【2019年7月上旬】 Chromebookニュースまとめ Googleがタブレット製造から撤退した件 他2本|Chrome通信 Chromebookに関する最新情報を提供します

【2019年7月上旬】 Chromebookニュースまとめ Googleがタブレット製造から撤退した件 他2本

2019-07-02 | By ともぞう
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うかうかしている間にすっかり時期を逸してしまったネタもあるのですが、最近気になったトピックについて。

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Googleがタブレット製造から撤退したことに関して思うこと

もうご存知の方も多いでしょうが、Googleが「タブレット製造事業」から撤退しました。なぜ「タブレット事業」から撤退ではなく「タブレット製造事業」から撤退と書くかというと、製造から撤退するものの、今後も作りたいメーカーがあればサポートするとのこと。Pixel Slateのサポートも継続していくようです。なお、Googleは2つほどタブレットを開発中とのうわさもありましたが、開発中止、タブレットチームは解散した模様。

個人的には、非常に良いモデルなので残念な気持ちもあるのですが、まあしゃあないかな、というところ。現Pixelbookの前身であるChromebook Pixel 2が生産中止となった際には結構な怒りの声が出ていましたが、今回は海外メディアもあっさりとしたものでした。あまり上手くいかなかった理由を少し考えてみたい。

Pixel Slateが定着しなかった要因は何か

現在進行中だった(と思われる)プロジェクトを破棄して、チームも解散したということは、Googleのタブレット製造事業は失敗といって差し支えないところ。確かPixel Slateの発表が去年のことなので、かなりのスピード撤退となります。

ただ、Pixel Slateは戦略的な意味合いが多分にある製品で、初めからあまり売れるとは思っていなかったんじゃないか、という向きもあるので、完全に失敗とは言い切れない部分もあるのですが、取り敢えず失敗したものという前提で考えてみます。

失敗の要因は様々あると思いますが、まず第一に、iPad一強のタブレット市場において、なかなかサードパーティーの協力が得られなかったという点があるようです。Chrome OS向けと、死に体のAndroidタブレットに最適化したアプリを開発することに対して、サードパーティーが2の足を踏むのも致し方ないところ。なぜなら、現状iPadに対抗できそうなアンドロイド・タブレットは存在せず、そもそもタブレット市場自体が先細り状態。独り勝ちのiPadですら、5年前と比べると、出荷台数が激減している模様。原因はスマホの大型化、と言われています。昔の4~5インチのスマホ時代はタブレットにもそれなりの存在意義があったようですが、今はそれほどでもない、という点に関してはだれしも納得できる点だと思います。

今回のPixel Slateに目を向けると、やはりタブレットとして考えると、値段が高すぎる。似たようなスペックのSurface Proなどと比べても、かなり割高です。プレミアムChromebookとして捉えるなら「あり」ですが、その場合、キーボードの値段など考えると、Pixelbookを選んだほうが無難な印象も。そう考えると、やはり立ち位置が中途半端な感じが否めません。

そもそも教育市場に強い土台を持つChromebook。プレミアムモデルは(Pixelbook含め)、どちらかというと、Chrome OSの可能性を示すためのもので、あまりそこで売り上げを、とは考えていないでしょう。そういった意味でも、タブレット全体が地盤沈下しているなか、これ以上タブレットを作っても仕方ないと考えたとしても不思議ではありません。

また、価格設定からして、ハナから売上が立つとは考えていなかったのではないか、と思える節もあります。ピチャイはこんなことは重々承知の上で、未来のないタブレット市場から撤退することを社員に納得させるために、敢えて販売に踏み切ったというのは、穿ちすぎでしょうか。

アメリカでタブレットを死なせたものは何か

スマホの大型化がタブレットの存在意義を薄めたのはその通りだと思いますが、見逃せない要因として、Chromebookの台頭があるのではないか、と思います。そもそもタブレットの良さは、気軽に取り出してブラウジングといったところですが、キーボード付きのChromebookならブラウジングは無論、メールやGoogle Docsなどの作業も容易。タブレットモードになるフリップタイプならなおさら。

Chromebook登場以前なら外に持ち歩くサブ機としては、ノートPCかタブレットか、という選択でしたが、今はChromebookがサブ機としてファーストチョイスになっているといって過言ではないでしょう(アメリカでの話です)。Chromebookの重さがハンデになりそうですが、そもそも車移動がデフォルトのアメリカ人は重さに余り関心がないうえ、タブレットもメールやGoogle Docsなどの作業をするとなると外付けキーボードが必要で結局、重くなるため、さほどタブレットにアドバンテージなし。また、日本で持ち歩くときは、電車で(タブレットとしては)デカイChromebookを取り出すのは憚られますが、飛行機移動中心のアメリカ人ならさほど気にならないはず。

また、教育市場でも、(アメリカの)どこどこの地域の学校がタブレットからChromebookにスイッチした、というニュースを度々目にします。アメリカ人の小学生たるもの、キーボードなど不自由なく使えて当然。頼みの教育市場でもそうなってくると、タブレットは本当に死に体です。まあお絵描き用途や電子書籍リーダーとしての需要は確実にあるので、完全になくなる、ということはないと思いますが、iPadと他少数 with 中国の激安怪しいタブレット多数、という感じになると思います。

日本はどうか、というと、そもそもChromebookという選択肢がない(知っている人が少ない、知っていても安かろう悪かろうのイメージが強い)ため、サブ機としては、タブレットがファーストチョイスになっていてもおかしくない。

個人的にはマウス(ポインター)が使えないタブレットは、ノートPC代わりに使う気にならず。iPadなどを敢えてノートPCとして使う方の中には、「(この使いづらさも)iPadに対する愛を試される試練」だの訳の分からないことを言う人はさておき、やはりタブレットはノートPCとしては使いずらい、というのが概ねの意見と思われます。タブレットでできることが、あらかたこなせるChromebookがサブ機として選択肢に入ってくれば、満足する人も確実に存在するものと思われます。

hp Chromebook x360、日本でも発売へ

今年1月、CESにて発表されたhp Chromebook x360。

2019 CES ASUS、Dell、hpの新製品情報まとめ | Chrome通信

海外メディアでレビュー記事などが増えてきましたが、そんな中、hp Chromebook x360が日本でも発売する運びとなったようです。発売時期は7月中旬とのこと。

HP Chromebook x360 14 製品詳細 – ノートパソコン | 日本HP

ラインアップはスーペリアモデル、エグゼクティブモデルの2タイプ。ディスプレイはともに、14.0インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色)。

メモリ8GB(DDR4-2133MHz)、ストレージ 64GB(eMMC フラッシュメモリ)は共通で、違いはCPUのみ。スーペリアモデルがインテル Core™ i3-8130U プロセッサー搭載で、エグゼクティブモデルはインテル Core™ i5-8250U プロセッサー搭載。また、バックライトキーボード付き。

こうしてみると、スーペリアモデルも十分プレミアムモデルの部類。値段はそれぞれ¥72,800(税抜)~、¥82,800(税抜)~とのことです。まあスペックからすると妥当な値段設定だと思います。個人的にはスーペリアモデルで十分です。

しかし、hpが日本で初めに販売するChromebookとして、ビジネス向けと思われるプレミアムモデルを用意してきたのが興味深いところ。やはり日本の教育市場におけるChromebook販売では出遅れていて、流通面やブランド価値的にビジネス向けがもともと強いhpということで、主に職場向けに販売していくというプランだと推測されます。Chromebookに関するニュース記事などもかなり増えている追い風が吹いている状況でどうなるか、見ものです。

Google AssistantがChrome OSに来る

もうBeta版では提供が始まっているようですが、Google AssistantがChrome OSに搭載されるようです。対象は全てのモデルという情報もあります。

現状会社支給のiPhoneを使っていますが、Siriは音声認識の精度が悪すぎて、アラームとタイマーくらいしか使ってないのですが、Googleの音声認識はものすごく正確なので、使い道がありそうです。とりあえずiPhoneにGoogle Assistantを入れていろいろとテスト中。便利な使い方を見つけたら、またまとめたいと思います。今のところはレシピの検索、~の動画をYouTubeで、~ポンドは何キロ?明日の天気は?などとやっています。

ただ、Google Play対応リスト入りしていたAcer CB-111にGoogle Play Storeが待てど暮らせど来なかったりしているので、手持ちのちょい古モデルで使えるかは、現在のところ不確かです。夏の終わりごろまでに対応する、ということなので、気長に待ちたい。

まとめ

Chromebook業界を牽引する王者Acerの集大成ともいえるChromebook 714 & 715、発売間もなくという記事も書こうと思いましたが、今のところスペックや価格、MIL-STD-810(米軍の耐久基準テスト)対応の有無など、不確定要素が多いので、また情報が出そろった時点でまとめたいと思います。

Acerが企業向けモデル Chromebook 714、715を発表

Acer 公式サイトには既に登場しています。公式サイトを見てみる限り、イメージは完全に職場向け。

Acer Chromebook 715|Acer USページ

クラムシェルですが初のテンキー、およびSlate以外では初となる指紋認証機能を搭載していることからもそれが伺えます。教育市場を制したChromebookの次の狙いは職場と言われていますが、こうした試みを最初にやるのはいつもAcerです。今後の推移を見守りたい。

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