じめまして、Chromebookを7年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このサイトではChromebookについての情報を発信しています。
今回はChromebookのバッテリー駆動時間についての話題です。
ChromeOS 105で実験機能「#quick intensive throttling after loading」という機能が登場しました。throttle=スロットルは絞るという意味があり、インターネットの文脈では速度を制限するという意味合いになります。
どのような機能かというと、通常バックグラウンドのタブは5分間放置するとJavaScriptの読み込みを停止し、CPUを開放するのですが、今回の実験機能「#quick intensive throttling after loading」ではバックグラウンドのタブが5分ではなく10秒経過した時点でJavaScriptの読み込みを停止する機能です。
効果としては「バッテリー駆動時間が伸びる」とのことです。特に、何もせずに放置している場面ではCPUの使用率が10%以下になったという報告もあります(Quick intensive timer throttling of loaded background pages - Chrome Platform Status)。
実験機能の有効化手順は、Chromeブラウザに「chrome://flags」と入力して検索ウィンドウに[intensive]と打ち込むと下記画面が表示されます。
Defaultと表示されているプルダウンメニューをクリックしてEnabledへと変更するとRestartボタンが出現するので、それをクリックすると終了です。
よくChromebookを起動したまま放置しがちの方は、有効化しておくと恩恵があるかも知れません。