ChromebookのOS「Chrome OS」がバージョン91へアップデートされました。注目の機能はニアバイシェアの搭載。内容をまとめておきます。
※バージョンの確認方法はタスクトレイの設定からChrome OS 設定画面を表示し、「Chrome OSについて」の欄で確認可能です。
Nearby Share(ニアバイシェア)が正式に搭載
今まではβ版だったNearby Share(ニアバイシェア)機能が正式に搭載されました。ただしこの機能を使うには設定が必要で、Chrome OS 設定の「接続済みのデバイス」の欄で「ニアバイシェア」をオンにします。
Androidスマートフォンが接続されているのが前提条件です。

これでタスクトレイの欄にニアバイシェア機能が追加されますが、分かりづらいことに「周辺ユーザー」と表示されています。このボタンをクリックするとニアバイシェアが起動します。

ニアバイシェアの詳しい使い方は下記記事をご参照ください。
参考記事
ランチャーがより賢くなりました
虫眼鏡アイコンで起動するランチャーの検索欄でできることが増えました。紹介されている例は2つ。
「天気」とタイプすると自宅近辺の天気が表示される

計算式を打ち込むと結果を表示

1つ目の「天気」機能は正直微妙ですが(外見たら分かるがな)、計算は役立つときがあるかも。
アプリの通知バッジが表示
Androidスマホはアプリで通知があると右上に丸いアイコンが表示されますが、その機能がChrome OSにも搭載されました。


Chromebook診断アプリが登場
使用中のChromebookのバッテリ・CPU・RAMの状態が診断できる診断アプリの提供が開始されました。

ただ、ヘルプページではEverythingボタン(虫眼鏡アイコン)を押して「診断」を検索すればすぐに見つかりますと書いてあるものの、「診断」で検索してもそれらしきものが見つかりません。
ランチャーの検索バーで「diagnotics」と打つと無事見つかりました。

このアプリをインストールして起動した画面がこちらです。

CPUの負荷テストやメモリのテストを行うことが可能です。問題があれば検出可能ですが、まあ現段階ではあまり使い道がないかも。
ただなんとなく動きがもっさりしてきたなどといったときはCPUの動きなどを見てみるといいかもしれません。
テストした端末はCore i3010110Uを積んでいるのでシステムに割かれてるCPU使用率がわずか3%ですが、CPU使用率がアイドル状態でも高めの場合は買い替え時を示しているのかも。
まとめ
実際にNearby Shareを使いましたが極めてスムーズ。いいですね。またCPUの使用率やメモリ使用率がモニタリングできるというのも新鮮な体験です。Chromebookをお持ちの方は一度試してみては?