【噂】AMDのAPU搭載Chromebookが開発中?

By | 2017-10-18

Ryzen発売で今年大きな話題を呼んだAMD。そんなAMDのAPU(Accelerated Computing Unit。CPUのようなものです)を搭載するChromebookが開発中との情報が出てきました。

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Chromebook “Grunt”

AMDとは何ぞや?というと、CPU(AMDはAPUと呼んでます)を作っているメーカー。Intelが有名なので、イマイチ影が薄いですが、れっきとしたメーカーです。その他、グラフィックボードのRadeonシリーズを販売したりしています。

性能・省電力性はIntelに及ばないが、比較的安価で、内臓グラフィック性能では一歩優るというのが従来のAMDに対する評価だったのですが、今年Ryzenシリーズという(内臓グラフィック性能のない)CPU(APU)を発売し、その圧倒的コストパフォーマンスで高評価。特に、最上位Ryzen Threadripper 1950Xは希望小売価格$999でありながら16コア、32スレッドというとんでもないものとなっています。尤も、現在は少し値上がりしていますが。

そんな勢いのあるAMDですが、グラボ前提のRyzenシリーズとは別に、(PRO)Aシリーズと呼ばれる、グラフィック内臓型APUを販売しています。今までChromebookでAMD製のものはありませんでしたが、AMD製モバイル用APU搭載のChromebookが開発中なのでは、というのが今回のニュース。

This week we dug up some commits that present us with yet another Stoney Ridge AMD Chromebook to look forward to at some point in the not-so-distant future.

‘Grunt’, the code name of the new board, was added to the repository just last week and has yet to provide many details about the new device but from the overlay file, it is clear we are looking at a new Chromebook in the works.

New AMD Chromebook In Development: Meet Grunt

現行ではBristol Ridge、次世代はRaven Ridge(Ryzen+Vega)という名前ですが、今回開発中と目されるのは、旧世代のStoney Ridgeと呼ばれるもの。いくつか候補はありますが、A9-9420もしくはA6-9210 (共にグラフィックはRadeon R5)が有力。

消費電力が15wP程度と、IntelのmシリーズやYシリーズの7wと比較して高く、Chromebook向きではないか、と思って今まで記事にするのをスルーしてたのですが、先日お伝えしたAcer Chromebook 11 C771 が同じく15wのCPUを搭載しながらも13時間という長時間バッテリー駆動を実現するということで、紹介に至りました。

Stoney Ridge 2モデル

現在Stoney Ridgeにはいくつかモデルがあるようですが、可能性が高そうなA9-9420 APUとA6-9210について、現在のスタンダード的なCeleron N3160、(chromebookの中では)最高峰のCore i5-6200Uとの比較でみます。

Model A9-9420 A6-9210 Celeron N3160 Core i5-6200U
CPU benchmark 2,368 1,945 1,700 4,006
Graphics Radeon R5 Graphics Radeon R5 Graphics Intel HD Graphics 400 Intel® HD Graphics 530
Graphics benchmark 966 966 313 1,000
Price ? ? $107 $303.00 – $312.00

CPU、グラフィック性能のベンチマークはpassmarkのものです。こうしてみると、A9-9420、A6-9210ともに、N3160より良さそうです。CPUベンチの数値的には、A6-9210がIntel Core2 Duo E8235、A9-9420がIntel Core i5-4210Yとほぼ同じ。Intel Core i5-4210Yは4世代目のYシリーズ、ウルトラブックやタブレットに用いられていたようです。

後は、価格次第ということですが、Intelと比較してAMDは安めなので、ここに期待。A9-9420、A6-9210が$100を切るようであれば、グラフィック性能の優位性の面で利点があるかもしれません。

ただ、記事ではStoney Ridgeの可能性に触れていますが、Ryzenコアを使用した2世代先のRaven Ridgeも登場しつつある今、やや時代遅れ感が拭えません。とはいえ、今後の、例えばRaven Ridge搭載のChromebookへの布石として、ここら辺で作ってみてほしいです。

今が狙い目のおすすめChromebook(更新日:2017.10.18)


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