Chromebookと黒歴史「ネットブック」の大きな違い

2016-11-18

巷では未だに「ネットブック」と思われているChromebook。個人的にはChromebookとWindowsPCは別物なので、真っ向から比較するのはナンセンスだと思っているのですが、黒歴史などと言われることもある「ネットブック」と混同されるのもシャクなので記事にした次第であります。

Chromebookとネットブックの共通点

かつて存在した「ネットブック」は名前が示唆する通り、ブラウジングやメールなどを主目的とした(当時としては)Windows搭載の低スペック&安価なノート型PCです。

ネットブックとは

ネットブック(英: Netbook)は、ウェブサイトの閲覧や電子メール・チャットなどの基本的なインターネット上のサービスを利用することを主な用途とした、安価で小型軽量で簡便なノートパソコンのカテゴリーである。2007年から各PCメーカーから発売され、2012年に新規販売を終了した。(Wikipediaより)

かつてのネットブックはブラウジングやメールを主目的としながらも、Windows 7の簡易バージョンを搭載し、OfficeなどWindowsで出来るたいていのことは出来るのでした。とは言ってもヘビーな使い方には耐えることが出来ず、あくまで持ち運びメインのサブマシンとして需要がありました。

かつて使用していたネットブック。
かつて筆者が使用していたネットブック

今ではHP SteamやASUS EeeBook X205TAなど安価なPCなどが完全にネットブックに取って代わった感じです。勿論性能は格段に上がっていると思いますが。

かたやChromebookはもっと限定的で、初期の頃はChromeブラウザだけ使えればいいというものでした。現在はChromebookは今ではウェブアプリや拡張機能が充実し、単なるブラウザからウェブアプリを使うためのプラットフォームへと進化しています。

ネットブックとChromebookの決定的な違い

ネットブックとChromebookはどちらもネットでのタスクが主目的と言ってますが、実はここに大きな違いが存在します。ネットブックの場合は軽量版ながらWindowsを積んでいるため、原理上はWindowsで出来ることは一通り出来ることになっています。用途は幅広いにも関わらず「ネットブック」という名称は、スペック的にブラウジング以外のタスクには向かない、でもブラウジングくらいなら問題ないという理由からです。

この点を考えるとネットブックは消去法的にブラウジングを主目的としている、ということになります。

一方、Chromebookは開発当初から目的(=Chromeブラウザを動かすこと)が非常に明確で、その目的を達成することのみを考えてOSとハードが設計されています。

私の所有していたネットブックは容量がたしか120GBくらいあったと思いますが、Chromebookはネットに特化しているので、このご時世にHDD容量16GBという割り切ったハード設計が可能なります。

その結果が$100台の安価なChromebook達と余計な機能が一切入っていないことによる起動・終了の圧倒的スピード。また安価なPCでありながらネットのブラウジングに関してはMacbookより速いなどという現象が生まれることになります。

ネットブックはインターネットでのブラウジングやメールを主目的としていると謳ってはいるものの、そういった作業のために最適化されている訳ではありません。起動→更新中・・・というのも普通にありますが、Chrome OSはそういった煩わしさがないよう設計されており、セキュリティも万全の体制です。ネットに特化するという点においては一切ブレがない、それがChromebookです。

Chromebookとネットブックとの違い まとめ

結局のところ、ChomebookのメリットはChrome OSのメリットそのものです。少なくとも安価なChromebookについてはハード的な優位性はほとんどありません。まあこの点については価格相応です。

唯一あるとすれば、価格の割にディスプレイが良いことくらい。Acer CB3-131などは2万円台(アメリカでは$169ですけど)のChromebookでIPS液晶を搭載していますが、WindowsのノートPCで2万円代はそもそもほとんど存在しませんし、安価なPCとして人気を博している「ASUS EeeBook X205TA」などはボンヤリと薄暗いTN液晶です。まあこんなのはあくまで「ついで」なのでメリットというほどでもありません。

また、ChromebookがあればWindowsやMacは不要と言うつもりも一切ありません。私自身、Windowsを搭載したデスクトップPCを日常的に使っています。

ChromebookはWindowsやMacを車とすると、原チャリやスクーターみたいなものと勝手に思っています。ちょいと使うなら非常に便利&低価格で低燃費(=バッテリー持ちがよい)&維持費が安い(=セキュリティにかかるランニングコスト0)、でも本格的な仕事になると他のデバイスでないと出来ないこともあります(もちろん私の父のようにChrome OSですべて事足りる人もいます)。

現状、PCを買う際の選択肢はWindowsかMacかの2択状態ですが、ブラウザや動画視聴目的ならそこまで高いPCを買わなくても大丈夫。Chromebookが一番しっくりくる場合もありますよということを声を大にして言いたいのであります。

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ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。ほかに『初心者による初心者の為のウイスキーの話など。』や『OLD ROOKIE』を書いてます。

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