Chromebookで設定できることのすべて

Chromebookに搭載されているChrome OSですが、機能を絞っているため、設定できることも少なく、カスタマイズ性が乏しいというイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。また、Chrome OSで設定できることや自分の使い方にあった設定が出来るかどうかは、実際に買ってみないと分からない部分もあると思いますので、今回はその辺りを詳しく解説したいと思います。

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Chromebookはカスタマイズ可能

Chrome OSは設定できることが意外と多く、かゆいところにちゃんと手の届くようになっています。Chromebookを持っていない方でも読んで頂くと、Chromebookの使い方のイメージも掴めると思います。また、Chromebookを使い慣れている方も、意外と知らない機能が1つや2つは出てくると思います(VPN接続や[OK Google]に関する設定など)。

よりイメージしやすいようスクリーンショットと合わせて紹介しているため画像が多め(50枚程度)でロードに時間がかかるかも知れませんが、気長にお付き合いくださればと思います。

簡易な設定は右下のタスクトレイから

詳細な設定の前に、簡単な設定方法について紹介します。

上の画像で下にあるのがタスクバー、右下にあるWi-Fiアイコン、電源アイコン、時刻が表示されているところがタスクトレイと呼ばれます。クリックすると、次の画像のように、ポップアップメニューが表示されます。

Wi-Fiの設定、Bluetoothのオン・オフ、通知のオン・オフ、ボリュームや画面の明るさ、オーディオ出力先などはここでも設定できます。

なお、ボリュームや画面の明るさはキーボードで操作した方がラクです。Chromebookにはキーボード上部に戻る・進むキー、リロードキー、輝度・ボリュームの調整、ミュートキーなど、Chromeに特化したキーがついています。検索キーと組み合わせることでファンクションキーとしても動作します。

オーディオ出力先ですが、HDMIケーブルで外部ディスプレイに接続している場合だと、HDMIに音声を出力するか内蔵スピーカーで音を鳴らすかを選択することが出来ます。Bluetoothオーディオ機器に接続している場合も同様です。

ちなみに、タスクバーの表示位置は右・左・下から選ぶことができますし、普段は隠しておいてマウスオーバーで表示する設定も可能です。上の画像はタスクバー下、下の画像はタスクバー右の状態です。Chromebookではタスクバーは右にしておくのがお勧めです。

ポップアップメニュー内の右上に、歯車アイコンがありますが、ここをクリックするとChrome OSの設定画面に入ります。以降はここの説明です。画面が長いので、いくつかのセッションに分けて紹介していきます。なお、Chromebookの設定には2種類あり、ひとつがChromeブラウザの設定とChrome OS用の設定。前者についてはWindowsなどに搭載されているChromeの設定と同じなので割愛します。

ネットワーク~接続済みのデバイス

ネットワークの設定

Wi-Fiの設定です。出先で普段と違うWi-Fiに接続するといきなどに使いますが、タスクトレイのWi-Fiアイコンをクリックして直接操作するほうがラクです。

また、VPNネットワークへの接続もここから設定します。VPNサービスを導入している事業所にお勤めの方などは出先から社内LANにアクセスする、などという使い方もあるかと思います。


Bluetooth

Bluetooth機能のオンオフやBluetooth機器のペアリングはここからも行えます。ただ、これもタスクトレイにあるのでそちらから設定するのが吉。

接続済みのデバイス

アンドロイドスマートフォンとの連携を設定します。連携することで、パスワードなしでログインできるスマートロック機能テキストメッセージ機能の同期などが設定可能です。

スマートロックの設定方法については下記記事にまとめてあります。

ユーザー設定~デバイス

ユーザー設定

同期とGoogleサービス

ここではGoogleアカウントで同期する内容を設定可能です。具体的にはアプリ、拡張機能、ブックマーク、住所などです。拡張機能についてはWindows機などで使う機能とChromebookで使う機能を分けた方が便利なので、私は拡張子は同期しない設定にしています。ブックマークは共用です。

画面ロック

離席したときに画面をロックするかどうかと、ロックからの復帰方法(PINもしくはパスワード)を指定できます。公共の場所でちょっと離席するなどのときはロックをかけておくと安心です。

保護者による使用制限

Chromebookを子供に与える場合、アプリのブロックや許可を設定したり、利用時間を制限したり、ウェブやYouTubeにセーフサーチをかけたりすることが可能です。設定は、制限をかけたいアカウントにログインして行う必要があります。

他のユーザーを管理

Chromebookのログイン画面でユーザーを追加できるのですが、追加したユーザーを削除したり、機能を制限するときの設定です。ゲストモード使用の有無もここから設定します。

デバイス

ここからはキーボード、マウス、ディスプレイなど、一番使い勝手に影響する部分の説明です。

マウスとタッチパッド

マウスの設定項目はメインボタンを右にする、逆スクロール、マウス速度の変更やアクセラレーションの有効化など。

タッチパッドは速度を変更するほか、タップによるクリックを無効・有効にしたり、スクロールを逆方向(ネイティブ)にしたり。おすすめはタッチパッドのスクロールを逆方向にする設定。2本指で上に動かすと、画面が下にスクロールするという設定です。海外ではこちらが主流です。

キーボード

キーボードは検索キー、Ctrl、Alt、エスケープキーの割り当てを変更するほか、キーボード最上段にあるキーをファンクションキーに変更することが可能。デフォルトではオフになっており、検索キー+最上段のキーでファンクションキーとして動作するようになっています。

自動リピートというのは、例えばバックスペースを押しっぱなしにしたとき、どんどん前のものを消していく動作を差します。オフにしていると、バックスペースを押しっぱなしにしても一文字分しか戻りません。デフォルトでオフになっていることもあるので、一度見ておいた方がいいかも。

キーボードショートカットはここでも確認できますが、[Ctrl]+[Alt]+[?]を押すと一発で表示できます。Chromeブラウザには搭載されていない、Chrome OS独自のショートカットも多数あります。

ちなみに、マウス・キーボードとの相性ですが、今のところ問題ありません。有線のものはもちろんUSBワイヤレスマウス、Mac用キーボード、Bluetooth接続のMac用MagicPad、USBのプレゼンターも利用できることを確認済みです。

言語と入力

[言語と入力]に関する設定ですが、日本語入力の設定などはここで行います。

[言語を追加]を押すと、任意の言語を追加。

入力方法

入力方法の欄では、各言語のキーボード設定を細かく設定可能です。

日本語入力の設定では、かな入力を選択できるほか、ユーザー辞書の登録も可能。スペースの入力の欄はデフォルトで全角になっていますが、半角にしておくと日本語入力の際にも不自然なスペースが入らなくなります。

また、様々な配列のキーボードにも対応しています。私のChromebookは英字キーボードなので、[日本語入力(USキーボード用)]に設定していますが、日本語キーボードのChromebookをお持ちの方は[日本語入力(日本語キーボード用)]に設定します。

ディスプレイ

Chromebookは外部ディスプレイに接続して、ミラーリング表示・拡張表示が利用可能なのですが、ディスプレイの配置はカスタマイズ可能。ディスプレイをまたいでマウスのカーソルを動かせるのですが、設定でディスプレイの位置を入れ替えて、本体のディスプレイの左端を出入口にすることも、右端を出入口にすることも可能です。下の2枚の画像で言えば、上の画像は本体ディスプレイの左端を通してディスプレイをまたぎ、下の画像では右端でまたぎます。

また、本体のディスプレイ・外部ディスプレイともに解像度とディスプレイの向きを変更可能で、ともにナイトモードにすることも可能です。暗くなると目に優しい表示になるアレです。

ナイトモードは寒色・暖色のスライドバーがあり、好みの表示にすることができ、オンオフのスケジュールも設定可能です。

外部ディスプレイへの接続はHDMI方式かUSB-C方式のどちらかですが、どちらが利用可能かどうかは機種によります。また、変換プラグを用意すれば、VGA端子しかないディスプレイやプロジェクタにも接続可能です。

ストレージ管理

内蔵ストレージや外付けのストレージ管理に関する項目。ただ、[ダウンロード]右のアイコンを押すとダウンロードフォルダへ、[他のユーザー]右のアイコンを押すと前述の他のユーザーの管理の項目へ飛ぶだけなので、お世話になることはないです。

ただし、[外部ストレージの設定]では、外付けメディアをAndoroidアプリで使うかどうかを設定できます。SDカードに入れたメディアをAndroidのVLCアプリで利用したい、という場合等では、ここで外付けメディアを有効化し、アクセスできる状態にしておく必要があります。今まではAndroidのVLCアプリを使っても外部メディアの動画ファイルを読み取ってくれなかったのですが、この設定を有効にすると、無事に読み取ってくれるようになりました。

外付けストレージに関しては、SDカード(SDXCにも対応)、USBスティック型メモリ、外付けHDDなど、いずれも問題なく使用可能です。これらはプリインストールの[ファイル]アプリで中身を閲覧可能です。取り外しもここから。

電源

電源の項目ではアイドル状態のとき、スリープモードにする、画面をオフにする、画面をオンのままにする、を選択可能。デフォルトではスリープモードになるようになっています。Chromebookはスリープモードからの復旧は一瞬なので、このままでいいと思います。

カスタマイズ~アプリ

カスタマイズ

ここではログイン画面やタスクトレイに表示されるアイコンと壁紙を設定できます。壁紙に関しては、様々な景色画像が入っているので気分を変えたい時に。また、単色にしたり、自分で用意した画像を設定することも可能です。

検索とアシスタント

Googleアシスタント設定に対する設定です。今回の記事を書くに辺り、調べていて初めて知ったのですが、[OK Google]と言うことでアシスタントを起動する設定は、デフォルトでは充電コードに接続時のみ有効化される仕様になっています。おかしいなーとは思っていたのですが、こういう訳でしたか。[常にオン]に切り替えると、普段から使えるようになります。

アプリ

Chromeアプリ・拡張機能とGoogleプレイストアに関する設定です。初期設定でGoogleプレイストアを有効化しなかったときは、ここから設定することが可能です。Chromeアプリ・拡張機能については、詳しい情報や有効化・無効化、削除などの操作を行うことが出来ます。

Googleプレイストア>Android設定を管理、と進むと下の画面へ。

日時~プライバシーとセキュリティ

これらの項目については、画像で見たまんまなので、説明は割愛します。

言語と入力~設定のリセット

このセクションで最後です。このうち、[言語と入力]についてはキーボードのところと同じ画面が開くので割愛します。

ファイル

ネットワークファイル共有というのは例えば離れた場所のWindows機にリモートで接続し、ファイルを閲覧したり動画ファイルをストリーミング再生したりというもの。クリックすると、下記画像のようになるので、設定します。

パスワードのところは、Windowsのパスワードを入れます。同一LANにあることが条件という気がしますが、違うLANでも共有できるかどうかは未検証です。まあおそらくだめ。これ以外にもファイルを共有する方法があり、そちらの方がお勧めです。設定は別記事にまとめていますので、興味のある方は下記記事をご覧ください(新しいタブが開きます)。

プリンタ

ネットワークプリンタに接続します。これも別記事にまとめてあるので、そちらをご覧ください。

ユーザー補助機能

[キーボードとテキスト入力]の欄では、

・キーを順番に押してキーボードショートカットが使えるようになるスティッキーキー機能
・画面キーボードの有無
・テキスト欄での音声入力などの機能

などが、また[マウスとタッチパッド]の欄では

・カーソル移動時に強調表示
・カーソルを大きく
・カーソル停止時に自動クリック

などの機能を有効化することが可能です。特に有用と思われるのが、テキスト欄での音声入力。この機能を有効化すると、マイクのアイコンがタスクトレイに表示されます。テキストエディタを開いたうえで、アイコンをクリックして話すとそのままテキストに。文字起こしなどで役立ちそうな機能です。

その他、テキスト読み上げ機能の設定や、ハイコントラストモードの設定、全画面拡大鏡の設定など。なんか押して挙動がおかしくなってしもうたがな、というときは個々の設定が思わず有効化されているときがあります(一度経験あり)。

Chrome OSについて

最後です。ここではChrome OSのアップデートを手動で確認したり、工場出荷時の状態に戻すPowerwashなどを実行することが可能です。

Powerwashは不具合があったときの最終手段ですが、ローカルのデータは全て消えます。不具合については以下のページにまとめてあります。

まとめ

VPN接続が出来ることや、充電をしていない状態では[OK Google]が使えないように設定されていた、など意外な発見も多かった印象。もしここについてもう少し詳しく知りたい、などの要望をコメントでいただいた場合は対処します。また、変更などあれば適宜改変したいと思います。

追伸
具体的な使い方や初期設定でやるべきことについては、以下のページにまとめてありますので、そちらもどうぞ。

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