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ASUSから11.6インチのChromebook「CX1102」2機種が登場 前の機種から変化したポイントは?

2023年5月18日

ASUS Chromebook CX1102 front

はじめまして、Chromebookを8年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。

ASUSから新しい11インチのChromebook「ASUS Chromebook CX1102」が発売されました。「ASUS Chromebook CX1101」の後継機という位置づけになります。

特徴とスペック、前モデルとの違いを見ていきたいと思います。

ASUS Chromebook CX1102 概要

ASUS Chromebook CX1102はディスプレイサイズ11.6インチ、クラムシェルタイプのChromebookです。

ベゼルが全体的に太めなのは相変わらず残念なポイントで、2世代くらい古い印象を受けてしまいます。もっとも、天板は本体サイズに合わせなければいけないという点と、アスペクト比的にディスプレイサイズは11.6インチでなければいけないという事情を考える、致し方ないのかも知れません。

キーボード、タッチパッドも特に変哲はなし。画像は英字キーボードですが、実際には日本語キーボードとなるのでご注意ください。

デザインも特に奇をてらったところもなく、無難にまとまっています。

よく見るとロゴの位置が違いますが、外観は少し前に発売されたコンバーチブルタイプのASUS Chromebook Flip CX1 (CX1102FKA-MK0056)とほぼ同じです。

ASUS Chromebook Flip CX1
よく似たコンバーチブルタイプのASUS Chromebook Flip CX1

ASUS Chromebook CX1102 スペックと特徴

スペックは、CPUにインテル Celeron® N5100を搭載し、メモリは8GB、ストレージは32GB。メモリは多めで安心です。

肝心のCeleron N5100ですが、PassMarkのベンチマークでは3,374。他のCPUと比較するとこのような感じです。

CPUBenchmark
Celeron N33501,164
Celeron N40001,421
Celeron N40201,622
Celeron N45002,001
Celeron N51003,374
Intel Core i3 10110U4,034
Intel Core i5 8265U6,129

第10世代Core i3に迫る感じで、Celeronとしては性能が高め。そこそこのパワーが備わっているので、モバイルユースなら問題なさげです。

その他の特徴

USB Type-A端子とUSB Type-C端子を2つずつ備えており、拡張性は高いです。充電もUSB Type-Cからまかなう仕組み。流行りの高出力アダプターとケーブルがあれば、スマホとChromebookの充電も可能なので、モバイルユースには適しています。

一方、バッテリ持続時間は約10.1時間と標準的。質量が約1.21kgと、11インチとしてはやや重め。

ディスプレイはノングレアで解像度は1,366×768ドット。ノングレアは反射がなく、屋外での使用に適しています。

持ち運びを考えてのことだと思いますが、それならばもう少し軽くして欲しかったところ。

機種による違いと価格

今回2機種のCX1102が登場していますが、違いはRAMとストレージ。ストレージについてはストレージ32GB版64GBの機種が用意されています。

てっきり両モデル共通でRAM 8GBと思ったら、ストレージ32GB版が8GB、ストレージ64GBが4GBという謎すぎる仕様。正直、意味不明です。世界の販売戦略と日本特有の事情との食い違いが生み出した歪み、という感じです。もちろんストレージが多いモデルの方が価格が高いです。

公式ストアの定価は、メモリ32GBモデルが42,800円 (税込)、64GBモデルが49,800円 (税込)。

世界的な原材料の高騰と円安の影響を考えると妥当という感じもあるのですが、ストレージ64GBモデルは、ストレージがたった32GB増えただけでRAMは8GBから4GBになっているのに、32GBモデルよりも7,000円高いのはあまりいただけません。

アプリを大量に入れる予定がなければストレージ32GBモデルがお得です。

前機種「ASUS Chromebook CX1 (CX1101CMA-GJ0019)」との違い

型番がややこしいですが、今回発売された「ASUS Chromebook CX1102」を前モデルと比較すると、CPUがCeleron N4020からN5100へアップグレードされていますが、バッテリ持続時間が13.7時間から10.1時間へ減少。

重量は30グラムほど軽くなっているものの、今回発売されたモデルは、前モデルでは対応していた「米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)」には準拠しておらず、防滴仕様キーボードでもなくなった模様です。

見た目もほとんど同じなので、CPUだけアップグレードして他はむしろ退化しているという印象を受けてしまいます。MIL-STD-810Hはありませんが、「あんしん保証」があるので、その点は救いです。

ASUSのあんしん保証

修理代の自己負担がかかった部品代の20%+税のみになる保証。30以内に登録が必要で、一年間有効。

前モデルの詳細については、下記関連記事をご覧ください。

関連記事:ASUSの新作Chromebook「ASUS Chromebook Flip CX1(1102)」は前作「CX1(1101)」の完全上位互換にあらず? 進化した点と気になる点 - Chrome通信

ASUS Chromebook CX1102はどんな人におすすめ?

11.6インチのChromebookは機種が限定されているうえ、CPUパワーが少ないもの(Intel 4000系とMediaTek 8183C)しか選択肢がないというのが現状です。10インチ台の2-in-1タイプも同様。

ということで、現段階では11.6インチの小型タイプでそこそこのパワーが欲しい、という場合は今回のモデル一択となります。

ASUS公式ストア

なお、現在はAmazonでも販売していますが、上記の前世代モデルも同じ価格帯(むしろ高い)で販売されているので注意が必要です。

今回発売されたモデルが欲しい方は、CPUの項目を確認して「N5100」となっているかどうかをチェックしてください。N4500と書いてあるものは古いモデルです。

下記リンクから飛ぶと確実です。在庫は少ないようなので、気になる方はお早めに。

N5100 メモリ8GB ストレージ 32GBモデル

Chromebook CX1102 (32GB) をチェック

N5100 メモリ4GB ストレージ 64GBモデル

Chromebook CX1102 (64GB) をチェック

まとめ

太いベゼルや1.2㎏という重さ、少ないストレージなど欠点もありますが、11.6インチながらパワフルなChromebookが欲しいなら選択肢としてあり。

ただ、質量1.32㎏でCeleron N4500ながら米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)に準拠し、画面が360°回転するコンバーチブルタイプの「ASUS Chromebook Flip CX1」が同じような価格帯で販売されているので、あまりパワーにこだわりがなければ、こちらを選んだ方がいいかも。こちらについては公式サイトで6,000オフのクーポンを配布中です(2023年5月31日16:59注文分まで有効)。

さらにアマゾンではメモリが8GBに増強されたアマゾン限定モデルが販売中です。

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14インチの新作Chromebookについては下記記事をご覧ください。

【2023年6月最新版】Chromebookの選び方ガイド

8つのチェックポイントとおすすめ厳選モデル9選

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ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他にブログ『初心者による初心者の為のウイスキーの話など。』や『OLD ROOKIE』を運営しています。

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