はじめまして、クロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。
新モデルが多数販売された2021年上半期のおすすめChromebookをまとめておきます。
Chromebook 最近のトレンド
MediaTek製M8183Cを採用する機種が急増

パフォーマンスアップをとるかバッテリをとるか、というのもChromebook選びのポイント。
11.6インチのChromebook
携帯性の良さから根強い人気の「11.6インチのChromebook」。日本語キーボード版はバックスペースキーや「¥」キーが少し小さくなるというデメリットがありますが、価格もお手頃で手が出しやすい。日本語キーボードにこだわりがなければ英字キーボード版という選択肢もあります。
おすすめのモデルをいくつか紹介します。
Acer Chromebook Spin 311
「Acer Chromebook Spin 311」は11.6インチ のディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプのChromebookです。

CPUに並列処理と省電力性に優れた「MediaTek M8183C」を搭載。15時間のバッテリ持続時間を実現し、外出時にアダプターを持ち歩く必要がありません。
重量も約1,050gと軽量なので、携帯性を重視する方におすすめのモデルです。
実機を触った感じではシルバーの色味が綺麗です。ギラギラしすぎず、適度にポップな落ち着いた感じの色合いで見ていて楽しいモデル。側面のカーブがデザイン的にもいい感じに仕上がっている印象です。キーボードにもこだわっており、キーの中央を少し窪ませることで打ちやすさに配慮。
このモデルには日本語キーボード版と英字キーボード版があります。日本語キーボード版は単純にキーが多いため、右側のキーが少し詰まり気味。変換キー・無変換キーを普段使わない方であれば英字キーボード版がおすすめです。ただし、英字キーボード版はストレージが32GBになる点に注意。
11.6インチコンバーチブルモデルの定番。携帯性に優れたChromebookを探している方におすすめです。
△ 上記掲載モデルは自動更新ポリシーが2028年6月まで有効。同じモデルでも型番によっては2026年までのものもあるのでご注意。
IdeaPad Flex 360 Chromebook
11.6インチのディスプレイ搭載コンバーチブルタイプのIdeaPad Flex 360 Chromebookがレノボ公式サイトで販売中です。

CPU | RAM | ストレージ |
MediaTek M8183C | 4GB | 32GB/64GB |
Acer Chromebook Spin 311と同じくCPUがMediaTek M8183C、メモリ4GBのエントリーモデル。ストレージ容量の違いで2バージョンが用意されておいます。
インターフェースもUSB-C x1、USB-A 2.0 ポート x1、micro SDカードスロットとAcer Chromebook Spin 311と同じですが、USB-Cが3.1ではなく2.0なので、外部ディスプレイの出力時の解像度などに制限が加わる可能性があります。特に4Kのディスプレイをつなごうとしている場合は対応していない可能性があり注意が必要です。
値段も高いのでコスパだけ見れば「Acer Chromebook Spin 311」に分がありますが、この見た目が気に入った場合はありです。
Acer Chromebook Spin 311 (9H-A14P)
こちらはディスプレイが回転しないクラムシェルタイプのChromebook。コンバーチブルタイプと比べると価格が安いというメリットがあります。
特にタブレットとしては使わない、予算を低く抑えたいという方なら選択肢に加えていいと思います。上記の「 Acer Chromebook Spin 311 」と同じ名前で紛らわしいですが、型番がCB311-9H-A14Pのものがこちらのクラムシェル。アマゾンで上記のコンバーチブルタイプと同一販売ページで出品されているモデルです。

CPU | RAM | ストレージ |
Intel Celeron N4020 | 4GB | 32GB/64GB |
コンバーチブルタイプの Acer Chromebook Spin 311 がMediaTek製のチップを搭載しているのに対して、こちらのモデルはIntel Celeron N4020を搭載しているのが大きな特徴。これならば多少負荷のかかる作業もやすやすこなしてくれることでしょう。
メモリは4GB、ストレージ 64GBでインターフェースはUSB-C 3.1 x1、USB-A 2.0 ポート x1、およびmicro SDカードスロット。
バッテリ持続時間は10時間とMediaTek製チップ搭載モデルの15時間と比べるとやや短めですが、10時間持てば十分出先で使えると思います。なによりIntel Celeron N4020を搭載しているためパワーに対する懸念はなし。仕事で使えるモデルだと思います。
中身は黒ですが、背面はシルバーでそこそこ高級感があります。日本語キーボード。
Acer Chromebook C871T-A14P
続いては縦長12インチのディスプレイを搭載したタフネスモデルの「Acer Chromebook C871T」シリーズ。

CPU | RAM | ストレージ |
Intel Celeron 5205U/Core i3-10110U | 4GB/8GB | 64GB |
2つのバリエーションがありますが、見た目に反して下位モデルでIntel Celeron 5205U、上位モデルになるとCore i3-10110Uを搭載しており、堅牢モデルとしては珍しくパワフルなモデルになっています。さらに上位モデルはメモリ8GBと妥協なし。ここだけみると現行のChromebookでは最高クラスの性能です。
ディスプレイは11.6インチを縦に伸ばした12インチ。ウェブページは縦長なのでブラウジングがしやすい。
なんといっても特徴は米軍用規格 MIL-STD 810Gに準拠したタフネスモデルである点。「衝撃を吸収するバンパーと独自の排水設計により、中程度の距離からの落下やこぼした液体から製品を守ります」とのこと。PCにあまり愛着がなく、PCの上にマグカップを乗せたり、床に裏返した状態で転がしていたり、カバンに直入れして表面が小傷だらけになっても気にしない私の妻のような人にはピタリ。
ディスプレイサイズ解像度が1366×912で重量が約1.4kgと弱点もありますが小さな子どもやペットがいる家庭、コーヒーを飲みながら作業したい方にお勧めです。
下位モデルは現在¥10,000オフの¥29,800とコスパは良好です。
14インチモデルのChromebook
14インチモデルは画面サイズが大きいため、11.6インチモデルと比べると少し値段が高くなりがち。それでも大画面はやはり作業しやすい。あまり持ち運びにこだわらない方であればこちらがおすすめです。
Acer Chromebook CB314
「Acer Chromebook CB314」 (型番:1H-NF14P)は14インチのディスプレイを搭載したエントリーレベルのクラムシェルChromebookです。
CPUにIntel N4020を搭載し、通常のタスクをしっかりこなしてくれます。14インチのディスプレイは1920×1080ドットフルHDのIPS液晶を採用。アンチグレアディスプレイなので、長時間の作業でも目が疲れにくくなっています。
さらにインターフェースはUSB Type-C 3.1 ポート x2、USB Type-A 3.1 ポート x2を備え、拡張性は十分です。バッテリ持続時間は12時間。やや古い分、価格が2万円台とかなり安くなっていますが、自動更新ポリシーは2027年6月までと安心して長く使えます。Google DocsやSheetでの作業効率を重視する方におすすめです。
※ 円安のせいか少し値上がりしてしまいましたが、14インチでは最安値をキープ。同じタイプで値段が高いものがあるので注意してください。
Lenovo IdeaPad Silm 360 Chromebook
同じく14インチのクラムシェルの「Lenovo IdeaPad Silm 360 Chromebook」がレノボ公式サイトにて販売中です。

CPU | RAM | ストレージ |
MediaTek MT8183 | 4GB | 64GB |
バージョン違いの2つのモデルがあり、ともに14インチ・解像度が1920x1080のディスプレイを搭載していますが、¥38,606のTN 非光沢タイプと¥43,641のIPS方式のものがあります。
※価格はどちらもeクーポン適用価格。
Acer Chromebook CB314と違ってCPUにMediaTek MT8183Cを採用している分、パフォーマンスは劣るもののバッテリ持続時間がやや向上。TNディスプレイのモデルが約16時間でIPSディスプレイのモデルが約14.7時間の長時間駆動が特徴です。
おすすめはIPSディスプレイのモデルですが、そうなるとAcer Chromebook CB314の方が安くてパワフルとなり、悩ましいところ。あとは見た目次第。こちらのモデルは背面が特徴的なツートーンカラーになっています。
Lenovo公式サイトでIdeaPad Silm 360 Chromebookをみる
Lenovo Chromebook Ideapad Flex550i
Lenovo製コンバーチブルタイプの「Lenovo Chromebook Ideapad Flex550i」がアマゾンにて販売中です。

CPU | RAM | ストレージ |
Intel Celeron N5205U | 4GB | 32GB |
ディスプレイサイズは13.3インチで解像度は1920x1080ドットのIPSディスプレイ搭載。
CPUにIntel Celeron N5205Uを搭載しておりパフォーマンスは期待できます。インターフェースはUSB-C 3.0×2、USB-A 3.0×1、micro SDカードスロット。本体サイズは約 310x212x17mmで重量は約1.38kg。日本語キーボードでタッチペンが付属しています。
アマゾンでの販売価格は¥55,000とやや高めですが、今なら¥7,000OFFのクーポンが付いているのでお買い得。どんなシーンでも使えるおすすめのモデルです。



HP Chromebook x360 14c
「HP Chromebook x360 14c」は14インチタッチディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプのChromebookです。
CPUに第10世代のCoreシリーズ「Core i3-10110U 」を採用。どんな作業も快適にこなすパワーを持つChromebookです。Linuxアプリも余裕で動きます。
ボディは底面まですべてアルミ合金製で、プレミアム感が漂っています。さらに瞬時にロックを解除できる指紋リーダーとウェブカメラのプライベートシャッターを搭載しています。
インターフェースにUSB Type-C(3.1) x2とUSB Type-A (3.1) x1を備え、Wifi 6とBluetooth 5.0に対応。クリック感がある小気味よい打ち心地のキーボードはバックライト付き。
重量が約1.67kgと重いのがネックですが、バッテリー持続時間が14時間とかなり長め。
所有欲を満たす機種が欲しい方、とにかく快適に作業したい方、Linuxも入れて色々と試したい方におすすめです。

最終的に HP Chromebook x360 14cを買いましたが Lenovo Chromebook Ideapad Flex550iにするかで大いに悩みました。
特殊なサイズのChromebook
15.6インチの大画面のChromebookと10.1インチタブレットタイプのChromebookを紹介します。
Acer Chromebook CB315
「Acer Chromebook CB315」は15.6インチのディスプレイを搭載したクラムシェルのChromebookです。
15.6インチの大きなディスプレイには1920×1080ドットフルHDのIPS液晶を採用。非光沢のパネルなので、長時間の作業でも目が疲れにくくなっています。
CPUにIntel N4020を搭載し、調べものやGoogle系オフィスソフトでの作業、動画視聴などのタスクは問題ありません。
インターフェースもUSB Type-C(3.1) ポート x2、USB Type-A(3.1) ポート x2を備え、拡張性は十分です。15.6インチならではのテンキー付き。日本語キーボードです。
バッテリ持続時間は公称12.5時間とこちらも問題なし。ただ重量が1.63kgとサイズなり。15.6インチのフル液晶モデルで3万円台はコスパ良好です。特に自宅での仕事に使いたい方におすすめです。
Lenovo Chromebook IdeaPad Duet
「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」はマグネット着脱式のキーボードとキックスタンドが付属するタブレットタイプのChromebookです。

現在は後継版も登場していますが、6万5000円ほどと少し高い。その点、このモデルは少し古い分、大幅に値下がりしており、狙い目です。
ディスプレイサイズは10.1インチで解像度は1920x1200ドット。本体重量は約450gで、マグネット着脱式のキーボード、キックスタンド付きカバーを併せても約920gと軽量に仕上がっています。バッテリ持続時間は10時間。最近はAndroidアプリが本格的にChromebookに対応しているので、タブレットとしての使い勝手もずいぶん向上しています。
フルHDの綺麗なIPSディスプレイを搭載しているので、動画視聴や電子書籍リーダーとしても最適。エンタメに使いつつ、必要な時にはノートPCに早変わり。調べ物やメールにサクッと使いたい方におすすめです。
まとめ
予算が許せばASUS Chromebook Flip CM5やHP公式ストアで販売中のHP Chromebook x360 13cもおすすめ。特にHP Chromebook x360 13cは4G LTEに対応、厚さも薄い上にMIL-STD-810に準拠している全部入りモデルです。

