Windows 10S に関するGoogleの反応

2017-05-07 | By ともぞう
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly

先日発表されたWindows 10S。教育市場とGoogle Chromebookを念頭においたOSです。

スポンサーリンク

Windows 10S 概略

もうご存知の方も多いと思いますが、Windows 10Sは簡略版Windowsで、Windowsストアが提供するアプリのみインストール可能なOSです。これはOSを軽くする&セキュリティ対策ということです。つまりChrome OSの思想をそのまま流用したものです。

Windows 10S単体の販売はなく、また、Windows 10Sが搭載されたPCは$49で通常のWindows 10Windows 10 Proにアップデート出来るという仕組みになっています。

追記. Chromebook並みのスペックのデバイスにWindows 10 Proを載せたらどうなるかは言わずもがな。

早速、米韓台の各メーカー、そして東芝(ブランドはAltair-ME)が製造するとのことです。スペックは一般的なChromebookとほぼ同じでCeleronのCPUに4GBのRAM,64GBのストレージといったもの。ストレージだけOS自体が大きいため、多くなっているという印象です。価格も$200-$300といったところ。

長々書きましたが、要するにWindows 10SはChrome OSのパクリです。

ただオリジナリティも存在し、既定ウェブブラウザーはMicrosoft Edge一択、検索エンジンはBing一択で、他のものは使えない仕様です。また、インストール出来るプログラムはWindowsアプリストアで公開しているもののみとなっています。

Windows 10S 成功のポイントは

個人的に思う、成功のポイントは以下の2つ。

1. 動作がサクサクしているか
2. Windowsストアのアプリの充実度

動作がサクサクしているかについては現時点では想像がつきません。Chromebookを真似たマシンを作っても動きがもっさりしていれば大きなヒットは望むべくもないと思いますが、これはここから推移を見守りたい。まあこの辺はさすがにMicrosoftも学んでいると思いますが、「$49でWindows 10 Proにアップデート出来る」などと恐ろしいことを言っています。$49追加で支払うことで、動きのもっさりした、かつてのネットブックのようなものにダウングレード出来るということでしょうか。

あとはWindowsストアのアプリの数。今のところ、各企業が本腰を入れているわけではないようですが、ここがどうなるかが見ものです。

Google先生のWindows 10Sへの反応

Google先生はWindows 10SのことをValidationと言っています。確認、という意味です。その心は、Microsoftsが自分たちのやってきたことを完全にパクってきた形になるので、Google先生からすれば自分たちが正しいことをしてきたということになります。いわく、教育市場においてはシンプルさが何より大切だということを述べています(Prabhakar Raghavan, vice-president and head of G Suite appsのBusiness Insiderのインタビューより )。

Google先生 余裕の背景

インタビューを見るとGoogle先生は全く余裕といった感じです。それもそのはず、2015年と2016年の統計によると、PC全体の出荷台数は6.2%減少している中、Chromebookの出荷台数は38%の成長を記録。今年も16.3%伸びると予想されています。今までは教育市場が主な売り上げ先だったのですが、今年からは教育市場以外のところで伸びているとのことです。もう教育市場を制して他に目を向けている状況でWindows 10Sが出てきたのですが、Google先生からしたらふ~ん、という感じなのかも知れません。

しかしインタビューなどみると、教育市場においてはGoogle先生が完全に横綱の貫禄。Windows 10Sのことなど意に介していない様子もあります。Microsoftがプライドを捨ててChrome OSをパクってくるなど、少し前までは考えられないことです。まあもっともChromebookが出てきたのも少し前に過ぎないわけですが。このWindows、Googleのバトルをリアルタイムで見れるというのは稀有な体験だと思うのですがどうでしょう。

まとめ

ChromebookをパクってWindowsらしさが無くなっているWindows 10Sはちょっと微妙ですね。優位性というとOfficeアプリがあるくらいでしょうか。ところがアメリカではOffice Onlineへの移行が進んでいるので、やっぱり微妙。ただ、教師と学生に限ってはサブスクリプションがタダになるとのこと。つまりタダで最新版のOfficeが使い放題になるということ。ここが現場の人たちにささるかどうかですね。

ただ、高校生くらいまでの授業ならGoogleの提供するGoogle Doc,Sheet,Slide辺りの機能で十分という感じもするので、ここは未知数です。

個人的な感想を述べると、既定ブラウザーをMicrosoft Edge以外に変更できない点とBing以外の検索エンジンを選択できないという時点で一気に興味が失せました。まあ競争が出来るのは歓迎で、Chromebookが価格を下げざるを得ないくらいの商品をつくって欲しいところですが、当分は無理そうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly

スポンサーリンク