々ならぬこだわりを感じさせます。
メモ
GoogleはかつてLenovoのトラックポイントも不可としたほどキーボードの仕様を厳しく制限していましたが、かなり緩和された模様。
まとめ
あまり期待せずに調べたところ、キーボードが物凄く良さそうなモデル。作業効率を重視する方なら大いに選択肢としてありだと思います。富士通・NECの日本勢は役所や年配の方向けのPCで暴利を貪る印象があったのですが、気になる価格ですが、AmazonにてCore i3モデルが64,800円と良心的な価格です。
キーボードの打ちやすさを最重要する方には間違いなくおすすめです。
富士通 FMV Chromebookはこんな方におすすめ!
- キーボードの打ちやすさを重視する方
- 安心の国産を選びたい方
- 仕事に使う予定の方