一部のAndroidスマートフォンに搭載されているアダプティブ充電機能がChromebookにも搭載される可能性があります。9to5googleが報じています。
※ アダプティブ充電機能が使えることが確認出来ました。使うにはChromeのアドレスバーに[chrome://flags]と入力してadaptive chargingと検索し、DefaultからEnabledへと変更します。
アダプティブ充電とは
ダプティブ充電機能は、夜間に充電するとアラームを設定している時間にちょうど100%になるよう、ゆっくりと充電する機能です。過去記事で何度か触れている通り、バッテリー寿命に関して過充電が問題ないかどうかは諸説あるものの、発熱は良くないというのがコンセンサス。
アダプティブ充電機能はゆっくりと充電することで発熱を抑えてバッテリへの負荷を減らし、バッテリー寿命を伸ばす機能です。
アダプティブ充電機能がChromebookに搭載予定
今回発見されたChromebook向けに開発中のコードには
「フル充電状態で使用される時間を短くすることでバッテリの寿命を伸ばす(Minimizes the amount of time spends at full battery to preserve battery life.)」
と明記されています。
この点でいうと、夜間のみ有効化されるPixelスマートフォンのアダプティブ充電とは少し異なります。というのも、Chromebookに限らずノートパソコンでは充電プラグをつなぎっぱなしで使うは良くあることですが、やはり100%の状態で使うのはバッテリーの劣化を早めるそうです。
よくない理由は発熱のほか、「バッテリが少し減る⇔バッテリを充電する」というループが非常に高頻度で発生するためと言われています。
とはいえ、ちょこちょこプラグを抜き差しするのも億劫なのでこの機能はありがたい。また、うっかりプラグを挿しっぱなしにしたまま長時間放置してしまうことがあるのですが、こういった場合のバッテリーへのダメージも少なくなりそうです。
なお、この機能を使っているときは通知が表示され、機能を完全にオフにすることも可能だとか。また、機械学習によりユーザーの習慣に合わせて充電速度を調整する機能も開発中とのことです。
この機能についてはまだ開発中の段階で実装時期などは未定。今後発売されるChromebookにのみ搭載されるのか、あるいは既存のChromebookにも機能が下りてくるのかも不明です。
引き続き注視を続けたい。