2017年 Chromebookの現状

2017-02-15 | By ともぞう
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Chromebookの現状について、私なりに最近思うことを書いてみようと思います。

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相変わらず日本では影が薄いChromebook

相変わらず日本では影が薄いChromebook。そもそもChromebookは日本で需要があるのか、という話も出てきそうですが、私はあると思います。人によってモバイル用途のサブマシン、メイン機など使い方はいろいろですが、実際にAmazonのレビューなど好評化の方が多いようです。悪い評価もありますがそのほとんどがサポート体制やアメリカとの値段差に関するもの(日本のは高い!という理不尽なレビュー)。あとChromebookで出来ることを事前に調べず買って失敗した、というのも多いです。

それに、シニア層を中心に、PCユーザーの3割くらいの人はPCでメール、ブラウジング、YouTube程度の「Chromebookで出来ること」しかやっていないという気もします。私の場合でいうとChromebookで出来ないことはホームビデオの編集ですが、これは子育てをしているからであり、60代くらいの方で動画編集などする人は比較的レアじゃないかと思います。

それでも売れていない理由としては、認知度の低さが一番の原因かと思いっていましたが(もちろんこれもありますが)、機種品揃えが余りに乏しいのが意外と大きいのではないかと最近は思います。現状ではいい機種を適正値段で入手するには全て個人輸入する形になってしまいます。

日系PCメーカーはどうだろう

まあChromebookが入手しにくい状況はアメリカ以外の国では、日本とあまり状況は変わらないとの情報も。そうなると日系PCメーカーがChromebookを作ってくれる可能性にかけたくもなるのですが、日系PCメーカーの現状はこんな感じです。

・東芝「dynabook」➡国内外で人気を博すも、粉飾でブランドイメージ悪化
・ソニー「VAIO」➡かつての人気ブランドもソニー本体の落日とともにブランドイメージ暴落
・パナソニック「Let’s Note」➡ダサいが国内では人気。なお海外では全く知名度がない
・マウス➡乃木坂のCMが可愛いだけのイメージ
・他のメーカー➡知らん
(・シャープ「メビウス」➡早々に死亡。鴻海も食わないブランド)

B-to-Bでかろうじて生き残る富士通・NECを除いてほとんど死に体。富士通・NECを含めても海外で成功するイメージがなく、将来への希望はありません。となると「死中に活あり」ということで巻き返しを図るべく、今からでも日系PCメーカーならではの、高品質のChromebookを作ってもらいたいところですが、上記の日系PCメーカーリストを見る限り、やはり日系メーカーが参入する可能性は0だろうなあ、という感じしかありません。

つい最近Samsungが薄くて軽いChromebook Proを発表してアメリカ人は熱狂。「ヒャッハー!サムソンはやっぱり最高だぜ!」という感じです。日本人の私からすれば薄くて軽いものを作るのは日本人の得意技なので、日系メーカーがChromebook Proのようなものを本気で作ろうとすればとっくに出来ていたのではないか、と思うのですが、見逃し三振どころか打席にも立っていない状況。

昔の話になりますが、アメリカでようやくケータイが普及し始めた2000年初頭には、日本メーカーが高性能のケータイを販売していましたが、当時のアメリカにはショボイ機種しかありませんでした。Samsungもアメリカでショボイ機種を発売していて、思えばSamsungの名前を初めて知ったのもその頃です。当時の状況を見ると当時高性能だった日本発のケータイがアメリカの未開拓の市場を席巻してもおかしくありませんでしたが、結局何もせず、日本のケータイは逆にガラケーと呼ばれるようになる結末を迎えるのでした。

こうして考えると、日系メーカーは中間財や工作機械、車、テレビなど、市場が既に確立されている分野では海外でも成功するようですが、まさにこれから伸びようとしている市場にいち早く参入してがっちりマーケットを抑える、というのがどうも苦手なようですね。アメリカでのケータイしかり、Chromebookしかり。こういったところでは残念ながら他のアジア勢の後塵を拝しまくっている感じが否めません。意思決定が遅すぎる、と言われる日本企業ですが、こういったところにモロに出てしまっている感じがします。

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