急に心に来たAcer Chromebook Tab 10について調べてみた|Chrome通信 Chromebookを独自の視点で紹介します

急に心に来たAcer Chromebook Tab 10について調べてみた

2018-07-19 | By ともぞう
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今まで関心がなく、スルーして来たChrome OSを搭載したタブレットAcer Chromebook Tab 10が、「結構いいのではないか」と急に心に来ました。

好むと好まざるに関わらず、タブレットと言えばiPad一択という状況の中で、似たようなスペックのAcer Chromebook Tab 10と新型iPadを比較しつつ見ていこうと思います。

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目次

Acer Chromebook Tab 10 とは?

まず、Acer Chromebook Tab 10とは何じゃい、という話ですが、Acer発売の、Chrome OSを搭載したタブレットです。

acer Chromebook Tab 10
Acer Chromebook Tab 10 特設ページより

まだキーボードが覚束ない、小学校3年生くらいまでの生徒向けに開発された、米教育市場をにらんだタブレットです。

Acer Chromebook Tab 10 スペック

スペックをざっくりまとめると、以下のようになります。

モデル Acer Chromebook Tab 10 iPad(2019)モデル
ディスプレイサイズ 9.7インチ(2048×1536)
CPU OP1(2GHz) A10
RAM 4GB 2GB
ストレージ 32GB
重量 548g 469g
厚み 1.01mm 7.5 mm

ディスプレイは9.7インチIPSディスプレイ、解像度は2048×1536と、同時期に発表された新型iPadと全く同じです。レビュー動画によると、明るさも申し分ないようです。

ポートはUSB-C1つ。これで充電など賄います。そのほか、イヤホンジャックと、マイクロSDカードスロットが搭載されています。

そして、Acer Chromebook Tab 10の最大の特徴は、ワコムペンが付属している点。本体に収納できるようになっています。背面は青のテクスチャーがあるラバーと見えます。持った時に落としにくいようになっていると思われます。

Acer Chromebook Tab 10とiPadのハードウェアの相違点

気になるiPadとの違いですが、ディスプレイは同じですが、Acer Chromebook Tab 10本体は若干分厚くて重い。ここはマイナスポイントですが、その分頑丈になっているという意見もあります。

Chromebook Tab 10がiPadに勝っている点は、RAM。さらに、iPadにはSDカードスロットがないので、ストレージが心もとない場合、初めから128GBモデルを選択しなければなりません。

Acer Chromebook Tab 10とiPad(32GB)モデルは、ともに$329なのですが、iPad 128GB版は$429です。128GBでSDXCのmicro SDカードが¥4,000を切る今、96GB増やすのに$100上乗せ、というのは割高感が否めません。

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また、iPad関連製品の充電ケーブルは、使い回しが出来ません。汎用的なUSB-Cの方が楽です。

さらに、iPadにはApple Penが付いていません。第六世代になって「使える」ようにはなっていますが、純正品は別売りで$94。純正品でなくていいなら$29ですが、地味に高いです。本体に収納できない点もマイナス。サッと取り出して手書きでメモを取る、などのシチュエーションを考えれば、本体収納の方が便利に決まっています。

Acer Chromebook Tab 10とiPadの使い道の相違点

パッと見は同じように見える両社ですが、中身はまるで違います。やはり、Acer Chromebook Tab 10はPCに最適化されており、iPadはタブレットに最適化されています。

純粋にタブレットとして、ライトユースであれば、iPadを選んでおけば間違いないでしょう。というか、私がわざわざこんなことを言うまでもなく、一般の人が100人いれば、全員がiPadを選ぶと思いますが。1,000人いれば、一人くらいはAcer Chromebook Tab 10を選ぶかも知れません。

ただ、Chrome OSの良さは、ログインすれば、いつでもそこに自分の環境があるという点。家族で使いまわしをしたり、Googleサービスで作業をしたりするのであれば、間違いなくこちらに一長があります。

特に、教育市場など、デバイスの使いまわしをせざるを得ない状況では、この良さが如何なく発揮されます。

また、問題が起きたときはPowerwashをしてログインすれば、いつも通りの環境に元通りです。一方のiPadは、バックアップなど、PCに接続しなければいけないところが煩わしい。iCloudにバックアップすることは可能ですが、無料で使える容量が少ないので、最小限のものをアップグレードするに留まります。何かあった時の復旧作業では、やはりPCが必要になってきます。

そしてiTunesはWindowsとの相性がすこぶる悪い。Chrome OSの場合、初回のログイン時にダウンロードしたアプリや拡張機能を自動的に同期してくれるため、セットアップにかかる労力がほとんどありません。

Acer Chromebook Tab 10で一つだけ気になる点は、ログイン時のパスワード。この辺り、Chrome OSそのままだとすれば、パスワードをソフトウェアキーボードで入力するハメになりそうです。iPadよろしく、数字の組み合わせや、Androidのパターン認証などがあればいいのですが、この辺りはあまり期待できそうにないですね。Androidがあれば、「スマートロック機能」により、クリックだけでログインできますが、この点だけ気になります。

ロック画面のアンロックについては、設定すれば4桁のPINナンバーで可能です。

まとめ

書き始めはメリットが思いつかなかったAcer Chromebook Tab 10ですが、書いていくうちにメリットを発見。家族で使いまわしするならAcer Chromebook Tab 10がいいでしょう。

また、キーボードやマウスを接続してがっつり作業したいときも、4GBあるAcer Chromebook Tab 10の良さがでると思います。マルチウインドウで使うことも、もちろん可能です(Chrome OSなので)。

また、Chrome OSのタブレットという新しい分野への第一歩としては、試金石的な意義を持ったモデルです。一定の成功を収めれば、他社もより洗練されたモデルを投入してくることでしょう。

*後にASUSからミリタリー基準のMIL-STD-810Gに準拠するASUS CT100が登場しています。

主戦場の教育市場においては、Acer Chromebook Tab 10は複数の生徒によるマルチログインが可能という点と、すでにChromeの環境が整っていることから、割とすんなりと受け入れられると予測されます。ペンやストレージなど総合的に考えると、価格面でもiPadと比較して明確なメリットが存在します。

新型iPadも教育市場を狙ったものですが、ペンやストレージが高価なので、予算が少ないところでは難しく、既に確固たる地位を築いたChromebookの牙城を崩すことはないでしょう。その意味ではハイエンド教育市場を狙ったものと考えるのが妥当です。

まだアメリカアマゾンでも発売していないのですが、間もなく登場するはずなので、しずかに推移を見守りたい。
Acer Chromebook Tab 10 特設ページ

2018.7.24 追記

一つ大事な点が抜けていたので、追記。

私が妻のASUS Chromebook C100PAを使い、息子と荒野行動をしようとしたところ、息子のASUS Chromebook C101PAのバッテリーアイコンが赤くなっていることに気づく。バッテリー大丈夫?と聞くと、「大丈夫、10分も充電すれば一時間は使えるから」と答える息子。息子曰く、iPadではこんなことは出来ない、とのこと。

おお、立派なクロームブッカーになりやがって。

私の持っている(子供に与えている)iPadは、古いせいか、バッテリーの残りが10%くらいだと、充電しながらも着実にバッテリーが減り、やがて死にます。割とすぐ死にます。そして、バッテリーの充電に時間がかかること、スロークッカーが如し。一晩充電して、ようやくフル充電されるといったところでしょうか。30分ほど充電しただけでは、またすぐ死にます。

一方、Chromebookの場合は、どんなに長く見積もっても、フル充電に2時間かかりません。私の試した限り、Acer Chromebook 14 for Workはカタログスペックのバッテリー持続時間は12時間ですが、それでも2時間かかりません。体感的には1時間40分といったところです。そして何より、使用しながらでも、充電している限り、モリモリバッテリーが充填されます。そう、Chromebookならね。

ということで、iPad使いたいけど充電が、・・というシチュエーションに辟易している人、バッテリーを特に気にせず、タブレットを使いたい人にとっては、Acer Chromebook Tab 10にメリットを感じられると思います。

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Chromebookの設定や使い方についてはこちらを参照|初めてのChromebook



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