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ChromebookからWindowsのファイルへアクセスする「SMBファイル共有」を使うメリットと設定方法

2022年1月17日

ChromebookでSMBファイル共有を使うメリットと設定方法

ChromebookからWindowsのファイルへアクセスする方法には過去記事で紹介したFile System for Windowsを使う方法(【ネットワークファイル共有】ChromebookからWindowsフォルダへアクセスする方法 - Chrome通信)と今回紹介する「SMBファイル共有」を使う方法があります。

今回紹介するSMBファイル共有を使う明確なメリットがあります。結論から言うと、File Systemを使う方法ではLinuxアプリからWindowsのフォルダへアクセスすることはできませんが、今回紹介する方法でそれができるようになります

これにより、Windowsフォルダ内のファイルをChromebookに入れたInkScapeやGimpで開いて作業することが可能になります。

また、File Systemを使う方法は毎回マウントする必要がありますが、SMB共有だと一回設定すれば、手動で閉じるまでファイルアプリに残ります。

以下、SMBファイル共有の設定方法を解説します。

ちなみにSMBはLinuxのファイル共有サービスSambaのことです。

Windows側でのファイル共有設定

初回のみWindowsの共有したいフォルダに共有を許可する設定をする必要があります。手順は

  • 共有したいフォルダを右クリック>プロパティ>共有タブ>「共有」ボタンをクリック
  • ユーザー名をクリックして選択し、共有ボタンをクリック
Windowsのフォルダに共有設定を行う
共有したいフォルダを右クリック>プロパティ>共有タブ>「共有」ボタンをクリック
ネットワークアクセスで共有する相手を選ぶ
ユーザー名を選択して「共有」ボタンをクリック

これでOKです。また、後のChromebookの設定でWindows機のIPアドレス入力が必要なのでこの時点で調べておきます

Windows機のIPアドレスの調べ方

WindowsでIPアドレスを調べるには、コマンドプロンプト(Windowsシステムツール内にあります。見つからない場合は、Windows左下の検索窓で[cmd]とタイプしてみてください)を開いて[ipconfig]と打ち込みます。情報が一覧で出てくるので「IPv4アドレス」のところに表示されるIPアドレスをメモしておきます。できればIPアドレスを固定しておくのが吉です。

Chromebookでの設定

Chromebook側での設定手順は以下の通り。

  • Chromebookの「ファイル」アプリを開く
    • 青いフォルダのアイコンのものです。見つからないときはランチャーを起動して探してみてください
  • 右上の横3本線のアイコンをクリックすると表示されるドロップダウンメニューで[サービス]>[SMBファイル共有]をクリック
  • Windowsと接続するための情報を入力する

まずはファイルアプリの右上のアイコンをクリック、[サービス]>[SMBファイル共有]と辿ってクリック。

ChromebookでSMBファイル共有を設定
「ファイル」アプリの右上の3点アイコンをクリックするとプルダウンメニューが表示される。サービス>SMBファイル共有を選択する。

すると情報を入力するためのポップアップウィンドウが表示されます。

ファイル共有のための情報を入力する画面
各種項目を入力して追加ボタンをクリック。

入力する項目の解説

まず共有URLは以下のフォーマットで入力します。

smb://(IPアドレス名)/(フォルダ名)

「IPアドレス名」はWindowsのIPアドレス、「フォルダ名」は共有設定を施したフォルダの名前です。

IPアドレスが仮に192.168.1.20で共有フォルダの名前がsampleだとすると、入力するのは「smb://192.168.1.20/sample」となります。

表示名はファイルアプリにどのように表示されるかで、任意です。好きなものでどうぞ。

「ユーザー名」と「パスワード」はWindowsのログインに使うものを入力。

入力後、右下の「追加」ボタンをクリックすると、ファイルアプリの左側にフォルダが追加されます。

ChromebookのファイルアプリにSampleフォルダが追加された
Sampleフォルダが左に追加された

補足 LinuxアプリからSMB共有フォルダへアクセスする方法

ファイルアプリのSMB共有したフォルダを右クリックすると「Linuxと共有」というメニューがあります。Linuxで使いたいときはクリックして追加しておきます。

Linuxアプリからこのフォルダのファイルを開く場合、(Linuxアプリ内で)ファイルを開く>File System>mnt>chromeos>SMB>(アルファベットと数字のランダムが名前になっているフォルダ)と辿っていくとファイルへアクセス可能です。実際にInkScapeで開くとこんな感じ。

ChromebookのLinuxアプリからWindowsのファイルを開く
ファイルが出てこない場合はChromebookを再起動してみてください

他にはGimpやVLCメディアプレイヤーでも動作を確認しています。

エラーが出たり、共有フォルダが消えたりする場合は、WindowsのIPアドレスが変化している可能性があります。IPアドレスを自動で探す設定にしている場合、他のネットワーク機器の状況に応じてIPアドレスが変化してしまうため、WindowsのIPアドレスは固定しておいた方が良いです。

Linuxアプリのインストール方法

Linuxアプリのインストール方法は下記記事をご参照ください。

まとめ

SMBファイル共有を使う方法の説明は以上になります。非常にニッチな話題ではありますが、Linuxアプリを使う場合はこの設定をしておくと便利です。また、副産物として共有ファイルを一つ用意しておくとWindowsとのファイルのやり取りもスムーズになります。InkScapeやGimpなど年に数回しか使わない場合はメインのWindowsではなく、不要になればLinux環境ごと削除することができるChromebookで用意しておくのがおすすめです。

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