今さらきけない、Chromebookの基本~通常のノートPCとの違いなど|Chrome通信 Chromebookを独自の視点で紹介します

今さらきけない、Chromebookの基本~通常のノートPCとの違いなど

2019-10-08 | By ともぞう
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ビックカメラがChromebook特設コーナーを設けるなど、かつてない盛り上がりを見せるChromebook。そんなChromebookが気になってはいるものの、どういったものかイマイチよくわからない、という方も多いと思いますので、Chromebookの基本的なコンセプト、使い道や普通のノートPCとの違い、現時点での魅力について、まとめておきます。少し長くなって申し訳ないですが、最後まで見て頂ければ嬉しいです。

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目次

ChromebookとはChrome OSを積んだノートパソコン

ここについてはご存知の方も多いと思いますが、Chromebookは「Googleが開発したOSであるChrome OSを積んだノートパソコン」の総称です。通常のPCではWindowsが大半、Apple系ではMacOSが積んでるので、一番大きな違いがここになります。

また、とにかく目を引くのが価格の安さ。安いものは三万円台からで、アメリカでは$99でセールされたこともある、という点が特にノートパソコンの概念を覆すもの。ただ、そこだけがChromebookの魅力ではありません。Chromebookが単に「安かろう悪かろう」の製品だったとしたら、2011年にデビューしてから瞬く間にアメリカの教育市場を完全に制圧し、5割強のシェアを獲得するなど不可能です(Windows2割、Apple系1割とその他という感じです)。ここでは、そんなChromebookの魅力に迫りたいと思います。

lenovo c630

lenovo c630

Chrome OSを積んだ一体型のPCや小型デスクトップ型、スティック型、タブレット型もありますが、ここでは一番メジャーなChromebookに話を絞ります。

Chrome OSとは

Chrome OSは元々GoogleのChromeブラウザを動かすことに特化したOSです。現在はAndroidアプリや、2019年以降販売モデルでLinuxアプリが動かせるようになっていますが、基本的にはChromeブラウザでの作業がメインになります。想定される作業としては、ブラウジングやメール、動画視聴など、要するに「普通の」ノートパソコンで出来る作業そのものとなります。

その他、オフィスワークなら、機能は限られますが無料のOffice Onlineでやるもよし、サブスクリプションしてる方はアンドロイド経由でOffice 365を使うもよし。

個人的にはGoogleの提供する無料のドキュメント(WORDの軽量版みたいなもの)、スプレッドシート(Excelの軽量版みたいなもの)、スライド(PowerPointの軽量版みたいなもの)を使って脱オフィスを図っています。

つまり、ノートPCでやる大体の作業が、Chrome OSでも出来ることになります。無論、写真・動画の編集や、本格的なオフィスワークなど、デスクトップなり何なりを使った方が良い場面もありますが、気軽に使えるChromebookの方がむしろよい部分もあります。要は使い分けです。

個人的にはホームビデオなどの編集やゲーム、本格的なオフィスワークはWindowsのデスクトップでやります。

逆に、AmazonビデオやTverをTVに繋いで視聴したり(見たい時にパッと使える。ディスプレイを閉じて外部出力にした状態ならバッテリーが15時間は持つ。)、急ぎでメールをするとき(起動が速いので)、軽く調べ物をするとき(同じく起動が速いので)、出先でPCが必要な時(スライドでプレゼンするとき)等でChromebookが活躍中です。また、フリップタイプと呼ばれる、ディスプレイが回転するモデルでは、電子書籍を読むなど、タブレット的にも使用可能です。

Chromebookは「ネットがないと何もできない」と誤解されることもあります。その辺りが気になる方は、Chromebook オフラインで出来ることをご参照ください。

Chrome OSの特徴と魅力

Chrome OSの魅力を羅列すると

・マシンスペックの割に、動作が軽快
・大体のモデルがファンレスなので、動作音が全くない
・起動・終了・スリープからの復帰などの挙動が爆速で、好きな時に手軽に使える
・セキュリティソフトが必要ないので、ランニングコストがない
・セットアップが簡単(初期設定で必要なのはWifi設定とGoogleアカウントの入力のみで1分もかからない)
・設定がアカウントに紐づいているので、別のChromebookに乗り換えても、キーボードの日本語化設定やトラックパッドの順逆など、あらゆる設定がすべて引き継がれる
・トラックパッド・キーボードショートカットが便利
・比較的安価な分、神経質にならず手軽に使える
・使おうとしたら「アップデート中です」といって待たされることがない(Chrome OSを2つ搭載することで回避)
・バッテリー持続時間が比較的長い(10時間以上が標準で、フル充電も1時間半程度)

逆に、「普通の」ノートPCと比較して、デメリットと言える点は、

・Windows、Apple向けのソフトのインストールが出来ない故に、特殊なソフトを必要とする作業は無理

現時点では、デメリットと言える点は、これ以外に思いつきません。かつてはプリンターの設定がやや特殊だったり、Gyaoなどの視聴で特殊な設定が必要でしたが、発売以来、2週間に一度程度のアップデートによりどんどん使い勝手が良くなっています。メジャーアップデートは現時点で78回目。その他マイナーアップデートは数え切れず。

デメリットとして挙げた「ソフトのインストールが出来ない」点ですが、短所に見えてここが長所でもあります。というのも、パソコンのウイルスというのはソフトの一種なので、ソフトがインストールできないPCにウイルスが感染することは、原理的にないです。つまり(ユーザー側での)セキュリティ対策・セキュリティソフトの購入が不要なので、ランニングコストはゼロです。

では使えるソフトが全くないのか、というとそうではなく、アプリやソフトは「Chromeウェブストア」という、Chromebookにプリインストールされているストアから入手します。ただのウェブページへのリンクみたいなものも多いですが、オフラインで使えるテキストエディタなど、一通りのものは揃えることが可能です。拡張機能については、今お使いのものが同期されます。設定で非同期にすることも可能です。

また、Androidアプリも使用可能で、さらに最新モデルの一部ではLinuxアプリのインストール、使用が可能となり、さらに使い方は広がっています。ということで、どうしてもやりたいことがあれば、何かしらの道はあります。

動作が軽快で、起動・終了が速く、価格が安くなる理由

Chrome OSは4GB程度の超軽量のOSなので、高スペックなハードウェアでなくとも十分に快適に動作します。ノートパソコン用のしょぼいセレロン・プロセッサと4GB程度のRAMでも、十分。これがChrome OS最大の特徴であるともいえます。とにかくブラウザを快適に動かすという機能以外はそぎ落としたOSなので、OSそのものを動かすためのパワーは必要最小限で済みます。不要な機能をそぎ落とした結果、動作が速く、起動・終了も速いです。そしてバッテリー持続時間も長めです。同じスペックの安価なWindows搭載ノートパソコンと比較した場合は、オーバーヘッドが小さい分、原理的にChromebookの方が快適にブラウジングが可能です。余談ですが、ブラウジングや動画視聴がメイン目的なら、下手に安いWindows機を買うより、フル液晶で14インチ、3万円台のChromebookを買う方が満足度は高いと思います。

機能をそぎ落とし、限定した点についてはデメリットに感じる方もおられるかと思いますが、ここが実はファインプレー。思い切って機能を絞ったことで、Windowsの黒歴史であるネットブック化せずに済みました。ネットブックの黒歴史を知らない人はスルーして欲しいのですが、かつてのネットブックの「一応一通り何でもできる」という方向性は、Atomには荷が重すぎて、動作がもっさり。Chromebookはかつてのネットブックと同じという意見を耳にしたことがありますが、全くの別物です。

まとめると、基本的に安価なプロセッサ、4GB程度のメモリでも軽快に動作するため、製造コストは抑えられます。また、ローカルストレージは32GB~64GB程度で、データはクラウドに置いてね、というスタンスなので(なお、Chromebookを購入するともれなく100GB分のGoogle Drive容量が貰えます。無料期間は2年間。)、ここでもコストが抑えられるとともに、ハードドライブが無い分故障のリスクが減り、小型軽量化にもなっています。Androidと同様に、Chrome OSはメーカーに無償で提供されているため、メーカーからしても製造コストが抑えられます。こういった要素が相まって、価格が全体的に安くなっています。

ここは声を大にして言いたいのですが、Chromebookの安さは、安売りや値引きをした結果安くなっているのではなく、Googleが最初から小売価格が低く抑えられるようプロデュースしているからという点。つまり「安かろう悪かろう」の製品ではありません。もっとも近頃はこういった誤ったイメージも、大分払拭されているようで嬉しい限りです。

Chromebook Flip C434

名機、Chromebook Flip C434

ChromebookのノートPCとしての使い勝手と通常のノートPCとの違い

ノートPCとしての使い勝手という観点でみると、BluetoothとWifi(ac対応)は全てのモデルで標準装備。最近のモデルはUSB Type-CとUSB Type-Aを装備。HDMIケーブルも大体備わっていますが、一部USB Type-Cで外部ディスプレイに出力するモデルもあります。SDカードスロットも大体備わっています。充電は専用アダプタでなく、Type-Cで賄うものもあります。

トラックパッドはタップでクリック、2本指縦スワイプで上下スクロール、3本指横スワイプでタブの切り替えなど機能面はバッチリ。逆スクロール(ネイティブ)にすることも可能。キーボードについては、デリートキーがなく[Alt]+[Backspace]で対応するなど、操作が少し特殊ですが、その代わり、戻る・進むキーやリロードキー、全画面表示キーなどがキーボード上部に配置され、ブラウジングに特化していることを感じさせる作りになっています。より詳しくは以下の記事をご参照ください。

マイクを内蔵しているので、「OK グーグル」と話しかけて検索することも可能。最近は一部モデルでGoogle Assistantの搭載が始まりました。順次アップデートで対応してくれます。

今お持ちのマウスやキーボードなどのデバイスは、互換性があるので使用可能です。いろいろ試しましたが、使えなかったものはありません。友人の持っているMac用Magic Padも問題なく使えました。Bluetooth機器もバッチリ使えます。

という訳で、一部操作は慣れが必要なものの、機能がそぎ落としてあるからといって犠牲になっている点はほとんどありません。さすがGoogle、という感じです。

多様化するChromebook

今までに書いたことはChromebook全体に言えることですが、個別のChromebookの違いについても軽く触れておきます。より詳しくは下記記事を見て頂ければと思います。

現在Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovoなどの台米メーカーがChromebookを制作・販売していますが、割と多種多様。

まず大きく分けて、フリップタイプと呼ばれるディスプレイが回転してタブレット的に使えるモデルが結構あります。Androidが使えるので、こういったニーズも多いようです。フリップタイプは平均的に$100程度上乗せされる感じです。

また、小学生も使うことを想定しているため、一部モデルで、米国軍基準のMIL-STD 810Gに準拠する高耐久モデルがあります。少し価格が高く、ゴツくなりますが、120cmからの落下や330mlまでの水バシャーに耐えるというのは心強い限り。

さらに、落下耐性はないものの、水バシャーには耐える防滴仕様のモデルも存在。この辺りは個人のニーズ次第ですが、きっとピッタリのモデルが見つかります。

まとめ

少しでもChromebookのことが伝わればよいと思ってこの記事を書きましたが、何もChromebookを買うべし、と言っている訳ではありません。ただ、PC選びの際に、Chromebookも選択肢に入れることで、より良い選択が出来る可能性が広がればいいと思います。特にサブ機として考える場合、少なくとも一考の価値はあると思います。この記事が気に入っていただけた方は、ツイッターなどでシェアして頂けるとありがたし。

また、このブログでは実機の操作方法や、選び方のポイント、上級者向けの使い方などについても書いています。併せて見て頂ければと思います。

次の記事は今熱い国内モデルについての記事になる予定です。近日公開予定。

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Chromebookの設定や使い方についてはこちらを参照|初めてのChromebook



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