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Chromebookとネットブックとの違い

巷では未だに「ネットブック」だと思われているChromebook。

個人的にはChromebookと普通のPCは別物なので真っ向から比較するのはナンセンスだと思っているのですが、黒歴史などと言われることもある「ネットブック」と混同されるのもちょっとシャクなので記事にした次第であります。

共通点

「ネットブック」は名前が示唆する通り、ブラウジングやメールなどを主目的とした(当時としては)安価なPC。

ネットブック(英: Netbook)は、ウェブサイトの閲覧や電子メール・チャットなどの基本的なインターネット上のサービスを利用することを主な用途とした、安価で小型軽量で簡便なノートパソコンのカテゴリーである。2007年から各PCメーカーから発売され、2012年に新規販売を終了した。(Wikipediaより)

かつてのネットブックはブラウジングやメールを主目的としながらも、Windows 7の簡易バージョンなどが入っていて、一応Windowsで出来るたいていのことは出来るのでした。Officeとか。とは言ってもヘビーな使い方には耐えることが出来ず、あくまで2台目以降のサブマシンとして需要がありました。

かつて使用していたネットブック。

かつて使用していたネットブック。

今ではhpのSteamやASUS EeeBook X205TAなど安価なPCなどが完全にネットブックに取って代わった感じです。勿論性能は格段に上がっていると思いますが。

かたやChromebookはもっと限定的で、初期の頃はネットだけ使えればいいというものでした。

Chromebookは今ではアプリや拡張機能が充実し、単なるブラウザーからChromeアプリ・Androidアプリを使うプラットフォームへと進化しているものの、Windowsアプリのインストールなどは出来ませんし、Officeを使おうとするとOfficeオンラインを使う必要があります。

ネットブックとChromebookの決定的な違い

どちらもネットでのタスクが主目的と言ってますが、実はここに大きな違いが存在します。

ネットブックの場合はWindowsを積んでいるため、原理上はWindowsで出来ることは一通り出来ることになっています。用途は幅広いはずなのに「ネットブック」と名乗っていたのは、スペック的にブラウジング以外のタスクには向かない、でもブラウジングくらいなら問題ないという理由からです。この点を考えるとネットブックは消去法的にブラウジングを主目的としている、ということになります。

一方、Chromebookは初めから目的が非常に明確で、その目的(=Chromeを動かすこと)を達成することのみを考えてOSとハードが設計されています。私の所有していたネットブックは容量がたしか120GBくらいあったと思いますが、Chromebookはネットに特化しているので、このご時世にHDD容量16GBという割り切ったハード設計が可能なります。その結果が$100台の安価なChromebook達と余計な機能が一切入っていないことによる起動・終了の圧倒的スピード。また、安価なPCでありながらネットのブラウジングに関してはMac Bookより速いなどという現象が生まれることになります。

ネットブックはインターネットでのブラウジングやメールを主目的としていると謳ってはいるものの、そういった作業のために最適化されている訳ではありません。起動→更新中・・・というのも普通にあります。ChromeOSにはそういった煩わしさはありませんし、セキュリティも万全です。ネットに特化するという点においては一切ブレない、それがChromebookです。

まとめ

結局のところChomebookのメリットはChrome OSのメリットそのものです。少なくとも安価なChromebookについてはハード的な優位性はほとんどありません。まあこの点については価格相応です。

唯一あるとすれば、価格の割にディスプレイが良いことくらい。Acer CB3-131などは2万円台(アメリカでは$169ですけど)のChromebookでIPS液晶を搭載していますが、WindowsのノートPCで2万円代はそもそもほとんど存在しませんし、安価なPCとして人気を博している「ASUS EeeBook X205TA」などはTN液晶です。まあこんなのはあくまで「ついで」なのでメリットというほどでもありません。

また、ChromebookがあればWindowsやMacは不要と言うつもりも一切ありません。ChromebookはWindowsやMacを車とすると、原チャリ〜ビッグスクーターみたいなものと勝手に思っています。ちょいと使うなら非常に便利&低価格で低燃費(=バッテリー持ちがよい)&維持費が安い(=セキュリティにかかるランニングコスト0)、でも本格的な仕事になると他のデバイスでないと出来ないこともあります(もちろん私の父のようにChrome OSですべて事足りる人もいます)。

なんにせよ、現状PC選びというとWindowsかMacかの2択状態。少なくとも選択肢としてChromebookもありますよ、ということを声を大にして言いたいのであります。


Acer R13 の実力-海外レビューまとめ

Acerの新たなフリップタイプのR13。レビュー情報がちらほら出てきたのでまとめておきます。

外観

アルミ製ボディで高級感はあるようで、MacBook Proと間違えた人もいるくらいだとか。薄さ1.52cmとかなり薄め。かつバッテリーは11時間もつとのことで、携帯性は悪くなさそうですが、重さ1.45kgとやや重め。13インチタイプにしては普通の重さですが、重くても、でかいPCを持ち歩きがちなアメリカ人のココロにジャストミートか。

これまでのChromebookはデザイン面はWindowsの使い回しで目新しいものがなかったものの、メーカーもChromebookに力を入れ始めてデザインもこだわるようになった模様。特にAcerはデザインが不評だったものが多いそうですが、このR13に関してはPixelを彷彿とさせるデザインが奏功したようです。

入出力はUSB Type-C,HDMI,USB 3.0,マイクロSDが左側面に、ヘッドホン端子とセキュリティロックが右側面に配置。電源はUSB Type-Cからとります。

ディスプレイ

ディスプレイは13.3インチのタッチ対応ですが、画質については賛否両論。価格の割に明るさ、色合い、視覚野の広さ共に申し分ないという人もいれば、少し赤みが強く、青みが白っぽいとの辛口意見も。また光沢モデルなのでタッチすると指紋が付き、アウトドアでの使用はあまり推奨しないとのこと。

RGBスペクトラムではAsus Chromebook FlipやThinkPad 13 Chromebookよりも良いがDell Chromebook 13や他のウルトラブックには及ばないとのこと。これは少し残念ですが、個人的にはFlipでも十分だと思っているのでまあよし。明るさは逆に254 nitsでFlipの283 nitsには及ばないとのことです。

キーボード、トラックパッド

キーボードの質は良いようです。1.6 mmのキーピッチで52gの抵抗があるようで普通の人なら満足出来るレベル。トラックパッドも問題なし。むしろトラックパッドの滑りが他のモデルに比べて良く、快適に長時間使用出来るとのことです。

ハード性能

「MediaTek MT8173C CPU」(メモリ4GB)を積んだモデルのレビューでは、マルチタスクがサクサク出来るかというとそうでもないとのこと。Youtubeを1つのウィンドウで開きつつもう1つのウィンドウで9つのタブを開くと、ややモッサリする模様。ASUS Flip 100PAより少し良い程度。なお、オクタンスコアは約10,000。ただ省エネで熱くならないのが長所。明るさ50-60%くらいに抑えれば12時間、明るさ75%でも8~9時間は持つとのことです。

という訳で、この点についても賛否が別れるところではあります。この辺りは使用目的で捉え方が変わると思うのですが、フリップタイプはどちらかと言うと、動画を見たり、アプリゲームをしたり、といったエンタメ性を求める人に訴えるものだと思うので、そういう使い方をするなら、さほど問題ないと思います。逆に、タブを開きまくって仕事などでガンガン使う、というなら他のものの方が良いかも知れません。また、今のところはBetaチャネルにしないとGoogle Play Storeは使えないそうです(近日対応とのこと)。Betaチャネルの設定はクローム設定>>>Chrome OSについて>>>詳細情報>>>チャネルの変更と進めばOK。

その他

スピーカーはノートPCにしては、という意味だと思いますが、なかなか良いようです。

R13まとめ

ドデカイタブレットとしても使えるアメリカらしさが全面に出たモデル。デザインの出来は良く、他のスペックもよくまとまった良モデルというのが大まかな印象。アメリカでは$350程度で流通しているようです。この価格なら申し分ない。

残念ながらアメリカアマゾンからは発送出来ない商品なので、eBayやスピアネット(参考:日本へ送れない商品購入時にオススメ!転送サービス「Spearnet(スピアネット)」の使い方をご紹介します。-力こそパワー)などを利用するしかありません。

2017.8.24 追記
日本への直送に対応する数少ないモデルの1つとなり、ぐっとハードルが下がりました。画面のデカさで選ぶならこれ1択です。

最後にレビュー動画を載せておきます。


【噂】Chrome OS搭載のLenovo Yoga Book の発売が確定か

独特のタッチパネル式キーボードで話題を集めたLenovo Yoga Book。現在はWindowsとAndroid搭載モデルが発売中ですが(売れすぎて出荷未定とのこと)Chrome OSを搭載したYoga Bookの発売がほぼ確定とのこと。コードネームはPbody。

まあChrome OS版が出るというのはある程度予測済みなのでそんなに驚きはないですが、発売されれば楽しみなデバイスではあります。気になるタッチパネルでのタイピングですが、モーターを搭載し、タイピングすると震えることでキーの打ち心地を表現するとのことです。これがどれだけ違和感なく使えるかが鍵になりそうです。現状わかっているのは「Skylake Core Mプロセッサを搭載すること」のみですが、メモリは4GBというところでしょうか。

Windows版は薄さ4.05mm、約690gでこれはこのままでしょう。発売されれば現行最も軽いASUS Flip 100PAの890gより軽くなり、携帯性は抜群となりそう。気になるのがWindows版でバッテリーが13時間持つとのこと。Chrome OSを積むことでバッテリー持ちがむしろ悪くなるとは考えにくいので、もしかしたらとんでもないことになるかも知れません。今後の推移を見守りたいと思います。