Chromebookの勢いがすごい昨今ですが、Chromebookの他にChromeboxというデバイスがあるのをご存知でしょうか?過去に何度か紹介したことがあるのですが、ChromeboxはChrome OSを搭載した小型デスクトップPCです。
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「すごく売れている」ことはなさそうなのですが、随分前から存在しており、現在も販売されていることから一定の需要があると思われます。どちらかといえば企業向けの製品ではあるのですが、もちろん個人で使う場合にもChromeboxにしかないメリットが存在しますので、個人で使う場合を想定してご紹介します。
目次
Chromeboxとは
もう少し詳しくChromeboxを見ていきましょう。
例えば上記画像のASUS Chromebox 4ですが、CPUにCore i3-10110U、RAM 8GB搭載と主にノートPCに使われるCPUではあるのですが、かなりのハイスペックです。CPUとRAMについては¥69,500ほどで販売中のhp chromebook x360 14cと同様なのですが、ストレージは128GBで、eMMCよりも高速に読み書き出来るM.2タイプのSSDを搭載しています。
本体は148.5 x 148.5 x 40 mmと非常にコンパクトで、付属のマウントでディスプレイ(モニターアーム用のネジ穴があるもの限定ですが)の背面に取り付けることが可能です。
さらにChromeboxの特徴として、非常に高い拡張性が挙げられます。背側面に通常のデスクトップPCと同等かそれ以上の入力/出力端子を備えています。
USBについてはGen 3.2 Type-Aが5つ、Gen 3.2 Type-Cが1つ。Gen 3.1 Type-Cは充電にも使えますが、外部ディスプレイ出力にも対応しており、さらにHDMIポートが2つあるので、トリプルディスプレイ環境を構築することも可能です。マイクロSDカードスロット、イヤホンジャック、さらに有線LANケーブル端子もあり、まさに自宅で快適に作業するためのものが一通り揃っています。
テレワーク用としてはウェブカメラには普通マイクがついているので、¥3,000くらいのものを1つ用意すればそれで事足りると思います。
マウス・キーボードは必要ですが、入力作業の多い方はメカニカルキーボードなどを用意すれば作業効率も上がると思います。
Chromeboxのメリット
自宅でテレワークをする機会が増えた方も多いと思いますが、周りを見てもデスクトップPCを持っている人は案外少ない印象。ノートPCを自宅のディスプレイにつなげて作業している方も多いと思いますが、Chromeboxを自宅作業用に導入することで
・ノートPCのバッテリの寿命を気にしなくてよくなる
・毎日ノートPCを充電する手間が無くなる
というメリットがあります。一日作業しているとノートPCの充電は毎日必要かと思いますが、やはりそうなるとバッテリ寿命が低下し、外出先でいつも充電場所を気にしなくてはならないというデメリットがあります。
また、自宅にChromeboxがあれば作業するときにカバンからノートPCを取り出し、出社するときはポート類を外してカバンに入れる、ということもなくなります。Chromeboxがそこにあれば、10秒後には作業に取り掛かることが出来る。そんな手軽さがあります。
価格はASUS Chromebox 4の場合、アメリカアマゾンで$485.99 + 送料$57.45。
日本ではあまり取り扱いがないですが、アマゾンジャパンでAcerのものが販売中です。
ただし、ポート類に関してはASUS Chromebox 4 と全く同じということはなく、例えば上記商品はHDMIポートが1つなので、デュアルディスプレイまでとなっています。
その他、Core i7を搭載したものや、Celeronを採用して価格を抑えたものなどが存在しています。
まとめ
テレワークが増えたことで自宅用にPCを検討している方は、Chromeboxも選択肢に入れると、良い買い物が出来るかもしれません。ブラウジングに限った性能で言えば、少なくともChromebox 4はミドルスペックのデスクトップPCに勝るとも劣らないと思います。
特にこだわりがなければ、現時点ではASUS Chromebox 4が一番バランスが良いと思います。米アマゾンでの販売ですが、日本直送に対応しているので購入のハードルは低いと思います。