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Windows 10S に関するGoogleの反応

先日発表されたWindows 10S。教育市場とGoogle Chromebookを念頭においたOSです。

Windows 10S 概略

もうご存知の方も多いと思いますが、Windows 10Sは簡略版Windowsで、Windowsストアが提供するアプリのみインストール可能なOSです。これはOSを軽くする&セキュリティ対策ということです。つまりChrome OSの思想をそのまま流用したものです。

Windows 10S単体の販売はなく、また、Windows 10Sが搭載されたPCは$49で通常のWindows 10Windows 10 Proにアップデート出来るという仕組みになっています。

追記. Chromebook並みのスペックのデバイスにWindows 10 Proを載せたらどうなるかは言わずもがな。

早速、米韓台の各メーカー、そして東芝(ブランドはAltair-ME)が製造するとのことです。スペックは一般的なChromebookとほぼ同じでCeleronのCPUに4GBのRAM,64GBのストレージといったもの。ストレージだけOS自体が大きいため、多くなっているという印象です。価格も$200-$300といったところ。

長々書きましたが、要するにWindows 10SはChrome OSのパクリです。

ただオリジナリティも存在し、既定ウェブブラウザーはMicrosoft Edge一択、検索エンジンはBing一択で、他のものは使えない仕様です。また、インストール出来るプログラムはWindowsアプリストアで公開しているもののみとなっています。

Windows 10S 成功のポイントは

個人的に思う、成功のポイントは以下の2つ。

1. 動作がサクサクしているか
2. Windowsストアのアプリの充実度

動作がサクサクしているかについては現時点では想像がつきません。Chromebookを真似たマシンを作っても動きがもっさりしていれば大きなヒットは望むべくもないと思いますが、これはここから推移を見守りたい。まあこの辺はさすがにMicrosoftも学んでいると思いますが、「$49でWindows 10 Proにアップデート出来る」などと恐ろしいことを言っています。$49追加で支払うことで、動きのもっさりした、かつてのネットブックのようなものにダウングレード出来るということでしょうか。

あとはWindowsストアのアプリの数。今のところ、各企業が本腰を入れているわけではないようですが、ここがどうなるかが見ものです。

Google先生のWindows 10Sへの反応

Google先生はWindows 10SのことをValidationと言っています。確認、という意味です。その心は、Microsoftsが自分たちのやってきたことを完全にパクってきた形になるので、Google先生からすれば自分たちが正しいことをしてきたということになります。いわく、教育市場においてはシンプルさが何より大切だということを述べています(Prabhakar Raghavan, vice-president and head of G Suite appsのBusiness Insiderのインタビューより )。

Google先生 余裕の背景

インタビューを見るとGoogle先生は全く余裕といった感じです。それもそのはず、2015年と2016年の統計によると、PC全体の出荷台数は6.2%減少している中、Chromebookの出荷台数は38%の成長を記録。今年も16.3%伸びると予想されています。今までは教育市場が主な売り上げ先だったのですが、今年からは教育市場以外のところで伸びているとのことです。もう教育市場を制して他に目を向けている状況でWindows 10Sが出てきたのですが、Google先生からしたらふ~ん、という感じなのかも知れません。

しかしインタビューなどみると、教育市場においてはGoogle先生が完全に横綱の貫禄。Windows 10Sのことなど意に介していない様子もあります。Microsoftがプライドを捨ててChrome OSをパクってくるなど、少し前までは考えられないことです。まあもっともChromebookが出てきたのも少し前に過ぎないわけですが。このWindows、Googleのバトルをリアルタイムで見れるというのは稀有な体験だと思うのですがどうでしょう。

まとめ

ChromebookをパクってWindowsらしさが無くなっているWindows 10Sはちょっと微妙ですね。優位性というとOfficeアプリがあるくらいでしょうか。ところがアメリカではOffice Onlineへの移行が進んでいるので、やっぱり微妙。ただ、教師と学生に限ってはサブスクリプションがタダになるとのこと。つまりタダで最新版のOfficeが使い放題になるということ。ここが現場の人たちにささるかどうかですね。

ただ、高校生くらいまでの授業ならGoogleの提供するGoogle Doc,Sheet,Slide辺りの機能で十分という感じもするので、ここは未知数です。

個人的な感想を述べると、既定ブラウザーをMicrosoft Edge以外に変更できない点とBing以外の検索エンジンを選択できないという時点で一気に興味が失せました。まあ競争が出来るのは歓迎で、Chromebookが価格を下げざるを得ないくらいの商品をつくって欲しいところですが、当分は無理そうです。

Windows 教育用向けプレスカンファレンスの日

5月2日、つまり今日Microsoftが教育市場に関連する重大な発表をするという。今のところ有力なのは“Windows 10 Cloud” もしくは “Windows 10 S”というウィンドウズアプリだけを動かすのに特化したOSが新たに加わるのではという説。今アメリカは5月2日の朝を迎えているので、明日の今頃には海外メディアサイトでバンバン情報が出てくると思います。

個人的にはWindowsを使う場面も確実に存在しているので、発表内容が気になるところ。Chromebookと凄く似たものにすれば敗北は目に見えてますし、機能を多くすればモッサリ感が出る。かと言ってスペックを上げると価格も上がり、中途半端なデバイスになるというジレンマを抱えるなか、一体どんなものを出してくるのか。

しかし教育市場にWindowsも殴り込みをかけるというのは時代が大きく変わったのを実感します。2007年留学していた頃まではChromebookなんて勿論ありませんし、Appleは瀕死状態で、教育マーケットは完全にWindowsの独占市場でした。

昔は学校にあるPCというとパソコンルームと図書室の検索用においてあるくらいでしたが、それが1人1台の時代となり、ついでiPadが登場してAppleの天下になるかと思えば、安価で運用しやすい(と言われている)Chromebookが一気にシェアを伸ばして完全に教育市場を制圧してしまいました。ここまで先読みをしていたらと考えるとGoogleは本当に恐ろしい。

そんな状況に一石投じることがMicrosoftに出来るかどうか。見ものです。

【セール】acer Chromebook 14 が $186!

このところセール情報ばかりですが、acer Chromebook 14 が $186 とかなりお得な値段になっているので紹介せずにいられず。

通常$240くらいなのでかなりお得。ただし、Certified Refurbished というもの。簡単に説明すると、展示品として箱から出したものや、初期不良のあったもの、小売店に配送したものの、箱の破損などで返品されたものがCertified Refurbishedの製品ということになります。

アメリカの法律上、これらは「新品」として売ることが出来ないが、中古でもないのでCertified Refurbishedというカテゴリーになります。Certified Refurbishedは一度メーカーに戻されて、動作確認とクリーニングをした上でマーケットに戻るので、ほぼ新品と考えて良い。

肝心のスペックですが、Celeron N3160 Quad-coreとメモリ4GBなので、普通使いには問題のないレベル。解像度はフルHD、薄さ1.7cmのアルミ性ボディとどちらかというと審美的な面にこだわったモデル。また、14インチの商品はなかなかありません。重さ1.55kgなので、14インチの中ではかなり軽い部類に入ると思います。

Certified Refurbishedの場合は在庫が限られているため、気になる人は早めにチェックしてみてください。

今が狙い目のChromebook Pixel!

言わずもがなのChromebook Pixel。2013年発売のモデルが今$300代まで下がってきています。

旧モデルとはいえスペック的には今でもハイエンドと言えるモデル。当初$1,000で高値の花でしたが、手が届く値段になり、検討する価値は十分あると思います。特にUbuntuを入れて使いたい人にはこれくらいのスペックがあれば快適に動作するものと思われます。

参考:こんな使い方も!ChromebookにUbuntuを入れて使い勝手を大幅にアップ。

Cross Overなどを使う人も重宝するかもしれません。

参考:Chromebookを神機にする「Cross Over」

若干重くて(約1.54kg)バッテリーライフが短いという問題もあるものの、薄さは1.5cmとかなりのもので、デザイン的にも満足度が高い商品であることは確か。解像度も2560 x 1700あり、発色もいいようなので据え置きとして使うなら最強クラスで間違いないのですが、ここは敢えて外に持ち出して最高のドヤリングを決めたいところ。なにせ蓋の部分のライトバーがGoogleカラー4色に光って、バッテリーの残りを周りの人に知らしめるという親切設計です。

惜しむらくは日本へ発送対応しているモデルが少ない。転送サービスの使用は避けられませんが、転送サービスについてはこちらをご覧ください。

スピアネットを利用して米アマゾンで買い物する方法

2017.4.29 追記
eBayで探すという方法もあります。eBayは日本への発送に対応している場合が多いのが強みです()。支払はPayPalというものを使いますが、メールアドレスとクレジットカード(またはデビットカード)の情報があれば簡単に登録できます。1度覗いてみてはどうでしょう。

をeBayで探す

Chromebookの対抗馬、安価なSurfaceの噂について

Microsoftが5月2日に教育分野に関する大規模な発表会を予定しているようです。海外ニュースサイトでもこれに関連した話題がちょっとした盛り上がりを見せています。というのも、Microsoftが苦戦している教育市場においての起死回生の一手として安価なSurfaceを発売するのではないか、と言われているからです。

もちろんMicrosoftがChromebookの自己バージョンをそろそろ出さないわけがない

今回は一連の動きに関して個人的な見解を述べたいと思います。

黒歴史Cloudbook

安価なWindowsマシンとして真っ先に浮かぶのがネットブック。それはそれでいいとして、実はあまり知られていないのが、Cloudbook。Chromebookへの対抗馬としてデビューしたPCです。

安価なChromebookの標準的なスペック(Celeron N3050、2GBのメモリ、32GBのストレージ)のデバイスにWindows 10を搭載したもので、価格も$150程度だったと思います。メーカーはAcer。それなりにChromebookの脅威になるのではないかと思い動向を追っていたのですが、当初はAcerを皮切りに順次拡大と予定されていたものの、どうやら白紙になった模様。Cloudbookの名前も定着せずヒッソリと死んでいったというところです。少なくともここ1年くらい、Cloudbookの名前など見た記憶がありません。

Cloudbook大爆死の原因は?

$150のWindowsマシンというならそれなりに魅力的に聞こえるのですが、爆死したのはなぜでしょう。実際に触ったわけではないのですが、モッサリするんじゃないかというのは容易に想像できるでしょう。PCリテラシーの高いアメリカ人からすればChromebookのスペックにWindowsをそのまま積むなど無謀すぎるとすぐにわかります。敬遠されるというのも頷けます。

では日本ではどうかというと、$150のものも日本に入ったら3万を超えるのが常。3万出せば500GBくらいのストレージのついたPCが売っているのでまずそちらを選ぶでしょう。

安価なSurfaceのコンセプト

流石にMicrosoftも過去の過ちを受け止めて今回は新たなOSを搭載したものを発表するようです。成功するかどうかはこのOS次第ということになりますが、ここが最大のポイント。

まず前提としてChromebookは安かろう悪かろうの商品ではありません。ここを間違えて、安いChromebookが売れているんだから安いWindows機を出せば売れるだろう、なんて考えでは爆死必至です。まあそんな安易な考えを持っているとは考えづらいのですが、一応。

Chromebookの成功は機能を極限まで削ぎ落とすことにより、低価格な低スペックモデルでも快適に動作するところが最大のポイントです。起動の速さや管理のしやすさまで見越してそういう意思決定をしたとすると頭が下がります。最新のWindowマシンなら高速起動なんて当たり前だよ、という意見もありますが、そりゃ10万超えのデバイスで快適に動作するなんて当然のことで、安価なマシンでそれを実現しているところに価値がある訳です。

とすると、安価で快適に動作させるためには機能をどの程度絞るのかというところに帰着します。もしもMicrosoftがOfficeとブラウザのみ動作する、といった思い切ったOSを搭載するならもしかしたら盛り返すチャンスがあるかも知れません。しかしながら開発者サイドに、アレもこれもできるものを作りたい、という欲が出てきても全く不思議ではない。Officeとブラウザのみ動作するという割り切りの良さがないと中途半端なスペック・価格のデバイスになり、直ちに販売中止に追い込まれることはないと思いますが、Chromebookの勢いを脅かすものには到底ならないでしょう。

まとめ

個人的には安価なWindowsマシンの登場は歓迎。やはりプレゼンの場面など考えると軽いWindows機の1つくらいあってもいい。ただ、あまり出番がないものに大金をかけたくないので、といったところ。2万円程度でOfficeがサクサク動くWindows機があったら買ってもいいかなと思います。推移を見守りたいと思います。

【セール】怪物スペックのhp Chromebook 13 G1 が$660

hpの怪物級Chromebook「hp W0T02UT Chromebook 13 G1」がセール中です。

HP W0T02UT#ABA Chromebook 13 G1 m7-6Y75 16GB 32GB WLAN Chrome OS 13.3" QHD 1-Year

13.3インチのディスプレイの解像度は脅威の3200x1800p Quad-HD Plus IPS。CPUはインテルの第6世代の1.2GHzコアm7-6Y75プロセッサ(最大3.1GHzのターボブースト インテルHDグラフィックス515チップセット)を搭載し、メモリは16GB、ストレージはeMMC 32GB。オクタンのベンチマークスコアで30,000を誇る現行の最高峰のスペックを持つマシンです。

バッテリーは8時間から10時間とのことですが、6~7時間程度との情報もあり、これは使い方次第になりそうです。装備はUSB Type-Cポート2つ、USB Type-Aポート1つ、マイクロSDカードスロット、オーディオジャック、802.11a / c(2×2)WiFi、Bluetooth 4.2、HP TrueVision HDウェブカメラ。ファンレス。

見た目のアルミで薄くて美しい。

2017.5.9 追記
姉妹版、 4405Yを搭載したメモリ4GBモデルが$480。解像度は上位版と同じ3200x1800pで、とにかく画質にこだわりたい人におすすめ。

ARMチップ搭載のhp Chromebook

前回ARM系CPUが今後のトレンドになる可能性について話しましたが、香港のGlobal Sources FairでRockchip製CPU搭載のデバイスがお目見え。見た目はThe HP EliteBook Folioという高級感の漂うものですが、中身は Remix OS(アンドロイドのデスクトップ版みたいなもの)と Chrome OS を選べるようになっているみたいです。

OSが複数用意されているデバイスとしてはYoga Bookを思い出しますが、どうやらChrome OSを載せるYoga Bookの話は消滅したようです。

スペック

12.5 inch, 1920 x 1080 pixel display
Rockchip RK3399 hexa-core CPU (2 ARM Cortex-A72 cores, 4 Cortex-A53 cores) with Mali-T864 graphics
4GB RAM
64GB storage

といった感じ。CPUは2つの大きなコア(Cortex-A72)と 省電力性に優れた Cortex-A53 コア4つというbig.LITTLE構成。これがどの程度のスペックになるのか正直分からないのですが、前回の内容を裏付ける内容だったので紹介したというところです。

実物の動画↓ 2:40秒付近から。

今後のトレンドはARM系CPU搭載Chromebook?

今後のChromebookで採用が増えると言われているARM系CPU。「ARM系CPUってなんじゃい!?」ってなったので少し調べてみました。ただ、知識不足なので間違っている・古いところもあると思いますが、どうか推移を暖かく見守って頂きたい。

ARM系CPUに対する(私を含めた)一般人の認識

私のような素人にとってCPU=インテル。もっと言うと、インテル=真っ当なCPU、インテル以外=安価な劣化版CPUという偏見がある、そういう人は私を含め多いのではないかと思います。フリップタイプのASUS Chromebook 100PAにはRockchip製のCPUが搭載されていて、正直言うと購入する際この点に一抹の不安を感じていました。妻が使う分にはそんなに重い作業をするわけではないのでまあいいか、と思ったものです。

ARM系CPUとは

本題に入りますが、少し調べたところ、ARM系CPUとはARM社が開発したCPUの設計図に基づいて製造されたCPUということになります。ARM社はIntelと違って自社で工場を持たないメーカーで、商品は設計図という知的財産です。各チップメーカーはARM社とライセンス契約を結び製造を行うという方式。メーカーはサムスンやRockChip,MediaTek,AMDなど。こうして作られたCPUの総称がARM系CPU。各メーカーはこのCPUに自社GPUなど独自のものを加えて1つのSoC(System on chip)として開発していることになります。

設計思想の違い

CPUそのものに焦点を当てるとIntelとARM系では設計思想が違うようで、Intel者は高い処理性能をもつものの回路が複雑になり、消費電力が高くなる一方、ARM系は回路構造を単純化し、電力を消費するトランジスタの数を抑える方式をとっているようです。また、回路が単純だからかどうかは分かりませんが、ARM系CPUは同じCPUを並列で付け加えることが出来たりと拡張性・設計の自由度が高いようです。

big.LITTLE方式

ARM系CPUの特徴の1つがbig.LITTLE方式といって大きいCPUと小さいCPUを組み合わせ、負荷の低い仕事を小さいCPU、負荷の高い仕事を大きいCPUに振り分けることで省電力性とそこそこの処理能力を比較的安価に実現しているそうです。

これまではクラスタと言ってコアをひとまとめにしたものがあり、小さいコア用のクラスタ、大きいコア用のクラスタというように別れていて、クラスタ間のタスクの受け渡しに無駄が生じていたようです。例えば小さいコア3つ、大きいコア1つという構成にしたい場合でもクラスタが2つ必要で効率的でない。

しかし、DynamIQという技術でこの問題をクリア。

ポイントは、CPUクラスタの規模を最大8コアに拡張、クラスタ内で異なるCPUコアが混在するヘテロジニアスマルチコア構成を可能とした点。従来のARMのCPUクラスタは、最大4コアで、同一種のCPUコアだけのホモジニアス構成のみだった。
後藤弘茂のWeekly海外ニュース|ARM CPUコアアーキテクチャ刷新の土台となる「DynamIQ」の実態

1つのクラスタ(土台)に小さいコア、大きいコアを同居させることが可能となったみたいで、今までローコストのデバイスにはクラスタ内には同じコアしか載せられないという問題とクラスタの問題があったため、小さいコアを複数搭載する、といったものが多かったみたいですが、DynamIQで1つのクラスタに小さいコア2つ、大きいコア1つという柔軟な構成が可能となり、安いデバイスにも搭載が(現実的な意味で)可能になったとのことです。

歴史

特にARM系CPUが省電力という点で優れていることから、過去はゲームボーイアドバンスやポケットステーションなどに採用されてきた歴史があります。また、「組み込み式」と言われる消費者に意識されることのないCPU(スマート家電やルーター、車載制御システムなどに搭載されているCPU)ではARM系CPUがほとんどとのことです。

さらに2007年、iPhoneに搭載されることになりますが、IoT社会、スマホの普及という時流に乗ってARM系CPUが脚光を浴びるようになってきたというのが私の理解。今のスマホは省電力製に優れているARM系CPUの独壇場のようです。

コスト

ここは言わずもがな、Intelに比べて圧倒的に安いようです。ARM社は良心的なのか、ライセンス料はリーズナブルらしく、iPhone1つで得る利益が30円程度だとか。売上額も1,800億円程度と規模にしては控えめ。

ソフトバンク

余談ですが、そこに目をつけたのがソフトバンク。ARM社を3.3兆円で買収してしまいました。現地では「[超絶悲報] ARM、日本のソフトバンクに買収される」といった感じで伝わっているとか。

Chromebookとの関係

過去はARM系CPUは処理能力においてはIntelのものと天と地程の差があったようなのですが、ここのところその差は縮まるどころかARM系でありながらIntel製より優れたCPUなども登場して処理能力というIntel製のCPUの優位性が揺らぎつつあるようです。

さらにARM系CPUにはもう1つ特徴があり、並列的な処理に優れ、アンドロイドアプリとの相性がいいとのこと。

こうなれば、今後のChromebookにARM系CPUが採用されるという予想に俄然説得力が出てきます。そういえば直近ではAcer Chromebook R13やSamsung Chromebook Plus/ProにARM系CPUが採用されていますね。さらにLenovo、韓国メーカーのPoinもARM系CPUの採用を決めたという情報もあります。

このトピックは私の中で面白いテーマなので、今後も少しづつ記事を増やしていきたいと願っています。

Chromebookでのプレゼンテーション 外部出力(VGA)端子への出力

たまにプレゼンの機会があるのですが、会場にあるのは未だにこういう↓VGA端子。HDMIを常備している会場は見たことないです。

今回まさにそんな事態に直面したのですが、↓のような接続端子を予めアマゾンで買っておいたおかげで神回避。

VDG端子のメスとHDMIのオスを持つ変換プラグです。HDMIポートしかないChromebookもこれがあれば大丈夫。また、外部ディスプレイにHDMI端子がなく、VGA端子などの場合でもケーブルを適当に選べばどんなディスプレイにもChromebookから出力することが可能になります。

また、このプラグにはHDMIメス端子、ヘッドホンプラグもついています。これを使って接続しているときの音声はこのヘッドホンプラグから出力されるようです。本体自体はマット仕上げで好感触。

プレゼンター

また、同時にプレゼンターも購入。

接続すれば特に設定もなく普通に使えました。ポインター機能、マウス機能もありお勧めです。

ChromebookでのプレゼンはGoogleスライドを使うことになりますが、Powerpointで作ったスライドの場合だと若干レイアウトが崩れることがあります。

現状では対処法としては最初からGoogleスライドで作るか、Office Onlineを使うという手しかありません。ただ、Play Storeが利用可能になるとOfficeのアプリも使えるようになると思いますので、ここは推移を見守りたい。

2017.4.12 追記
Power Pointで作ったスライドのレイアウトを保ちつつChromebookで表現する方法としては、Power PointをPDF化するという方法もあります。PDFヴューワーは色々試しましたが、唯一「Kami」というアプリでプレゼンモードがありました。

ただし、十字キーの上下でなく左右でスライドを操作するので、私の買ったプレゼンター(上下ボタンのみ)ではスライドを[戻る]操作が出来ず([進む]はプレゼンターのクリック機能で出来ました)。

なので、PDF化して使う方は左右ボタンが付いているプレゼンターが必要と思われます。対応しているかどうかは保証出来ませんが、今までの経験上、周辺機器が使えずということはあまりないです。

キーボードの十字キーでスライドを操作することは可能なので、そういうスタイルならプレゼンターは必要ありません。

Google Driveオフライン設定

なお、Google Driveの中のファイルをオフラインでも使えるようにするには設定が必要です。方法は簡単。まずオンライン状態でGoogle Driveにアクセス。右上の歯車のアイコンをクリックすると設定画面が開きます。ここで[オフライン]のところにチェックを入れればOKです。

google drive offline use

なお、オフライン中に行った編集はオンラインになったときに自動で同期される仕組みになっています。

Google Play Store実装は4月末か?

去年正式にアナウンスされてから今か今かと待っているGoogle Play Storeの実装。今年は今後発売するChromebookについては全てデフォルトでGoogle Play Storeが使えるようになっている、と公言したものの、実際そうでないモデルが発売されたりとGoogleらしからぬ混乱ぶりを露呈しています。

最近Chromeがバージョン57へとアップデートされました。Chrome OSはChromeのアップデートより2週間遅れくらいでアップデートされるようですが、今回もGoogle Play Storeの実装はなかったようです。次のアップデートは4月末なので、今度こそ実装されるのではと言われています。まあ、いつも裏切られているのですが。

個人的にGoogle Play Storeに期待している点

Androidは使ったことがないので、個人的にはそこまでGoogle Play Store自体に期待しているわけではないのですが、Google Play Storeの搭載に期待している点は、「Chromebookへの注目度が高まる」、この一点に尽きます。

まあフリップタイプでないChromebookにGoogle Play Storeが入っても正直微妙なんですが、Android Oに関してGoogleがアプリ開発側にキーボード入力を意識したアプリを推奨したりして、ここに関しては今後の展開に期待。

今のところ期待できるアプリはMicrosoft Office関連とAdobe関連が本命といったところ。

Microsoft OfficeがWindows版と同じ感覚で使えたりキーボード入力でminecraftアプリが快適に操作出来るようになると「Chromebookへの注目度が高まる」こと間違いなし?今後の推移を見守りたい。

Acer, ASUS, hp 教育市場向けのChromebookをそれぞれ発表

acer spinAcer,ASUS,hpから新たに教育市場をターゲットとしたChromebookが出るとのこと。共通点は全てフリップタイプ(360°コンバーティブル)である点。

Acer Chromebook Spin 11

まず王者AcerからAcer Chromebook Spin 11。

[table]
ディスプレイ:11.6″ IPS Touch Display w/Antimicrobial Corning® Gorilla® Glass
CPU:Intel® Celeron® N3450/N3350 (Apollo Lake)
RAM:4GB/8GB LPDDR4
内部ストレージ:32GB/64GB onboard eMMC storage
接続ポート:[USB-C]x2 [USB-A 3.0]x2
外部メディア:Micro SD
重量:1.4kg
[/table]

USB-C搭載は最近デフォルトになっていますね。ケーブル自体もかなり安くなってきてます(3本で¥1,000程度)。

特筆すべきはChromebookとしては初となるApollo Lake搭載のChromebookである点。

生徒達の雑な扱いに耐えるよう、米軍で採用されている軍事規格MIL-STD 810G military standardを満たす。その分やや重ためになっています。

また、Android App対応でスタイラスペン付き。価格は$300程度となる見込みです。

ASUS Chromebook C213

こちらはまだ情報不足ですが、スペックに関しては概ねAcer Chromebook Spin 11と同じと予想されます。Android App対応、スタイラスペンを標準装備しているところも同じです。

ASUS Chromebook C213

HP X360 11 G1

HP X360 11 G1

スペックですが、Acer Chromebook Spin 11とほとんど同じ。違いはUSB3.1なところと、ペンがオプション扱いなこと。

この3つに関しては完全にガチンコ勝負。教育市場においては営業力によって決まってくるかと思います。

Apollo Lake CPUについて

これらのモデルに搭載されるIntel® Celeron® N3450ですが、過去に搭載されていたCPUとベンチマークを比較すると

[table]
N2840:1011
N3060:963
N3350:1144
N3450:1765
3855U:1694
[/table]

といったところ。3855UはLenovo Chromebook 13に搭載されており、4GBモデルでオクタンスコア15,361を叩き出しています。

参考:【米アマゾン】Lenovo ThinkPad 13 Chromebookがセール中

まとめ

今後、Android Oについてはアプリに関してChromebookへ最適化するようお達しがあったみたいです。いち早くAdobeがAndroidアプリをChromebook向けに最適化したようで、今後ますます教育市場でChromebookが活用されていくと思います。昨年の段階で2000万人を超える生徒がChromebookを使っていると書きましたが、ますます加速していきそう。

今週のニュース 2017年3月上旬

今週のニュースです。

Chrome Pixelを巡る騒動

先週から今週にかけて海外ニュースサイトが大騒ぎ。コトの発端は「Googleが今後Pixelをつくることはない」という情報。この情報が出てからGoogleに非難轟々。

ところが2,3日前にGoogleが公式でそれを否定。

どうやら今後のPixelの販売に関してはNo Planというのが間違って伝わったようで、今のところ予定はないものの今後については未定、という状況のようです。

それにしても意外というか痛快というか、海外サイトの騒ぎっぷりはすごかったです。

Pixelは発売当初、バカげたデバイスとして嘲笑の対象だったのですが、辞める、といったらここまで騒がれる存在に。

Pixel自体は新モデルが出ている訳でもなく、発売時からそんなに変わらないのですが、この反応の変化はChromebookを取り巻く環境が大きく変わったことを意味しています。当初はブラウザしか使えなかったChromebookが拡張機能とアプリの充実、そしてAndroidアプリの実装などでChromebookで出来ることが大きく拡大。今や出来ないことを探す方が難しいといったくらいに。

やっぱりGoogle先生は正しかったんや・・・っ!

Chromebook界の王者 Acer

2016年度のChromebookの統計によるとAcerがシェア28%でトップに。

ChromebookはGoogleのCR-48,SamsungのものとAcerのもの3つでスタートしたみたいですが、長年やっている強みが出ているようです。

AcerはCB3シリーズのような低価格帯のものや15.6インチのデカイやつ、タフなやつ、Chromebook 14のようなバランスのいいやつ、R11というフリップタイプ、Chromebook 14 for workのようなプレミアムモデルまで幅広く網羅。

デバイスの売上だけでなく教育市場へのサポート・アフターサービス等含めて相当潤っているんだろうなあ、という感じがします。6年間で次々と新商品を投入し、教育市場を圧倒的に抑えていくスピード感はグローバル企業の鏡。とはいってもシェアが28%ではまだまだ安泰とは言えないので、激しい戦いが今後も続きそうです。