モバイル用途ならChromebookが最良のノートPCとなり得る理由
「モバイル用途のノートPC」というカテゴリにおいてChromebookは最良の選択であると思う理由を書いてみたいと思います。
モバイル用途で考えるならChromebookも選択肢に入れて考えてみてはどうだろう、という提案です。
「既にデスクトップとノートPCを持っているが、ノートPCが型落ちになってきたので買い替えたい」、もしくは「デスクトップを持っているがモバイル用にも一台欲しい」そんな人に向けた記事です。
モバイル用途のノートPCで求められるスペック
モバイル用途のノートPCでやることは何だろうというと、執筆作業、オフィス系の作業、メール、ブラウジング、移動中の動画鑑賞といったところでしょうか。
そんな使い方ならChromebookがバッチリハマる理由があります。
Chromebook以外のノートPC
ここで、Chromebook以外のノートPCを検討してみるという逆説的な手法で進めていきます。
Chromebookと同価格帯にあるノートPCがどんなものかを調べるべく「5万円 ノートPC」で検索して「5万円以下のノートパソコン最強おすすめ人気ランキング20選【2017年最新版】」という記事を見つけました。
こうして5万円以下のノートPCを見てみると、大まかに分けて3つのグループに分かれます。
・デカくて重い&古いCeleronを搭載したダサいノートPC
・小さく軽いが、Atomを搭載したショボイノートPC
・価格が安く、型落ちChromebookといったスペックのPC
上の2つはまあお分かり頂けると思います。5万以下の14インチモデルなどは、本体、ベゼルともにデカくて太い。そして重い。とても持ち運ぶ気にはなりません。
「小さく軽い&Atom」これも分かりやすいと思います。2-in-1モデルにありがちなAtomや型落ちのCeleronを積んだモデルで、やはり動作のもっさり感は否めない様子。
価格、スペック共にChromebookに近いノートPCはどうかというと、デザインが初期の頃のChromebook並にダサいものがほとんど。スペック的にも型落ちのChromebookといった感じです。それにWindowsを積んだらもっさりすること必至。
ランキング1位のモデルは乃木坂のCMでお馴染みマウス製のPC。新品価格は5万弱ですが、今は3万5千円くらいになっている模様です。
※販売終了したため画像がありません
スペックを見ると
・14型グレアディスプレイ(解像度:1366×768)
・CPU:Celeron N3060 (2コア/1.6GHz)
・RAM:4GB (PC3 12800)
・SSD:32GB
・バッテリー駆動時間 約5時間
・重さ 約1.4kg
・OS:Windows 10 Home 64bit
14型にしては重量は約1.4kgと(価格にしては)いい線いってますが、やはり気になるのがCeleron N3060という点。ブラウジングなどの軽作業でも若干のストレスを感じそうです。そして、なにより致命的なのがバッテリー駆動時間で約5時間。これでは出先でもアダプタがないと不安になるレベルです。グレア液晶というのも暗い、ひと昔前のディスプレイということになりそうです。そうでなくても解像度が低いことは確かです。
5万円以下のPCに共通して言えること
こうして見てみると、5万円以下のWindowsノートPCに限って言えば、必ずどこかで妥協することになります。パワーを重視すれば携帯性を、携帯性を重視すればパワーが犠牲になります。1位のマウス製PCもパワーとバッテリー持続時間、そしてモニターの質がしっかり犠牲になってます。
特にパワーで妥協する場合、とても動画編集などやる気にならず、結局はChromebookで出来ること(メールやブラウジング程度)しかやらないと思うんです。
重さは全く気にならん!という猛者の方は別ですが、やはりデカくて重いPCを持ち運ぶというのはかなり億劫です。バッテリー持ちが悪いと、デカいアダプターも持っていく必要があります。
それならChromebookでええやん?
結局、ショボイスペックのノートPCで妥協するなら、Chromebookも選択肢に入れていいのではないかという話。$300までのChromebookでも見た目がよく、ブラウジングに関しては動作がキビキビとした良モデルが数あります。
思いつくだけでも、パワーに不安が残るものの薄く、アルミの外観が所有欲をくすぐるフル液晶搭載のAcer Chromebook 14($280-)、キーボードに定評があり、パワーも十分な実用性重視のLenovo Chromebook 13($200)、フリップタイプの万能型Acer Chromebook R11($270)など。$500出せばディスプレイが回転するプレミアムモデルのASUS Chromebook C302やSamsung Chromebook Proなど最上級のモデルが射程に入ります。
これらに共通しているのは
・5万程度のWindows製と比較した場合、見た目のレベルが総じて高い(アルミ合金製だったり薄かったり)
・バッテリー持続時間が総じて長い(最もバッテリが短いモデルでも7時間くらいは持つ)
・OSが軽いため、モバイル用途なら十分なパワーを発揮する(もちろんモバイル以外の用途にも十分耐えうるモデルもあります)
・立ち上がり、シャットダウンが速い(立ち上げ5秒シャットダウン3秒くらい)
・蓋を閉じれば自動でスリープになり、開くと瞬時にスリープから復帰する(バッテリ長持ち)
・バックグラウンドで余計なことをしないので、データ通信量が低い(データセーバーという拡張機能を使えばさらに節約可能)
モバイル用途ではWindowsにせよMacにせよChromebookにせよテザリングが必須なので、バックグラウンド処理がそもそもほとんど存在しないChromebookのデータ通信量が低いのは地味にポイント高いです。また新しいモデルに限ればUSB Type-Cで充電するモデルが多く、アダプターが小さめになっているのもメリットです。もちろんモバイルバッテリーがあればそれでOK。
モバイル用途で言うと、同価格帯のWindows製と比較して、デメリットが何もありません。さらに、モバイル用途に限るならMacと比較してもデメリットがありません。唯一デメリットがあるとすれば、「Macではないこと」くらいです。
モバイル用途ならChromebookが最良のノートPCとなり得る理由 まとめ
モバイル用途ならいいことずくめのChromebookですが、やはり最大のデメリットは入手の心理的ハードルが高いことでしょうか。そんな人にお勧めするのは日本への発送が可能なモデルを米アマゾンで買うこと。今回上げたものだと「Acer R11」「ASUS Chromebook Flip C302」、抵抗が無ければ「Samsung Chromebook Plus」。いずれも日本への発送に対応しています。また、決済は円建てなので、クレジットカードかデビットカードがあればOKです。初めだけアカウントを登録する必要がありますが、名前や住所を打ち込んでいくだけなので、特に難しいことはありません。
思いっきり「こいつぁ臭え!アフィリエイト臭がプンプンするぜぇー!!」という感じになってますが、私はアメリカアマゾンでのアフィリエイトの審査に落ちているのでセーフ。思う存分買うがよい!!
現在過去記事を全体的にリライト中です。よければ過去記事もご覧ください。目次 | Chrome通信
- 前の記事
【2017年5月】ここ最近のChromebookのニュース まとめ Samsung Chromebook Pro 狂騒劇他 2017.06.04
- 次の記事
Samsung Chromebook Pro スペックまとめ ASUS Chromebook C302との比較 2017.06.13
コメントを書く