Chrome OSのバージョンが97から98へとアップデートされ、新機能がいくつか追加されたので紹介します。機能によっては事前にchrome://flagsでフラッグを有効化する必要があります。
それでは見ていきます。
シェアリングハブにコピーボタンが追加
アドレスバーの右にある共有アイコンをクリックするとポップアップメニューが表示されるものの、メニューには「ニアバイシェア」くらいしかなく、今まであまり使い道がなかったシェアリングハブ(sharing hub)機能に(URL)コピーボタンが追加されました。
メールやLINEでURLを送るときにちょっと使えるかもしれない機能です。
バーチャルデスクに3つの機能が追加
全てフラッグを有効化する必要がありますが、バーチャルデスクに新たな機能が3つ追加されて使いやすくなりました。
バーチャルデスクのテンプレート機能
現在開いているウィンドウ・タブをそのままテンプレートとして保存して新しいデスクで展開することが出来る機能が追加されました。
4本指の上スワイプ/下スワイプで現在開いているウィンドウがすべて小さく表示されるオーバービューモードにすると、「デスクをテンプレートとして保存」という項目が表示されます( 画像1 )。
このまま保存してオーバービューモードの上の「テンプレート」という項目をクリックするとテンプレートが一覧表示され( 画像2)、クリックするとテンプレートとして保存したものがすべて展開されます。
よく使うタブとウィンドウのパターンを記録しておけばすべて一発で開ける機能です。
有効化するフラッグ
chrome://flags/#enable-desks-templates
タブを直接別デスクにドラッグアンドドロップして新たなデスクを追加
デスクを新規作成して現在開いているウィンドウを新しいデスクへ移す場合、今までは新しいデスクトップを新規作成してその後ドラッグアンドドロップでウィンドウを移動する必要がありましたが、ウィンドウをバーチャルデスクを追加するアイコンへ直接ドラッグアンドドロップするとバーチャルデスクが自動で新規作成されるようになりました。より気軽にバーチャルデスクが使えるようになった印象です。
この機能は下記フラッグを有効化する必要があります。そのままアドレスバーへコピーして、DefaultをEnableへ変更してRestartボタンをクリックすると完了します。
有効化するフラッグ
chrome://flags/#ash-drag-window-to-new-desk
バーチャルデスクを4本指スワイプで切り替える
バーチャルデスクを4本指で左右にスワイプすると切り替えることが出来るようになりました。下にキーボードショートカットも載せておきますが、ジェスチャーで切り替える方が便利です。
有効化するフラッグ
chrome://flags/#enable-desks-trackpad-swipe-improvements
バーチャルデスクのキーボードショートカット
検索 + Shift + = | 新しいデスクを作成 |
検索 + Shift + - | 現在のデスクを削除 |
検索 + ] | 右のデスクへ画面を切り替え |
検索 + [ | 左のデスクへ画面を切り替え |
検索 + Shift + ] | アクティブウィンドウを右のデスクへ移動 |
検索 + Shift + [ | アクティブウィンドウを左のデスクへ移動 |
スマートロック機能が進化
筆者はPINでログインする方法にしていますが、この場合でもスマホのBluetoothをオンにしておくとクリックするだけでログインできるスマートロックが表示されるようになりました。あらかじめ表示されていて便利なのですが、ログインまでに7秒ほど待たされる模様。これならPIN入力の方が速いですが、急がないときはこれでもいいかなというところです。
この記事の情報は以上になります。